Golf



 幸い、28歳のときに職場でゴルフを始めるチャンスに恵まれて以来、多忙を極めたサラリーマン人生で、ゴルフは青空の下で休日の気分転換とストレス解消を楽しめる唯一のスポーツとして、大いに楽しんで参りました。 当時、ゴルフの上達は「始めた年齢の半分まで」と言われていましたが、お陰様でJGAハンディキャップは最高で 12 までになりました。 所属するゴルフ倶楽部でのプレーも土日の気分転換や健康管理以外の何ものでもなく、サラリーマン勤務の時間制約では競技志向のゴルフを目指すことは殆ど不可能と言えます。
 しかも、プロ野球選手だった尾崎プロが登場するまでの青木・杉原らのキャディー出身の日本人プロと海外の一流プロとのスウィングを比較すると、巷でレッスンプロに指導を受ける意欲を消失させる差が存在し、専ら映像や書籍の「畳の上の水練」同様の自己流ゴルフを続けて来ました。
 しかし65歳で引退してから、「余生はゴルフを十分に楽しむ」願望で、自宅から車で20分の近さのゴルフ場にホームコースを移し、年上のかってのスクラッチ・プレイヤーと出会う中で、今迄の自己流ゴルフでは加齢による運動能力の低下と共に、現状維持は到底不可能と言う冷酷な現実に気付きました。 後期高齢者がゴルフと呼べる技術内容を維持するには、自分の身体特性に合った合理的なスウィングを自らの努力で習得する以外に道はないと確信するに至りました。
 余生の楽しみとしてゴルフに専念・精進している現在の方が、 体力を必要としない100ヤード以内の技術に関しては現役時代に比べる遥かに上達していると言う悦びを実感している今日この頃です。 (2009/01/01)
 喜寿を迎えた2012年にはゴルフを始めて満50周年の記念すべき年となりましたが、お陰様でまだ二足歩行でのプレーは可能です。 ただ ドライバーの飛距離改善と言う永遠の課題に「一太刀報いたい」との最後の願いを果たすため、更なる試行錯誤での「理論」見直しを実行し、新らたな可能性を求めて「ゴルフ人生 最後の挑戦」を続けたいと考えています。 (2012/01/01)