9月13日(木曜日)〜17日(月曜日)





美食三昧♪(その6−3)

トリノ
<カフェとチョコの街>
1つずつ金紙に包まれた屋根のような形のチョコレートを食べたことがある人も多いことでしょう。それはGianduiotti (ジャンドゥイオッティ)という名で、トリノの名物。日本ではジャンドゥーヤと呼ぶほうが一般的かな? ジャンドゥーヤのほうが広義で、ナッツを練り込んだチョコ全体を指すような気がするので、ここではジャンドゥイオッティで通しますね。とにかくトリノでは多くのカフェが自家製ジャンドゥイオッティを売っています。
そしてそのカフェがまた由緒正しい。
最も古い 「ビッチェリン」 にはニーチェ、アレキサンドル・デュマ、プッチーニも訪れたというし、それに劣らぬ輝かしいストーリーをもつ ---貴族、文化人、革命家、政治家の交流の場として歴史の最前線を見てきた--- 老舗カフェが何軒もあります。



Cafe Torino
カフェ トリノ


1903年創業。サンカルロ広場にある。
戦後は映画俳優も通ったとか(J・スチュワート、B・バルドーなど)。
外の席で、”ビッチェリン” を注文。これも
トリノ名物です。
下からコーヒー、ココア、生クリームと三層
になっていて、耐熱ガラスのカップで出て
きます。ここでは、つまみ(?)にチョコが付い
てきました。


     月曜日の朝は店内の席でサンドイッチと
     カプチーノをいただきました。
インテリアは創業当時のハイファッション、アールヌーヴォーでゴージャス!
店構えが客を選ぶのか、この時は男女を問わずスーツ姿のお客さんばかりでした(外はそうでもないけど)。

数軒離れたカフェ・サンカルロ(1828年創業)は、さらに敷居が高そうな店。実はこの朝、行こうと思ったらシャッターが下りていたのですが‥‥。初代イタリア首相のカヴールは、サンカルロのビッチェリンが好きだったそうな。

Cafe
Muulassano

カフェ・
  ムラッサーノ


1907年創業。カステッロ広場。
オペラ歌手や政治家が常連だったという格調高い老舗のひとつです。また、イタリア版サンドイッチ発祥の地で、ショーケースに並ぶサンドイッチの種類も豊富。
店の前のアーケード。
↓   カフェ・トリノやカフェ・サンカルロと違い、入口
    も店内も小さめ。


Cafe Baratti & Milano
  カフェ・バラッティ&ミラノ


1858年創業。カステッロ広場。
サヴォイア家の紋章を授与されたという名店。「バラッティ」が代名詞となるほど、この店のジャンドゥイオッティはポピュラーです。カフェではカプチーノを飲みましたが、もちろんその奥の売り場でチョコを買いました。店員さんに勧められた新製品も美味。普通はナッツが練り込まれているのですが、新作は粒状ナッツも入ったタイプでした。こちらは希少価値もあるかも。


Cafe Platti
カフェ・ プラッティ


1870年?創業。V・エマヌエーレII世通り。
私たちが泊まったホテルの向かい側にありました。フィアットの創業者なども常連だったそうです。
ここのチョコはBoxがオシャレ!

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