海外携帯電話・体験報告

いまや持っていないと不安になるほどの携帯電話。
海外だって同じじゃないですか?



この情報は2004.11月現在のものです。価格やシステム等、
変動することもありますのでご了承ください。
< どの携帯にする? >

海外携帯電話を使おうと思うなら、いろいろ比較検討してみましょう。各社それぞれ特色があります。それを把握した上で、自分にあう携帯を選んだほうがいいと思います。
私が利用しているのは、海外携帯電話のモベルコミュニケーションズで扱っているO2(英国の通信事業者)のSIMカード。月々の基本料金がかからないから、初期費用を払ってしまえばあとは通話料のみで半永久的に使えるのが魅力です。初回はレンタルでしたが、2度レンタルするなら買った方がお得!! と考えました。

※SIMカードとは
携帯電話の中に入れるICチップのこと。
ほとんどの国で採用されているGSM方式の携帯電話は、電話機本体にSIMカードをセットしてはじめて使用できます。そのカードに、電話番号など通信事業者との契約情報が入っています。
だから基本的にはSIMカードを他の機種に差し替えることも、1台で複数のSIMカードを使うことも可能です。ただし交換できないようになっている(=SIMロックされている)携帯もあります。

以下、2003年購入時に検討したことを列挙します。あくまで私個人の利用形態に基づいた考え方ですが、ご参考までに・・・。
データは2004.11現在
モベル ドイツテレコム Vodafone 各社レンタル



電話本体
+SIMカードで
    \6,300〜
 (北米もカバーする
 機種はもっと高い)

SIMカードのみなら
      \5250
SIMカード  \1,890
電話本体は
     \33,600〜
海外専用V66
  +USIMカード
        \2,205
+契約事務
  手数料  \2,835
私の知る限りでは
1日/\630〜\1,050程度。

指定航空会社を利用すればレンタル料無料というものもあるが、他に基本通話料の設定があったり、システムは様々。
別途、保険料や返却費用等がかかる場合もある。



 なし 月\2,100
(最低6ヶ月)
月\630
(年割加入で\567)




例1)イギリス
 受信    \0
 国内   \70
 日本へ \160

例2)イタリア
 受信  \200
 国内  \160
 日本へ \380
例1)イギリス
 受信  \84
 国内  \52〜128
 日本へ\197〜347

例2)イタリア
 受信  \84
 国内  \63〜73
  (+接続料
     \23〜50)
 日本へ\223〜491
例)イギリス
   ・イタリア
 受信 \110 〜160
 国内  \75〜115
 日本へ\175〜265

※ローミング会社に
  よって差がある
各社いろいろだが、概してVodafoneより高いような気がする・・・
(調査不十分です(^^ゞ)

■レンタルは、毎回手続きしなければならないこと、受け取りと返却の手間がかかること、その都度、電話番号が変わること、などが面倒である。

■老舗のドイツテレコムは月額基本料が高額なので、法人や長期滞在者向きだろう。

■ドイツテレコムを除けば、通話料は全体的にVodafoneが安い。
      ※イギリスはモベルが安い。詳細は各社のサイトを参照してください。
ただしVodafoneは使わなくても月々基本料を支払うことになるから旅行頻度が多く通話時間も長いという人にはお得だろうが、私のように年1回、2週間弱の旅行ではその基本料金(12ヶ月分)がレンタル料金と大差ない。
モベルなら一旦購入してしまえばその金額で、イタリア・クロアチア→日本で 18分弱、ギリシャ・キプロス→日本なら 23分強も通話できてしまう。

■上の表にはないが、Docomo利用者は通常と同じナンバーで使える海外対応機種があるらしい。これは通話料の他に、使った月だけ基本料がかかり、Vodafoneとモベル・O2との中間にあるように思う。
      ※Docomoユーザーでない私には検討の余地なし。

■VodafoneやDocomoは通常の電話番号と同じにすると便利である反面、不要な着信を受けてしまう可能性アリ。かかってきた電話の国際ローミング部分は自分持ちであることも考慮したい。
反対に日本からモベルのO2へかける場合はイギリスへ国際電話をすることになるので、かけてもらうのは申し訳ない、ということもある。さらにイギリス以外に居ると、自分(受信者)にも負担がかかる。

■こうして調べていくうちに私にとって決定的な問題が発覚した。2003年当時、渡航先のクロアチアがVodafoneのサービス圏外だったのだ (2004年のキプロスもまたまたVodafone圏外だった)。そうでなくとも購入するならローミング・エリアは広いに超したことはない。

■モベルではSIMカードのみの販売もある。この場合は当然、電話機本体を別途入手しなければならないが、SIMを交換できたり機種の選択肢が広がるというメリットがある。
VodafoneやDocomoも含めセット販売のものは、SIMロックがかかっていて交換不可能だったり専用機でないと使えなかったりする。

■上記はすべて国際ローミング (正確にはモベル・O2はイギリスのSIMで、ドイツテレコムは当然ドイツのSIM。どちらも本国以外で使うと国際ローミングとなる)。
その他に渡航先のプリペイドSIMカードを使うという手がある。国内通話は国際ローミングより現地のSIMのほうがお得。ただプリペイドSIMにはデメリットも多い。
まず初期手数料がバカにならない。
     ※国や通信事業者によるがUS$50〜60程度で、無料通話が$10〜$12程度つくというものが多そうだ。
もちろん電話機本体は別だ。また、購入するまで(経由地でも到着時も)使えなければ、購入するまで電話番号も不明。通話料金をリチャージする手間もかかる。通話中に料金不足になるかもしれないし、キリよく使い切ることも難しいだろう。

■以下は私が検討したときになかった情報。
最近になってドイツテレコムでも基本料無料の携帯が発売された。ただ最長で2年間しか使えないというから、無期限のモベルに勝るものではないように思う。


※そのほか海外携帯についてはグローバル・モービル・フォン・クラブが参考になります。

< 私が選んだ携帯は・・・ >

当時はVodafoneもモベルも「携帯電話機+カード」が今より高かったのです。いろいろ悩んだ末に、電話機本体はネットオークションで中古品を入手、モベルではO2のSIMカードだけを契約しました。

いざ手にしてみると、オークションで買った本体のほうには困ったことがありました。台湾仕様で、説明書も中国語だけだったのです。前回レンタルしたものとほぼ同機種だったから基本操作は知っていましたが、カードを取り付けるのは初めて。図と漢字でなんとなく理解したものの、かなり戸惑いました。そもそもネットオークションでの購入にはリスクが伴うでしょうし、サポートなどの点からも、あまりお勧めはできません。

当初は「O2のSIMカード+現地プリペイドSIMカード」と組み合わせて使うつもりでした。でも旅行中にプリペイドSIMを購入する手間や途中で電話番号が変わる報告をするのが面倒になり、ずっとO2を使い続けています。
実際の使用状況をみると、プリペイドのほうを初期手数料が浮くほど使っていたとも思えませんから、入れ替えなくて正解だったのでしょう。

< 使い方など >

機種によって操作方法は様々でしょうが、ボタンの位置さえわかれば、特に難しいことはないと思います。
気を付けなければならないのは国際電話をかけるとき、最初に「+」をつけること。それに続けて、国番号、最初の0を除いた相手の電話番号、と入力します。
そのほかモベル携帯同士の場合にも、若干、ナンバーを変更しなければならないようです。

今まで(レンタルも含め)、使用した国はフランス(パリ市内とCDG空港のみ)、ギリシャ、クロアチア、キプロス共和国、オランダ(AMS空港のみ)ですが、通話品質に問題を感じたことはありません。ギリシャの洋上(フェリー)では、アンテナ数が少ないかな?と思いましたが繋がるようです(使っていないので品質は不明)。国際ローミング部分はローミング先の通信会社次第ですが、数社の通信会社がある国では最適な状態の会社を自動的に選択してくれるようです。





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