Volume 19
魔のダイナランドツアー・1
起稿に寄せて? ついに書く気になってしまった「魔のダイナランドツアー」。きっかけはというとお正月の同期の新年会?である。私の記憶以上に様々な事件が起こったことを改めてみんなから教えられ、世に出そうという気になった。 というわけで早速平成〇年1月。 海洋リーダーたちはスキー好きである。ちょうど卒業を間近に控えた19期ひーまー軍団は、先輩18期の突撃スキー隊とともに岐阜のダイナランドへ日帰りスキーに出かけることにした。社会人である18期にあわせて日程は成人の日をはさんだ三連休の中日であった。 そもそも、ここからしてやばそうな雰囲気であることはおわかりかと思う(笑)。 予定としては車2台、Pテカン号(19期:♂)、キカちゃん号(18期:♂)に乗り込み、12時頃門真集合、4〜5時間のドライブで到着、仮眠、朝からスキー、2時ごろに終了したら風呂、ドライブ、夜には解散。ということになっていた。 ここで登場人物軽く?紹介。キカちゃん、かっちー(18期:♂)、Pテカン、Gルビー(19期:♂)、Sましま(19期:♂)、やす(19期:♀)、そしてニャの計7名がこの「魔のダイナランドツアー」の参加メンバーである(笑)。 さてさて門真集合12時。 多分かっちーに拾ってもらって門真まで行ったと思うんだけど、到着した私はみんなの集合を待っていた。 ニャ「私、ダイナランドってはじめて行くんですよ〜」 かっちー「結構近いで。うひょ〜、楽しみやなぁ〜」 ニャ「あとは誰待ちなんですか?」 かっちー「うん?Sましまちゃうか〜。アイツ何やってんじゃ、先輩を待たしておいて!?」 時間にきっちりしているSましまなのに、どうもその日に限ってやってこない。時間はとうに過ぎてしまっている。 Gルビー「ちょっと、電話してみるわ」 そういって公衆電話(こういう時代なんです)に電話をかけに行った・・・。 Gルビー「・・・・・・・・・・」 キカ「Sましまは何て?」 Gルビー「アイツ、腹壊してトイレに行ってたらしいんですよ」 キカ「で、ヤツはどうするねん?」 Gルビー「オレが『行くんか、どうするねん?』って聞いたら『行く』って言ってましたから家まで迎えに行ってもらえますか?」 キカ「そうやな、迎えに行こうか」 ということでSましまの家(K市)まで迎えに行くことにした。ここからさほど遠くないところである。 ほどなくSましまの家の前に到着。Gルビー、真夜中すぎに自宅の玄関のチャイムをならすには勇気がいったとおもうが、それでも鳴らしてみる。 ピンポーン♪〜 ・・・返事がない。 Gルビー「・・・(不安に襲われる)。アイツ家にいてろっていったのに?」 再度鳴らしてみる。ピンポーン♪〜 ・・・・・・・・・・・・・・・・・。 長い長い沈黙の後、玄関のドアの鍵がガチャリと音を立て、ドアが開いた。 そこで6人が見たものは・・・・・・!! なんと!! Sましまのパジャマ姿であった。 全員「・・・・・・(絶句)」 Gルビー「・・・な、な、なんでお前パジャマやねん?(すっかり動揺してしまっている)」 Sましま「・・・お腹が痛くて寝てた」 Gルビー「・・・す、す、すきー行くんやろ???」 Sましま「・・・・・・」 Gルビー「・・・お、お前が『行く』っていうからみんなで迎えにきてんぞ!」 Sましま「・・・・・・」 Gルビー「行くんか、行かへんのかどっちやねん(怒)!!」 Sましま「・・・行く」 Gルビー「じゃ、外で待ってるからな。はよ用意して出てこい」 Sましま「その前に車、エンジン止めてください。近所にうるさいので」 Gルビー「なぬ〜!?!?!?」 Pテカン号の車内では、怒るGルビーをPテカンがなだめつつ?そしてあっけにとられる私とやす。 ニャ「ひや〜ホンマ怖いもの知らずやね」 やす「しかしパジャマはないやろ〜(笑)」 ニャ「ご近所思いのいい奴なんやろーか?」 そしてそこから待つこと30分。出てきたSましまは有無をいわさずキカちゃん号に乗せられた(見た目には引きずり込まれた)。あの中で18期コンビによる大お説教大会が始まるであろうことは誰の目にも明らかであった。 時刻1時半。まだ、ダイナランドにむけて出発さえしていないのであった(涙)。 つづく。 |