楽苦画飢2-ブラゴベシチエンスクでの運搬

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力自慢の女労働者、見よ,見よと力自慢をするソ連に入って最初に目に付いた事は皆、短いス カートをはいていると同時に乳は大きく、筋肉の遑しさであった。
(楽苦我記)
入ソ第一歩 − 昭和20年9月7日に満州の黒河から黒竜江(アムール)を渡り、対岸のブラゴベシチ エンスクに入ソ。 そこで川岸の集積倉庫から満洲で略奪した大豆、味噌、水飴、豆粕などを貨車まで運搬させられた。 ソ連女性は袋に80キロ詰めて軽々と担いだ。 まだこの時はダモイ・トウキョウ(日本に帰る)とウラジオストック経由で帰国出来ると思っていた。
(解説)
満州の新京で武装解除されたのが9月2日(寄せ集め部隊なのでまちまちの情報あり)入ソの為の出発 日9月3日の記録もあり、新京から真北に進み「黒河」から黒竜江を渡り、入ソしたのが9月7日とある が、これもまちまちである。柴谷様の様に月明かりの中を渡られたケースと、同じ部隊でありながら、 山崎様は真っ暗闇の中を、満州で略奪した車両などと一緒に渡られたケースとがある。 ブラゴベシチエンスクは中国との国境の町でシベリア鉄道からの支線の終点、遠方に貨車が描かれて いるのはシベリア鉄道ではない。今は大変栄えていると聞く。