9月11日(火曜日)





美食三昧♪(その4)


イタリア・ワインの王様の里・バローロ
<1つ星リストランテ>
美食の州、ピエモンテのグルメ旅♪ そう決めたはいいが、いかんせん情報が少ない場所です。
     どこか良いレストランの情報はないかな〜と思っていた矢先、
          雑誌ブルータス2001年8/1号「イタリアかぶれ2001」が出ました。
そこには"10年で倍!ワンスター・レストラン急増地帯、ピエモンテ、ターナロ河沿岸のなぜ?"
という記事!!! なんとアスティ、イゾラ・ダスティ、カネッリ、バルバレスコ、アルバ、バローロ・・・、まさに
このエリアのミシュラン1つ星レストランが11軒、全て紹介されていたのです。これは捨て置けぬ。
バローロの1軒だけでも押さえておかなければ!!!





Locanda nel Borgo Antico
ロカンダ・ネル・ボルゴ・アンティコ

近郊出身のシェフは、本場伝統のピエモンテ料理に創意工夫を加えて、斬新でオシャレな新ピエモンテ料理を作り出します。
まずは付出しがサーブされました。
カメリエーラの「テンプーラ con フォカッチャ」という説明どおり、まさに日伊合作?野菜のかき揚げ、フォカッチャ添えです。クロは店の周辺を散策したとき、厨房に日本人がいるのを見たとか・・・(私は見そびれてしまった(>_<))。これはその人の発案でしょうか。
ワインは赤をグラスでいただきました。それでも、ちゃんとBarolo Conteisa Cerequio (1996) だったのが嬉しい。ちなみに1996年〜2000年、連続してピエモンテの赤は当たり年だとか。そしてCasaのパンはハーブ入り。うーん、さすがミシュランの星が付くだけのことはあります。
前菜は2人で1皿。
仔牛のあご肉バローロ煮込み、焼きエシャロットとポレンタ添え
(Musetto di vitello al Barolo con scalogni tostati e polentina della Langhe) Lit.20,000です。
あご肉だということはカメリエーラが身振りで教えてくれました。
こくのあるソースと、とろけるような肉♪ 下に敷かれたポレンタとの相性も計算し尽くされている感じです。ちなみに "ポレンタ" はトウモロコシの粉を練り上げたこの地方の食べ物。
プリモ・ピアットに選んだのは、ポルチーニ茸のタッリャテッレ("Tajarin" tagliati a mano con funghi porcini) Lit.20,000。
これも2人で1皿。
なんとこれが意外やカレー風味なのです。とはいえカレーは香りとして使われているだけで、決して味が辛いわけではありません。かつて王侯貴族がエキゾチックな高級品として好んだのでは?と思ってしまう、ものすごぉーく優雅で上品なパスタ♪ Tajarin(タヤリン)とはアルバ生まれ、ピエモンテ唯一の乾燥パスタだそうです。
そしてセコンド・ピアット。私はウサギの肉詰め、香草(タイムとローズマリー)オーブン焼き
(Coniglio disossato, farcito, cotto al forno al profumo di timo e rosmarino) Lit.30,000。
このソースがまた、しつこすぎず、軽すぎず。ウサギとバランスの良いこと♪
一方、クロは石焼き仔羊(Sella di agnello cotta sulla pietra alle erbe) Lit.30,000。
丸い石板の上でジュージュー音がしています。
写真提供:クロ
1つ星レストランはイタリアにしては分量も上品なので、ドルチェも余裕で別腹に納まります。
左は私の温製タルトレット、アスティ・マスカットワイン風味のクリーム添え(Tortino caldo di nocciola tonda gentile con crema al Moscato d'Asti)。ピエモンテ州の伝統的なチョコレート・ケーキ、ボネ(Bonet)をアレンジしたのかな? 真ん中の穴から温かいチョコレートソースがとろーっと出てきて、外のソースと味の変化が楽しめる、深〜いドルチェでしたよ♪
右はクロのザバイオーネ、ラズベリー(?)ソース。これもピエモンテ伝統のものですが、通常よりプリンっぽかったらしい。
カフェについてきたプチフールもすっかり
いただきます。


  あ〜〜♪
   モルト・ヴォーノでございました〜♪


お会計は二人でLit.175,000(チップ別)。
一人ほぼ\5,000。
この写真はみんな帰った後に撮らせていただいたものです。

実は私たちの前に旅行者らしきグループなど数組、その後、町の名士といった雰囲気のカップルや祝い事かなにかの家族で予約席が埋まると、全テーブルがふさがっていました。
 
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