それは。

私が環状線桃〇駅に通っていた会社員時代の話である。ここの会社は私が入社してから約５年間ほど新入社員がはいってこないという恐ろしい状況にあった（笑）。というわけで非常にお世話になった某Ｔ氏には席替えをすることなく四年間ほど私の席の隣で耐えていただいた。

グチになってしまいそうだが、人は辞めても新しい人員補充はないわけで、営業の部署にいるいつもの面々にはことあるごとにストレスが蓄積していくのであった！

そんなある日、図ったかのように？Ｔ氏と私は時を同じくして仕事上がりとなった。

ニャ「うわ〜今日もめちゃめちゃ大変な一日でしたわ。あ、Ｔさんもう仕事終わり？？」

Ｔ氏「なぁ〇村さん、今からカラオケでも行こう！たまにはストレス発散しような」

ニャ「そやね〜、でも誰誘うの？」

Ｔ氏「そやなぁ。た〇ぎとか仕事終わったか聞いてみるわ〜」

それからほどなくしてＴ氏は帰ってきた。

Ｔ氏「た〇ぎ仕事終わってるらしいで」

ニャ「んじゃ、私はふくちゃん誘うわ〜」

と即席メンバー四人（Ｔ氏、た〇ぎ氏、ふくちゃん、ニャ）で会社を出た。カラオケ屋まで約３分ほどの距離である。四人で歩き出すと前方にでかい人発見。

Ｔ氏「あ、『ばっしん』や！今からカラオケ行こうや〜」

ばっしん「ん？今から？いいけど（笑）」

そしてまた歩き出すと、またでかい人発見。

Ｔ氏「あ、『くっすん』や！今からカラオケ行こうや〜」

くっすん「あ、いいですね〜行きましょ！！」

そして･･･歩き出すと本屋の前にＳ本さん発見。

Ｔ氏「あ、『しまもっちゃん』や！今からカラオケ行こうや〜」

Ｓ本さん「えー今から行くの？」

Ｔ氏「いいやん、いこいこ！」

ほんの３分ほどの距離で３人もひろってしまい？７人でカラオケをすることにした。

Ｔ氏「よし、歌うで〜」

大のＢ'ｚファンのＴ氏はそういうとお気に入りの一曲を入れて歌いだした。モチロン振り付けつき。

ニャ「Ｔさん、相変わらずはじけてるなぁ〜」

と思っていたら一番を歌うとＴ氏はとっとと曲を切ってしまった！！

Ｔ氏＆くっすん「ナイスカットォ〜！！」

ニャ「！？！？！？」

Ｔ氏「いやぁ･･･楽しいねぇ」

ニャ「えー、Ｔさん一番で切っちゃいましたよ、いいんですか？」

Ｔ氏「二番まで歌うの面倒やん！」

同じＢ型ではあるが、ここまであっさりしているとは（笑）。そういってる間にもう次の曲を探しているＴさん。

ニャ「私は二番まで歌いますからね！切っちゃダメですよ。しかし、あのＢ'ｚだらけの選曲って一体･･･」

Ｔ氏のみならず『くっすん』も大のＢ'ｚ好き。『ばっしん』まで一緒に歌いだす始末で？そのカラオケルームはさながえらＢ'ｚワールドとなった。

ニャ「こりゃ負けてられんわい･･･」

そこでふくちゃんとＳ本さんと私はＢ'ｚに対抗できるのはドリカムしかない！！と三人でドリカム三昧で対抗することになってしまった。なんちゃって紅白歌合戦のようである！楽曲はＢ'ｚとドリカムしかないけど（笑）。

ニャ「いや〜あとドリカムで知ってる歌って･･･むむむ」

Ｔ氏「じゃ次はこれだ！」

「ＯＨ！ＧＩＲＬ！」である。なかなかアップテンポのノリのいい曲でもちろん踊りつきである。しかも

♪ＯＨ！ＧＩＲＬ！まだまだ〜♪

と歌っているかと思うと足まであげているではないか！それが悔しいことに？宝塚ジェンヌのように全員足の上げ具合までピッタリ揃っているのである！！

ニャ「･･･負けた〜」

♪君を離したくない〜♪

私の敗北宣言にも関わらず男性陣は楽しそうに歌っている。アウトオブ眼中である（笑）。そこへいまだ一曲も歌っていないた〇ぎ氏がスッと立ち上がった！！

Ｓ本さん「た〇ぎくん、何歌うのぉ？」

そこで全員の視線を受けながら一言、

た〇ぎ氏「ぼ、ぼく、『スタンド･バイ･ミー』を歌います！」

全員「･･･？？？」

そういうとた〇ぎ氏はみんなのあっけに取られた顔など気にもせずにしかもマイク一本のアカペラで歌いだしたのである。

♪When the night has come〜♪

英語の発音も歌詞も何言ってるのかさっぱりわからなかったが（笑）、その情熱たるやＢ'ｚワールドやドリカム三昧にも負けず劣らずすごかった･･･！笑っていいのかどうかさえもわからない（爆笑）。

その姿を見ながらこれは「た〇ぎワールドなのだ」と一人納得するニャロメであった･･･！！

おしまい。

追伸）それにしても変な集合体でしたね、Ｔさんへ。

追伸２）私はＴ氏のおかげで？Ｂ'ｚの曲を歌わないカラオケなどは考えられなくなってしまいました。Ｂ'ｚファンのみなさん、一度集合してＢ'ｚ三昧しましょう！？