●DEATH NOTE
「こうなるとどいつもこいつも 殺した方が世の中の為になる奴ばかりに見えてくる」(月)
ス バ ラ シ イ 。
悪を主人公にそえる反少年誌的な試み、一昔前の社会哲学、倫理学を彷彿とさせる衒学、初っぱなからICPOなんかが出てきて大きい話を予感させつつ広げすぎの不安を感じさせないバランス感覚、良質なノベライズの序章を読んだような気分にさせてくれました。漫画という媒体でそれがウケかどうかはともかく、僕はこういうの好きです。
主人公に知能犯をそえたのも大人の読者としては嬉しい。原作者付きの漫画ですし、ミステリ業界もビックリのような頭脳戦を描いていって欲しいと思います。
●ワンピース
らぶりートナカイ。「マリモばか」の次のコマでちゃんと臨終してる細かい演出が好きです。 そして歴史を巡るロビン物語は最終目的地ラフテルへ、この壮大な伏線が絡み合ってるロビン物語が一番の見所かなぁ。あと30巻分くらいで明かになるんでしょうか。今週号の他のメンバーとロビンの間の微妙な距離感とかは好きです。
●ボーボボ
スピニングバードキックとか、「いるかボケ!!」のローキックのコマの妙に質感のある蹴りの重さの伝わり具合とか、今週はアタリエピソード。コマンダーの人好きだった。
●テニスの王子様
「で出た… 柳生の一撃必殺『レーザービーム』」(ギャラリー) ツッコんだら負けなんでしょうか。ビームって!紳士なのにビームて。
●武装錬金
次回斗貴子さん単独バトル篇か!?問題はパジャマ(ジャージ?)のまま闘うのかどうかというあたりだが、特技早着替えって言ってたからいつの間にかいつもの制服に着替えてる可能性大だ!
●ダー
若い…と思ったらほんとに若い18歳の作者だった。前に黙々と好き勝手な自主トレして最後はホームラン読み切り読んだときも書いたけど、自分の世界を構築して黙々と勝手なトレーニングに没入して実は実力ついてましたっていうのはほとんど妄想なんだよね。現実は1をひたすら繰り返した奴よりも1、5、10と理解してその後で間の数字を埋めていくようにトレーニングした奴が勝つ。持論ですが。
●いちご100%
「うおっ!タオルしか触ってないのにこの揺れ!!」(真中)
「ぽよん ぽよん」いってます。この擬音。何かを吹っ切っている河下先生の覚悟を感じる。
●ブラックキャット
イヴを手術台に縛り付けて解剖道具を持ち出してみました。このシチェーション。何かを吹っ切っている矢吹先生の覚悟を感じる。
●ごっちゃんです!!
単行本一巻12月4日発売。ばんざーい。ばんざーい。買うのか?
「チキンやろうか」の言葉遊びはいいですね。先週のニワトリを掲げる雄大なコマの感動は偽りだったんじゃないかと思えるほどに食う気満々です。
●サラブレッド
裏投げだーっ!!と一人で盛り上がっていました。内股すかしと読ませといて裏投げだったーっ!!みたいな。受け止めてからいくやつじゃなくて、スイング式の方が好きだとかマニアックなこと言いたいけど、そんな高度な技は大ちゃん使えるはずありませんでした。
というかこの掲載位置はないよ。
●巻末予告
「悪魔と少年の間に交わされた契約とは一体!?」(LIVE)
悪魔だーっ!今週の小畑先生の死神もドスが効いていましたが、「悪魔ってヤツはこう描くんだよっ!」って感じの梅澤先生の悪魔はその100倍のロックを届けてくれると信じています。
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