(2000年5月〜8月)


2000年1月〜4月

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2000年9月〜12月



8月


「あざやかな瞬間」
<著者>睦月朔子 <発行所>桜桃書房 ¥880

 うわぁ〜!私としたことが!なんてこったい!男同士の愛の話じゃねぇか!これはよぉー!
 県立図書館から取り寄せてもらった本。手にした瞬間、カバーのカラーイラストを見ただけで、めまいで倒れそうになった。くらくら。パラパラめくってみた。パラパラだけでわかる内容。読まずに即返却。
 なにげなく図書館で検索して見つけた本。同名のマンガ((「あざやかな瞬間」清原なつの)内容は、全く違います!!)を読んでいたので、同名の本を見つけ、うれしくなって県立図書館から取り寄せてもらったら、これだよ。
 著者名(いかにも、やおい作者っぽいペンネーム)と発行所名(サクラとモモだぜ)からして、気づけよ。オレ!それなりに、ちょっと怪しんだけどね。まさかね、県立図書館に?
 …、県立図書館は、こういう本も置くんだね。学びました。



「90くん」
<著者>大槻ケンヂ(おおつきけんぢ) <発行所>角川書店 ¥1100+税

 週刊アスキーに連載していたコラムを集めた本である。現在、週刊アスキーには「2000くん」を連載中である。次は2001くん?いつまで続く?どこまで続く?
 オーケンが90年代を、ぼそぼそと語ってくれました。声高に叫ぶんじゃなくて、この「ぼそぼそ」感が良いです。ぼそぼそしたパンは嫌いだけどね。
 あー、そういえば、そんなこともあったね。こんな事件もあったな〜。懐かしいな〜。と、しみじみと思い出させてくれます。ここで、渋い茶をズズっとをすすると、なお良いです。雰囲気作り。
 色々あったね、90年代。ノストラダムスの大予言は、全く信じていない(信じるもなんも、ねえ。ノストラは、人類が滅亡するなんて一言も言ってないのに)私には、笑えるハナシでした。オーケンがコギャルに変身した写真もあります。マニア必見!?
 映画好きにも格闘技好きにも、おすすめしたい1冊。
 ちなみに、当HPアクセスカウント800番ゲット賞品は、この本でした。


「忌野旅日記」
<著者>忌野清志郎(いまわのきよしろう) <発行所>新潮社 ¥480+税

 盛岡市内で買った本。盛岡じゃじゃめんを食べに行った時に、ふらりと寄った本屋で見つけた。仙台に戻ってから、仙台の本屋でも買えるよなーと思ったけど、本は見つけた時に買わないとネ。
 日本ロック界のイマーノが書いた本。ではなくて、(芸能界ではジョーシキらしい)ゴーストライターが書いた本である。あとがきに書いてありました。私も、ゴーストライターを使う身分になりたいものである。
 このゴーストライターがうまいんだな。文章が。だから、ゴーストライターやっているんだろうけど。イマーノがベラベラしゃべって、それを文章にまとめるなんざぁ、みごとです。いかにもイマーノがしゃべっているみたいで、それでいて、イマーノ言葉がくどくなくて。まいったぜ。
 イマーノと交友のある人達が毎回1人ずつ登場する。泉谷しげる、井上陽水、山下洋輔、チャー、三浦友和、などなど。ウラ話満載!ロックファンやイマーノファンはもちろん、そうでない人にも楽しめる本だと思う。
 イマーノは、絵のサイノーがある!


「音泉(おんせん:ライブスポット)map150」
<著者>遠藤ミチロウ <発行所>アスペクト ¥1524+税

 1999年11月7日「続・遠藤兄弟みちのく二人旅」(エンケン&ミチロウ)ライヴで買った本。時々開いて読む1冊。アコギ1本で全国を旅する(?)遠藤ミチロウ氏おすすめのライヴスポット集である。どこまででも行くのね。ミチロウ氏ってば。
 二人旅ライヴを観て、こ、これがロックじゃー!と感動した。二人とも猫好きだった。ミチロウ氏の「温泉FUCK」が、また聴きたいです。遠い知り合いの妊婦が観に来ていた。胎教に問題はなかったか心配だ。


7月


「東京名物」
<著者>早川 光(はやかわひかり) <発行所>新潮社 ¥1553+税

 東京へ行く!と決まるたびに読む1冊である。東京発祥の食べ物、東京もそこ一軒でしか作ってない品物、江戸時代から続く伝統工芸、そういう品を著者が悩みに悩んで80数点をリストアップした本である。「なぜこれが?」と思える東京名物もあったが…。
 一粒5000円の梅干!? 誰が食うんじゃい!?
「海の精(塩)」は、東京でなくとも、健康食品を扱う店などで手に入ることを、著者は知らないのか?
 ペコちゃん焼きは、東京名物に入るのかな〜。 入らないような気がするけど。今ならキティちゃん焼きか?ピカチュウ焼きか?ポコちゃん焼きも希望する。
 この本を読んで、私が、どうしてもほしくなったのは、「馬木の耳かき」である。1本980円より。スス竹製の2980円もある。このスス竹がほしい!と思いながら3年半。2000年7月22日に、やっと買えました!うれしいです。耳かきが楽しいです。


「イヤ〜な東京スポットガイド」
<編集>樽井利江・山崎三郎・村松誉啓 <発行所>アスペクト ¥1200+税

 東京へ行く!と決まるたびに読む1冊である。東京のヤバイスポットガイドである。この本を読むだけで、東京へ行った気になれます。怖くて近づけない場所でも…。
 97年発行の本なので、載っている情報は、すでに古いです。当時は、ナウかった(うわぁ!死語)店も場所も、今では、とほほです。べっつにぃ、東京じゃなくても、ヤバイスポットは仙台でもあるしぃ、である。行ったことも探検したこともないですけど。


「コンプレックス・パワー」
<著者>久住昌之(くすみまさゆき) <発行所>はまの出版 ¥1456+税

 ハゲになるたびに読む1冊。毎年ってことですけどネ。こういうのを愛読書って言うんでしょうか?私の場合は、脱毛症という「病気」なので、コンプレックスとは、ちと違うけどね。
 コンプレックスは、人それぞれ。ハゲだったり、チビだったり、デブだったり、顔のパーツだったり、胸、体毛、性器…。ハゲじゃなかったら、チビじゃなかったら、デブじゃなかったら、金持ちになれるのか?合コンで注目されるのか?異性の性本能を刺激すんのか?コンプレックスのせいにして「損してる」「劣ってる」「消極的だ」と甘えてるんじゃないのか?ハゲだからモテない、チビだからモテない、デブだからモテない、とね。
 コンプレックスのない人間なんていないんだ。自分が思ってるほど、他人は、そのコンプレックスを気にしてないのだ。他人の視線を気にしすぎ!そして、コンプレックスは、負のパワーかもしれないけど、プラスに変えられるもの。当たり前の自分を受け入れて、積極的に人生を楽しもう!という本です。



6月


「鳥頭対談」
<著者>群ようこ・西原理恵子 <発行所>朝日新聞社 ¥1200+税

 おもしろかった。2人のコスプレ写真あり。描き下ろしマンガあり。両母親がキョーレツ!金の使い方がハンパじゃない!ほのぼのしてなくて、言いたい放題で痛快。
 群ようこさんのエッセイ(読んだけど、本を妹にあげてしまった。タイトル忘れた。スズメがなんとかかんとかというタイトルだったと思う。違ったかな?)に、この対談の裏話があって、こちらも合わせて読むと、いっそうおもしろいと思う。


「インスタントラーメン誕生物語」
<著者>中尾明 <発行所>PHP研究所 ¥1260+税

 日清社長:安藤百福(ももふく)氏のサクセスストーリー。小学上級以上の本だったので、字がでかいし、1Pの紙も厚く、すぐに読めた。
 人生、発想の転換は大事。逆転の発想も大事。
 インスタントラーメン誕生で、化学調味料が大量消費されるようになったんだよな〜。って。そこまで書いてないのは、当たり前ですけどね。インスタントラーメンを食べると下痢する私です。


「嘉納昌吉チャンプルーな世界」
<著者>村上義雄 <発行所>朝日ソノラマ ¥1600+税

 最後まで読まずに図書館に返却した。
「すべての武器を楽器に変えよう」との願い。嘉納氏は、間違ったことを言っていないと思えるが、「間違ったことではない」=(イコール)「正しいこと」ではない。しゃべりの勢いにのまれて納得してしまいそうな内容でも、文章にすると、話がくどいだけのようでもある。



5月


「おしりの秘密」
<著者>OL委員会選抜「痔主隊」 <発行所>飛鳥新社 ¥1300

 私の愛読書となった本。「痔主」である女性達の告白集。
 私は、痔の経験がない。本を読んで、痔に(だけ)は、できればなりたくないと真剣に祈った。
 さっそく私も、痔(痔瘻)の手術経験者(男性)に、話をうかがってみました。10年以上も患っていたのに、(手術が)怖くて病院に行けなかったが、思い切って行って手術して良かったそうです。どうして、もっと早く行かなかったのかと後悔してました。手術後、屁の音色が変わった…と、少し悲しそうでした(残念だったネ)。ちんちん見られるより、ケツの穴を見られる方が恥ずかしかったそうです。手術前に、肛門周辺の毛を看護婦さんに剃ってもらったり、肛門に薬を自分で入れる練習を看護婦さんの見ている前で練習させられたり(でも、かわいい、ちょっと好みの看護婦さんじゃなくて良かったと、うれしそうでした。男って、バカですね)。もう、この世に怖いものはないそうです。痔の手術で人生観変わるみたいですね。悩んでヤバイ宗教に走るなら、ちょこっと肛門を、いぢってもらえ!
 生理休暇ならぬ痔休暇は必要だな。痔がイメージアップされて、さかんに情報交換される日は、はたしてくるのか!?


「のほほんだけじゃダメかしら?」
<著者>大槻ケンヂ(おおつきけんぢ) <発行所>集英社 ¥457+税

 買ってすぐに読んで、今回、読むのは、2度目。
 周辺の女性に単独インタビューを試みる著者。おっかけアリ、巨乳アリ、SMあり。そして、著者の母親も登場する。
 お互いの話が全くかみあわない「宇宙哲学の女」に苦戦する著者。いや、勝ち負けの問題じゃないんだけどね。「ホッケになりたい」とつぶやく女性には爆笑(しかし本人は、大真面目)。人生色々。人は、それぞれに悩みを抱えながら、それでも(一生懸命に)生きているんですね。
 わかぎえふさんの解説も笑かせてくれます。「冷蔵庫に鍵が…」で、そうそう、昔、冷蔵庫には、鍵がかかるようになっていたのよ!と、なつかしくなったり。
 文庫版のあとがきに「筋肉少女帯復活ニューアルバムリリース予定」って書かれてあって、楽しみにしていたのに、筋肉少女帯凍結!悲しかったですね〜。


「北朝鮮 普通の人々」
<著者>チャン・キホン <訳者>宮塚利雄(みやつかとしお)
<発行所>イースト・プレス

 タイトル通り、北朝鮮の普通の人々の暮らしぶりを描いた実話。著者は、北朝鮮からシベリア、ハンガリーを経てソウルに逃亡した。ソウリに来て、今までの生活と外の世界とはあまりにも違うことに驚いたそうだ。北朝鮮以外の国の人から見れば、普通でない人々の姿が描かれている。