2006年6月後半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:らむね(出題者:緑雨堂) |
泥炭 | 6月21日 | 埒あかぬ 無駄事ばかり 練るアタマ |
峰 | 7月4日 | ラクダが 夢幻を旅する 熱の夜 |
2006年6月前半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:かえる(出題者:峰) |
泥炭 | 6月10日 | かりそめの 絵空事から ルネッサンス |
峰 | 6月14日 | 鍵のない エルドラド開ける ルパンかも |
泥炭 | 6月15日 | 過不足なく 笑みやわらかに 留守の番 |
2006年5月後半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:もしお(出題者:緑雨堂) |
泥炭 | 5月19日 | 物干しに 白連なって 御天道様 |
5月22日 | 諸々の 潮時を知り 折り句会 | |
5月29日 | もっともっと 幸せになれる おまじない | |
峰 | 6月1日 | もうじき 信じて求める 音に会う |
寒月 | |
5月16日 | もう俺も 四十二歳の オヤジです |
5月18日 | もの言わぬ 死体の口に 落ちる雨 |
5月19日 | 黙祷し 静な夜の 音を聞く |
5月20日 | 漏れ出(いず)る 雫に似たり 己(おの)が恋 |
2006年5月前半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:いのち(出題者:緑雨堂) |
泥炭 | 5月11日 | いつになく のたり 無になり 猪口 蛇の目 |
5月14日 | 一寸の 残り火抱き 誓い立て | |
峰 | 5月15日 | 幾重にも 伸びやかな線 近い明日 |
寒月 | |
5月5日 | いい感じ のんべんだらりん 力抜け |
5月8日 | 一生を 飲み干す頃は 散る桜 |
2006年4月後半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:こくう(出題者:峰) |
泥炭 | 4月19日 | 小枝さえ 悔やまぬように 梅 桜 |
4月21日 | 子案ずる 苦言に引かれる 後ろ髪 | |
緑雨堂 | 4月26日 | 孤独感 口争いさえ うらやまし |
峰 | 5月1日 | ここにいる 苦しみ解かれ 嘘を消す |
寒月 | |
4月16日 | この雨を くりかえすたび 生まれ往く |
4月19日 | この命 悔いを残さず 討ち死にす |
4月21日 | コップ酒 口全体が 受け皿だ |
4月24日 | 刻々と 朽ちる花なれども 美しい |
2006年4月前半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:たぶふ(出題者:峰) |
泥炭 | 4月8日 | たぎるもの ブルーズのなかに ふつふつと |
詠み人知らず (本人の希望) | 4月20日 | たぎるもの ブリーフのなかに ふつふつと |
泥炭 | 4月9日 | 漂って 無頼の徒となり ふわり雲 |
峰 | 4月14日 | 「誰(anyone)」じゃない ぶつかる魂の フォーカス |
寒月 | ||
4月1日 | たぶんそれ 普通にエイプリル フールでしょ | |
4月7日 | たまに行く 古いお店の 古時計 | たくあんの 古漬けの味 ふるさとの |
4月10日 | たぶふとは ふつうに 譜面ですか | |
4月12日 | 玉の肌 ふくよかな酒 ふなしぼり | |
2006年3月後半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:でんわ(出題者:峰) |
泥炭 | 3月20日 | 出がらしの 茶すすりつつ 笑い 春 |
泥炭 | 3月23日 | デュエットも 年季入って ワルツ踏む |
緑雨堂 | 3月30日 | 手鏡で 確認、ため息 笑い皺 |
泥炭 | 3月30日 | 出しゃばらず 明鏡止水 侘び住まい |
峰 | 3月30日 |
てぶくろと 母が温(ぬく)める 童(わらべ)かな 新美南吉「てぶくろを買いに」より |
寒月 | |
3月20日 | デート前 すでにたかぶる 我こころ |
3月28日 | 手紙がひとつ 十年前の 忘れもの |
2006年3月前半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:せびろ(出題者:緑雨堂) |
峰 | 3月11日 | 背を向けず 広げた腕の ロミオ |
仙台に 広瀬川と杜 魯迅の詩 | ||
SY | 3月11日 | 背に受けし 陽の色紅く 楼に立つ |
泥炭 | 3月13日 | 選択肢 B級として ローンウルフ |
先生の ビンタ響いて 廊下まで | ||
緑雨堂 | 3月13日 | 節約か 貧乏性か 論議する |
寒月 | |
3月2日 | 清楚なる 雛飾られし 路地の店 |
3月9日 | 青春の ビールの泡と ロックカフェ |
3月11日 | せかされて 日々の暮らしの 牢屋かな |
2006年2月後半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:みずな(出題者:泥炭) |
泥炭 | 2月20日 | 右ならえ ズレないように なあなあ主義 |
泥炭 | 2月25日 | 道すがら ずっと解けない 謎ひとつ |
緑雨堂 | 2月28日 | 味方だと ずっと信じて 泣きをみる |
峰 | 3月2日 | 乱す風 救われたくて 名を呼ぶ |
寒月 | |
2月16日 | 宮水の 澄みたる酒の 灘の郷 |
2月18日 | みないつか 過ぎてしまえば 何でもないこと |
2月22日 | 眠剤に すがる自分も 情けない |
2006年2月前半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:かほり(出題者:泥炭) |
峰 | 2月13日 | 駆け上がれ ほろ苦い汽笛 リボンかすむ |
緑雨堂 | 2月13日 | 髪を切り 微笑み練習 リ・スタート |
泥炭 | 2月14日 | 貝 憐れ 本音開けず 陸に棲み |
峰 | 2月14日 | 鞄に ほうき星の種(たね) 両目こする |
寒月 | ||
2月1日 | 燗酒で ほころぶ顔に 理屈なし | 神様に 本命、合格 リクエスト |
寒搾り ほとばしる酒 立春大吉 | ||
2月5日 | カツレツと ポークソテーを 両天秤 | |
2月9日 | 書いて消し 本当の自分を リッセットだ | |
2006年1月後半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:はれぎ(出題者:緑雨堂) |
泥炭 | 1月18日 | 葉書さえ 例文のように ぎこちなく |
1月20日 | 反対の レールに乗換え ギアチェンジ | |
泥炭 | 1月24日 | 派手好きの 錬金術師が 戯画の果て |
緑雨堂 | 1月24日 | 鼻ぐずぐず 冷気に耐えて 着膨れる |
1月31日 | はなびらを 連想させる 君の口 | |
峰 | 1月31日 | パーティーで レディーが落とした 絆たどる |
寒月 | ||
1月16日 | 初搾り 冷涼として 吟醸香 | 初キッス レモンの味は きょうもせず |
1月20日 | はかなさを 蓮華の花に 聞きにゆく | |
2006年1月前半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:よあけ(出題者:寒月) |
泥炭 | 1月12日 | 善き哉 あったかい顔 喧嘩知らず |
1月13日 | 宵照らす 愛の花あり ケータイで知る | |
緑雨堂 | 1月15日 | 酔えなくて 朝を迎えた 経験も |
峰 | 1月15日 | 予報はずれ 雨が冷(さ)ます 喧騒の街 |
寄り道し 編んだ冠 景色 枯れる | ||
寒月 | |
1月2日 | ようやくに 明けて静かな けさの雪 |
1月7日 | 酔いたい亭主を あんまり 警備すんな |
1月9日 | 世の中に 愛想つかせば ケセラセラ |