Volume 22

魔のダイナランドツアー・4

前回までのあらすじ

いつまでたっても到着しないダイナランド。到着予定の朝になっても車の中で朝ご飯を余儀なくされたメンバー。やすのいい思い付きで裏道を爆走するも、またまた主道にぶつかり長い行列に加わるのであった。

裏道を爆走したつもりでも結局のところまた主道にぶつかってしまい、一行はいつ着くともわからないダイナランドに不安と焦りを覚え始めていた・・・。

ニャ「アノォ・・・もうお昼なんですよ〜」

やす「・・・お昼ご飯?」

ニャ「さっきから食べてばっかりのような気もするけど」

周りの車のほとんどはスキー板を載せており、それぞれの車もスキー場へ向かっているのは明白である。

ニャ「みんなダイナランドってわけじゃないやんなぁ・・・」

この付近にはスキー場が隣接しているので、近くなるに連れて分散していくと思われる。時刻は2時をすぎていた。

Pテカン「そろそろ近づいてきたかな〜?」

ニャ「お!ホント!?」

全員「ダイナランドだ〜!!

やす「ようやくスキーが出来る・・・」

と思ったのは甘かった。ダイナランドの入り口から駐車場に停めるまでさらに1時間あまりかかるのであった(笑)。午後3時半、14時間のドライブを経て目的地に到着である。ちなみに帰りの出発予定時刻はとうにすぎている・・・。

かっちー「ようやく着いたなぁ〜さ、滑るぞ!!!」

キカ「ちょっと待て」

後ろの車と合流して久々に7人揃ったところでキカちゃんがなにやら提案をする。

キカ「5時になったらナイター券が使えるから、それで滑ろうや!!」

ニャ「ナ、ナイター??」

キカ「少し時間があるけど、夜まで滑ってしまってそこから帰れば帰りの渋滞に巻き込まれないと思う」

全員「・・・確かに」(腕組み&うなずき)

このとき全員は忘れていた。昨日はほとんど寝ていないということを。外気の冷たさは眠気をすっかり吹き飛ばし、目の前のゲレンデはスキーをしたい!という衝動を駆り立てるばかりであったのだ・・・。

ニャ「そうか、ナイターか。こうなりゃ夜までバンバン滑って楽しむことにしよう!」

一行は5時を待って夕暮れのゲレンデへと飛び出していった。しかし日が沈むにつれて寒さは増し、斜面はアイスバーンとなってゲレンデコンディションは最悪である・・・。しかも、

Pテカン「この斜面ホンマに初心者用かぁぁぁ!?!?

Gルビー「うわぁぁぁ〜!!!

という叫び声を残して転がっていくヤロウ二人組(笑)。

ニャ「これで初心者コースなら中級、上級コースは一体どうなるねん?」

やす「なぁなぁ、あの二人転がってるで!」

ニャ「・・・大変そうやね〜」

こうしてレディ二人組は華麗な滑りとともに?スキーを満喫したのであった!!

さて7人はナイター営業時間ぎりぎりまでスキーを楽しみ、お風呂に入り、近くの食堂で夕食をとることにした。

キカ「これで渋滞は避けられるはず」

という思惑通り、食堂を出る頃にはすっかり渋滞は解消されていたのであった。

Gルビー「なんか、眠いよなぁ〜」

という不安を残しつつ、一行は帰路につく。

あともう少しですのでつづきをお楽しみに!?