9月11日(火曜日)
農村地帯をわがまま移動(1-3)
バローロ村・観光
後編 (散策) |
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番地で捜していたリストランテは村の中心らしき広場にありました。写真、右の建物がソレ。開店の12:30まで間があったので、周辺を散歩して時間をつぶします。観光客もチラホラ、バローロワインを並べるカンティーナ(Cantina・ワイン小売店)もあります。
中央奥に一部が見える立派なビルはワイナリーのひとつ、BORGOGNO社。ボトルがベルトコンベアーで運ばれているのか、洗浄機にでもかけられているのか、中からはリズミカルにガラスがぶつかる音が聞こえてきました。
ランチは次のページでゆっくりご紹介するとして・・・。
食後は本 [※注↓] で紹介されていたワイナリー、E.Pira & Figliを探します。ただ、この地方は道に迷いやすく予定通りには行動できないと書かれていたのを読んで悩んでいるうち、アポを取らないままの出発となってしまいました。
だから飛び込みで見学をお願いしてみるつもりだったのですが、村の端にあったそのワイナリー、大きな扉が堅く閉ざされているではありませんか。半地下の窓から中の様子を窺っても何も判らない(半地下はワイン樽の貯蔵庫らしいのです)。あっ、もしや昼休み!?!? ダメモトと思っていただけに扉を叩くまでの勇気もなく、諦めることにしました。
やっぱりアポは取っておくべきだった・・・。
※注 旅名人ブックス14 『北西イタリア・サヴォワ地方』 日経BP社
↑ワイナリー、E.Pira & Figli。
←いかにもワインの村らしいアクセント。
ぶどうやワインを運搬しなければならないので、ワイナリー近くの道はトラック1台がギリギリ通れる程度の道幅はあるようです。
帰路、村のすぐ手前にあった別のワイナリーに一縷の望みをもっていたのですが、車の中から見る限り、やはり門が閉まっていて飛び込みは気が退ける雰囲気でした。
231号線でガソリンスタンドに寄り、イゾラ・ダスティまでは順調にドライブ。でもモンベルチェッリ村方向への分岐を左折しそびれてしまいました。道路工事の片側通行による渋滞、見覚えのないトンネル・・・。実はこの456号線、昨日ドライブしたリヴィエラ海岸沿いのヴォルトリまで続いていて、やたら
[Voltri] という標識が目に付きます。地図上でどこにいるのか判らなくなったクロは不安そう。でも私はまっすぐ進むことにします。引き返せばまた渋滞にはまるし、頭にあったアバウトな地図の記憶では、このままニッツァ・モンフェッラートの町まで出さえすれば、逆から我らがヴィンキオ村に通じる道があったはず。
ちょっと遠回り、そして村の中心部の狭い道を抜けなければなりませんでしたが、アグリツリズモまで無事たどり着くことができました(ホッ)。