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(2004年上)
織り句集2004年上半期




※作者の敬称略。

2004年6月後半
作 者
投 稿 日
お題:れもん(出題者:泥炭)
寒月
6月18日
霊前に もうじき集う 盆休み
泥炭
6月20日
レンタル店 モラルのコーナー 急に増え
6月20日
レストラン モガ・モボとろける あいすくりん
恋恋と もつれる模様に 放つ一撃
泥炭
6月21日
レース続ける もどかしさ捨て 歩き出す
蓮台の 物思う姿 額(ひたい)涼し
6月21日
レンズに 燃やす想いを 注ぎこむ
寒月
6月21日
冷酒満ちて 持つ手赤子を 抱くよう
6月22日
恋愛は 盛り上がらずに ダレダレがいい
烈日を モノクロームに とじこめる
6月23日
レスポール 木目うつくし 音 深し
寒月
6月25日
れもんの味 もどらぬ時間 あの日あの頃
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2004年6月前半
作 者
投 稿 日
お題:ふうふ(出題者:峰)
泥炭
6月1日
不惑過ぎ うまく操る 夫婦仲
6月1日
ふざけあった 失って気づく 不器用さ
泥炭
6月3日
ふんわりと 憂い消すように 吹き抜ける風
6月4日
降る星に うわべな態度じゃ ふつりあい
6月5日
ふりほどき 奪い返せ フェンス 越え
プールサイド 打つ雨くぐり ふきだす二人
6月7日
古くても 現世(うつしよ)の端 深く刻む
寒月
6月7日
降りやまぬ 雨季の天井 塞ぎたや
泥炭
6月8日
分刻み ウルトラ多忙で 腑(ふ)が抜ける
6月9日
振り向けば うれしさ満面 福の神
寒月
6月9日
風鈴も 移ろう心も 吹くままに
泥炭
6月10日
普段着の 倦(う)むこともない 二人旅
寒月
6月13日
吹かぬなら 団扇で招くか 吹けよ風
6月14日
プカプカと 浮かぶ幸せ 降るの待つ
SY
6月15日
古ぼけし 器に白き 麩をうかべ
ふりかえる 後ろ姿に 降る陽射し
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2004年5月後半
作 者
投 稿 日
お題:のばら(出題者:泥炭)
寒月
5月17日
野いばらの 花に抱かれて 楽土まで
泥炭
5月18日
飲みすぎて バッテンばっかり 落第です
のはらうた ばんそうこうと ランドセル
寒月
5月18日
野の風が はこぶ綿毛の 落下傘
5月19日
のほほんと バラ色休暇 楽園の
5月19日
野良犬が 半端に吠えるな ライバルに
逃れたい バランス保てぬ ラビリンス
泥炭
5月19日
ノーギャラじゃ 馬力も出ない 楽じゃない
糊(のり)つけて ×(バツ)が書けない ラブレター
5月20日
のんき亭 馬歌家照蔵 落語寄席
5月20日
残り香に 馳せるぬくもり ラストダンス
伸びたビル 始まる今日が 乱反射
5月21日
乗れぬ波 初恋還(かえ)る ラヂオ呼ぶ
ノックダウン ハープのブルーズ ライヴにて
野に並び立ち 果てない群青(ぐんじょう) ラッキーにする
寒月
5月21日
乗り継ぎの バスを待つ間の ラブ・コール
泥炭
5月22日
伸びやかに バリトン煌(きら)めく ラプソディ
軒の先 晩 待ちわびる ランプの灯
5月26日
残り物 晩メシこれだけ ラップ悲し
寒月
5月28日
飲みすけに はじめやさしい らんびき酒
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2004年5月前半
作 者
投 稿 日
お題:りつか(出題者:寒月)
寒月
5月5日
リベンジで 罪なき命 還らない
5月8日
リフレイン 追想の日々 彼(か)の地まで
流線美 つばめ低くとび 風をきり
泥炭
5月8日
リダイヤル つれない音の 数かぞえ
5月9日
立志伝 つまずいてこそ 価値がある
5月10日
料理だけ 妻にあげたい 感謝状
5月10日
リップスティック 罪作りな跡 鏡だけ知る
泥炭
5月11日
リーゼント つまめるだけの 髪がない
5月11日
悋気(りんき)の火 辛く壊さず 隠し持つ
泥炭
5月12日
リボンかけず 包まずあげる 飾らぬ心
寒月
5月12日
リースリング 冷たい朝の 香に似たり
両手では 掴めぬ心 可憐な人よ
SY
5月14日
離陸して 積み木の街と 化す地上
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2004年4月後半
作 者
投 稿 日
お題:おぼろ(出題者:寒月)
寒月
4月16日
おぼろげな ほろ酔いかげん 路地裏で
4月19日
音にきく 誉れもたかき ロックン・ローラー
泥炭
4月19日
お達者で ボンネットバス ローカル線
おかえりと 僕の名を呼ぶ ロボット犬
SY
4月22日
オダマキが ほのかに薫る 路地の街
寒月
4月22日
折れそうに 細った月は 蝋の色
泥炭
4月27日
お偉方 傍若無人 ろくでねぇ
寒月
4月28日
思うほどに 本当の心は 露骨になる
4月28日
重苦しい 埃(ほこり)払うな ロマンチスト
後れ毛(おくれげ)と 細い肩描く ロートレック
4月29日
黄金より ほほえむガラシャの ロザリオか
折り鶴と 某国照らす 朗朗の月
4月30日
落ちる陽が ぼやけて見えない ロングビーチ
オニヤンマに ほっとする翠(みどり) 露天風呂
思い出を ポケットに詰め ロンドンへ(未投稿)
泥炭
4月30日
オヤジ節 ぼやきのリズムは 浪曲調
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2004年4月前半
作 者
投 稿 日
お題:はなみ(出題者:泥炭)
寒月
4月1日
初出勤 慣れぬスーツを 身にまとい
4月1日
はかれずに なくしてばかり 未成年
杳(はる)か 懐かしむよに 見ていた
はにかんだ 並んだ名前は 三つ編みのまま
泥炭
4月1日
春の陽に 名も知らぬ花 皆笑顔
腹八分 無いものねだらず 見栄捨てる
4月2日
はぐれていく 何度も許され 耳に残し
走り出す 七色の果て 見たくなり
寒月
4月2日
はしごして 七軒目には みな忘れ
泥炭
4月3日
花 手向(たむ)け 何か言いたげ 御影石(みかげいし)
張る肩を 撫でてくれそな 弥勒(みろく)の手
4月3日
春めいて 長袖はおらず 緑にとける
梅林で なおも残るは 満つるかたち
泥炭
4月5日
計らずに 成り行きまかせ 未来予報
挟まれて 悩みも深し 味方なし
4月5日
華やかな 南国の仮面 ミステリアス
ばかだなぁ 悩んでみても 未練でも
寒月
4月7日
花時の 長々として 身を焦がす
泥炭
4月8日
二十日過ぎ なけなしの金 右左(みぎひだり)
入ろかな 馴染みになりたい 店 見つけ
旗の下 嘆く神々 見え隠れ
寒月
4月10日
花満ちて なお散るさまの みごとさよ
4月12日
離れまい ならんだふたつ 道を往く
泥炭
4月13日
春 一会(いちえ) 鳴き声うれし 宮の猫
SY
4月15日
春霞 なびく小枝に 道を訊き
寒月
4月15日
花の宴 名残を惜しむ 道すがら
4月15日
バンドやろっ 仲間を呼んで ミニライヴ(未投稿)
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2004年3月後半
作 者
投 稿 日
お題:すぴか(出題者:寒月)
寒月
3月16日
すまし顔 雛によく似た 可憐な子
好き 嫌い 退くか 押そうか 賭にでる
3月16日
水晶の舟 光たわむれ かげろうか
泥炭
3月16日
すぐ止むよ ピチピチチャップン 傘歌う
座り姿 ピオニのように 香り立つ
寒月
3月17日
住み替えの 引っ越しの春 借りた部屋
3月17日
すねたよに ピュアな訴え 勝てないよ
SY
3月17日
過ぎし日は ひと夜なりとも かえらざる
澄む風に ひとひら梅は 香をうつし
水滴の ひかり見ている 傘の空
泥炭
3月18日
澄み渡る ピーカンの空 風ぬるむ
ステージで ピンボールの音 奏でる四人
寒月
3月18日
澄み酒の ひんやりとした 香を含む
3月18日
救われない ぴすとるが鳴り 片恋うれう
ストレートな ピアノに魂 重ねる
3月19日
すまなそうに 左の髪を かきあげる
泥炭
3月19日
スランプだ ピンチだ どうする 神頼み
寒月
3月20日
過ぎてゆく 日が集まって カレンダー
3月21日
すりこぎだ 人に使われ 金にもならねぇ
SY
3月22日
雀らは ひとりにたえで 数で啼き
素足のまま ひねもす行かむ 海岸線
寒月
3月22日
すりぬけて 人ごみ紛れ 帰る部屋
3月23日
すべらせる ひじから視線を 彼女へと
スプートニク ヒロイン見守る 彼方から
スパーク ビーズ ミラー カレイドスコープ
捨てた peace & love 語る目と声
泥炭
3月23日
スレた世に ピリリときかせる 辛口話
寒月
3月23日
好きですの ひと言をのむ 片思い
3月24日
スピカ姫 ヒヤデス殿下と 会食さ
泥炭
3月24日
スネかじり ピアスつけつつ 隠す耳
3月25日
推理劇 ピタリとあてて 感嘆符
寒月
3月25日
ズブロッカに 潜んだ春の 香りかな
泥炭
3月26日
スローハンド ピックさばきに からむ弦
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2004年3月前半
作 者
投 稿 日
お題:まあち(出題者:峰)
寒月
3月1日
待ちわびて 逢うこともなく 散る花も
また次は 有り得ないかも チャンスかも
真っ先に 朝日に染まる 地平線
3月1日
惑う ひとり 暗号とけない 地図もない
まぶしくて 熱いドキドキ 近づけない
迷わぬ花 甘く ひたすら 散りいそぐ
まつげぬらし あなたを想う 違う空
泥炭
3月1日
まーだだよ 開けちゃダメだよ 貯金箱
真っ暗闇 怪しい行動 地下組織
寒月
3月2日
真砂(まさご)降り 荒れた大地を ちりばめる
Myブーム あっという間に 鎮火する
泥炭
3月2日
マイペース 歩くはやさで 知恵しぼる
3月2日
間のわるい 愛の言葉に 力を!
寒月
3月3日
魔法なら アブラカダブラ チチンプイ
負けずとも 明日(あす)無き我ら 地上戦
泥炭
3月3日
舞い姿 あでやかお座敷 蝶ひらり
満天の星 争いなき世 千代願う
満を持(じ)し 新たな旅立ち 中年男
寒月
3月4日
Mariage 熱いハートを チェック・イン
3月4日
前髪を 浅くうずめて 小さくゆらす
泥炭
3月4日
愛弟子(まなでし)の 藍より青し 力こぶ
寒月
3月5日
marching 阿吽の呼吸の チンドン屋
枡酒で 空けて一升 千鳥足
3月5日
街々で 青い鳥みつけ 宙(ちゅう)あおぐ
3月8日
○(まる)になる ありふれた形が ちょうどいい
マロニエに 新しいカンバス ちぎったパン
まどろむ 雨のコンチェルト チケットいらない
泥炭
3月10日
学舎(まなびや)に あくび ごまかす チャイム鳴る
幕を引き 後を濁さず 塵拭う
まだ飲むの? 愛想つかされ 縮む我
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2004年2月後半
作 者
投 稿 日
お題:よかん(出題者:寒月)
2月15日
よみがえる 必ずそばで 咲く花に
四つ辻で 反(かえ)すコインに 渇く喉
ようこそ 髪ふくらませ 駆ける春
欲望 代わりに傘は ほしくない
2月16日
横顔に 重ねた日々が 試される
夜(よる)のしじま 肩があたると 不安消え
余裕だな かなりイイ線 巻き返せ
泥炭
2月16日
読めません 仮名ふられても 意味わからん
よっこらしょ 肩に重荷が のしかかる
よーいドン 勝ち負け気にせず 走ります
2月17日
寄せくる波 かじ取り軽やか 乗り越える
2月17日
よく見ると かわいい やっぱり あぶない
汚れた街で かなわない夢 見送った
2月18日
代々木上原 漢方薬店 有村堂
泥炭
2月19日
宵の口 風花の舞(まい) 春匂う
2月19日
夜桜か 風邪か酔ったか まぼろしか
陽光と かき消す嘆きか 百千鳥(ももちどり)
泥炭
2月19日
よくやった 歓喜の渦巻く スタジアム
宵の口 風花の舞(まい) 春匂う
2月21日
よもぎ ごま 鴨肉 にしん ゆず まっ茶
四つ葉さがし 叶えてあげたい 小さき願い
2月25日
詠み人の 感性光る 珠玉の句
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寒月
2月11日
酔いさめて 寒身にしみる 夜夜中(よるよなか)
2月12日
酔うほどに 寒月冴える 夜もすがら(よもすがら)よっぱらい ガソリン切れて 猫になる
2月13日
吉牛が(よしぎゅうが) カレー丼(どんぶり) 出すご時世四杯目 かみさんそっと 角をだす
2月14日
より添って 風のように 生きたい夜明け前 完走間近 一夜漬け
世捨て人(よすてびと) カッコつけずに ホームレス世の中は 可も不可もある やり抜こう
2月17日
世が世なら 考え一人 薄笑い
2月18日
淀みから 微にみえた ものは何読み外れ 愕然とあぁ 試験後(しけんあと)
邪な 考えバッチリ お見通し夜を往け 片道切符 握りしめ
よろこんでぇ 過剰サービス デカイ声余命いくばく 数えてみても 増えはせぬ
ヨイショされ 担がれてんのょ 知らないの良い出来だ 寒仕込みの酒 出番です
寄れば退く 邯鄲の夢 リフレイン寄せ鍋に 燗酒付けて 御満悦
2月19日
世を忍ぶ 仮の姿も わたしです黄泉の国へ 駆け落ちしたい あのひとと
横恋募 悲しい恋の 吹きだまりよそゆきの 仮面を脱いで ひと呼吸
予言者に かきまわされた 世紀末夜の街 カウンターで 背を丸め
よせばいいのに 悲しみ隠して ジョーク言う夜啼きそば 駆け寄るまでの 楽しさよ
夜逃げ屋の 片棒かつぐ 夜の闇預金高 かなり厳しい 台所
2月20日
横道で かたばみの花 春を待つ
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2004年2月前半
作 者
投 稿 日
お題:ついな(出題者:寒月)
寒月
1月29日
月が降る 苺のハウスに 斜めから
詰め放題 壹万円札 なんてなあ
泥炭
1月31日
つい ふらり いつものところ 縄のれん
寒月
1月31日
つぎはぎの いかれたハート 慰める
2月1日
ツンドラの 異国の空の 七つ星
終のない 行き先のない 永い旅
泥炭
2月3日
つまらない 意味ない会話 なんとかせい
尽くします 言わないでおく 内助の功
寒月
2月4日
追儺ソレ 訝しいものを 投げ打てや
泥炭
2月4日
蕾(つぼみ)らに 衣装を着せる なごりの雪
寒月
2月5日
罪に罰 YesがNoなら 並みも上(なみもじょう)
2月5日
つつまれる 愛しき灯(あかり)に なにもかも
2月6日
次の雨 言い訳切り出す 夏が来た
辛いなら 意地をはらずに 泣けばいい
泥炭
2月6日
常思う いったい我とは 何者か?
寒月
2月6日
月の露 いっぱいになり 涙雨
2月7日
掴まされた イカサマ商品 なんてこったい
強く求める いつも心で なくせずに
疲れたら 一緒にほどこう 悩める時(とき)を
寒月
2月7日
継いでゆけ 命のリレー 永い道
2月8日
ついたウソ 息さえザラつく ナチュラル
(楽譜の記号):一度変えた音を元の高さにもどす。
2月9日
つまらなく いつも飲んでる 情けねぇ〜
寒月
2月9日
角樽に 一番酒が なみなみと
2月10日
つまりその 言いたいことは 何ですか
2月10日
伝えきれず 祈るように なでる頬
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2004年1月後半
作 者
投 稿 日
お題:むつき(出題者:峰)
寒月
1月14日
麦の芽の 連なる畑 きらきらら
1月15日
麦切りか 月の白さか 京美人
1月15日
向こうみずな 強がる瞳の 君と暮らそう
寒月
1月16日
ムチムチの 搗きたて餅が きみのよう
むかしの事 積み重なって きょうがある
1月16日
向かい合おう つたない自分 嫌わずに
泥炭
1月17日
無理をせず つかず離れず 期待せず
寒月
1月17日
ムッちゃんと 月の光が きれいだな
1月20日
無二の親友(むにのとも) つきあう程に 気もしれる
無情かな つれない言葉 きみが何故
1月21日
無限 詰めた希望と 銀河鉄道
無敵すぎ つむじ風だよ 今日に限って
泥炭
1月21日
村に入(い)り 終の棲家に 木を植える
寒月
1月22日
無垢(むく)なれば 注(つ)げども尽きぬ 生一本(きいっぽん)
睦月から つないで託す 如月へ
泥炭
1月22日
無我夢中 疲れがたまる 金曜日
無になれば つまらぬ煩悩 消えるかな
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2004年1月前半
作 者
投 稿 日
お題:でぞめ(出題者:寒月)
寒月
1月2日
出前とる 雑煮おせちに 目もくれず
手をあわせ そっと目を開け 目を閉じた
1月6日
手酌して そそぐ盃 夫婦酒(めおとざけ)
1月7日
出初め式 空の青さよ 目に滲みて
1月12日
電車から 染まる雲見て 迷霧晴れ
天使が言った それでも必ず めぐり逢う
できたての ソース焼きそば めしあがれ
点滅後 そろった赤に めざす青
泥炭
1月17日
デンジャラス ぞ〜っとする夢 目が覚める
デパ地下は 増量ばっかり 目玉品
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