Volume 21
魔のダイナランドツアー・3
前回までのあらすじ ダイナランドにむけてようやく出発した7人は「ドリカム」の歌を5時間にもわたって熱唱しながら異様な盛り上がりをみせていた。が、そのうち名神高速の渋滞にひっかかってしまう。しかも目的地には程遠いところで・・・。それでもメンバーはまだまだノー天気なのであった。 |
朝の7時。予定では仮眠をして、その後楽しいスキーに突入するはずであった。しかしここは一宮インターを降りたところ。 ニャ「お腹すいたよ〜、そろそろ朝ごパンにしよー?」 Gルビー「それはお昼用に買ってきたパン・・・(笑)」 ニャ「しゃーないわ、まだまだ続くんやろ?ドライブ」 Gルビー「今回もSましまは『ハンバーグステーキ』注)とか食べるねんできっと!」 やす「GルビーとOかめは『ロールパン』がお似合いやもんな〜(爆笑)」 Pテカンは仮眠中である。この頃免許を取ったばかりの私には運転するなんて権限はまったくなく!この車ではPテカン、Gルビー、やすと三人の強烈ドライバーが交代で運転していた。 しかしインターを降りてからというものの、車が数珠繋ぎに並んでいる。一体いつになったらつくのか見当もつかない。 ニャ「むしゃむしゃ、ボリボリ。あーおいしかった!」 のん気にパンを食べていると、地図を片手にやすが提案する。 やす「この先の道路さぁ、抜け道があるよ」 ニャ「ん?」 Pテカン「これって・・・(と地図を見ながら)道?」 いつのまにかPテカン氏起床。 ニャ「ははは!道、道。もしかしてけもの道だったりして〜」 全員「うはは〜!!」 やす「じゃ、私が運転するからニャロメは隣に乗って」 ニャ「らじゃー、ぶ〇じゃー」 やす「・・・しょうもない」 ニャ「すみません(汗)」 その頃前を行くキカちゃん号ではやはり延々と大お説教大会が繰り広げられていた。徹夜で起きていた三人の代わりに運転手としてPテカン氏が乗り込む。 Pテカン「やす、前運転してな」 やす「わかった〜」 そういい残してPテカン氏はキカちゃん号へ行ってしまった。 やす「じゃー行くで!!」 気合一発?タック(ヨット用語で風上への方向転換=単に車が曲がった)したかと思うとやすは豪快に車を走らせた。 ニャ「おお〜車が走ってるよ(感激)」 その感激が不安と恐怖?に変わるのにそう時間はかからなかった。 ニャ「こ、これって車通れるの?」 ニャ「こ、これって道ないんじゃないの??」 ニャ「こ、これ後ろついてこれるのぉ!?(絶叫)」 もちろん後ろの運転手Pテカン氏はついてきた。しかし後でめちゃめちゃ文句を言われたのはお察しのとおりである。 しかもやすさん、ミッションでブイブイ言わせながら、 やす「私さぁ・・・ブレーキ踏むの嫌いなんだよね〜!!」 とおっしゃる(笑)。努力の甲斐あってか?結構前に進んだような気もするが、そのうちやはり主道とぶつかってしまった。 ニャ「あー、また混んでる(涙)」 こうして遥かなるダイナランドへの道はつづくのであった。 つづく。 追伸)一体いつまでかかるねん!という苦情は受付けませんのであしからず(笑)。 注)「リーダースキー」のときに貧乏学生?GルビーとOかめは少しでも食費を浮かせるため、「ロールパン」(約180円)を持参して食堂で食べていたのである。その横でSましまは1000円する「ハンバーグステーキ」をおいしそうに食べていたらしい(笑)。食べ物のうらみは恐ろしい・・・。 |