Volume 25

年齢不詳のオンナ

昔は誕生日がくるととても嬉しかったものである。年をとるのも嬉しかったが、友人からのささやかなプレゼントを結構期待したというのが本音であり、小学生のときなどには「お誕生日会」なるイベントもあってワクワクしたものである。そんな時代もあった(遠い目)。

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その一。

私より10cm近く背の高い妹と並ぶと、知らない人にはたいがい、

「あ、妹さん?」

と私をみていう。それが嬉しくてしょうがない(笑)。ちなみに妹がふけている・・・という噂はない。ということにしといて。

その二。

森高千里の歌に♪私がオバサンになったら〜♪というとてもセンシティブな歌がある。「オンナ盛りは19だ」とフレーズにはどうも納得がいかない。

その三。

以前は四捨五入してハタチだったのに、そのうち四捨五入したらミソジになってしまったので、仕方なく切り捨てハタチで通している。そのうちこれもやばくなるので、切り捨て0歳となる予定。

その四。

でも切り捨て0歳はちと強引なので、25歳を過ぎたら折り返すことにした。25歳の次は24歳、23歳・・・。はて、また0歳に戻ってしまったらどうしよう(笑)。

その五。

この前、新宿でよくあたるという占い師に将来のことを占ってもらったら、なんと「平成13年に結婚できますよ!」とのことであった。気をよくした私は、たまたまある学生にその話をしたら、

「それって2013年だったらどうするんですか?

といわれて思わずそのときの自分の年齢を考えると倒れそうになってしまった。

その六。

みんな私に興味があるのか!よく年齢を聞かれる。そのたびに適当な年齢を言って笑っているが、おかしいと思われるらしく、

「じゃ、干支はなんですか?

と聞かれるとボロがでてしまう。

その七。

大学にいると若い人に囲まれるので、ついつい自分も同化していると思ってしまう。そんなところに「新入生勧誘用のビラ」なんかをもらった日には嬉しくて欽ちゃん飛びをしたりしそうになる。

その八。

でもホンモノ!の学生証には生年月日1980年〇月〇日なんて書かれていて、現実を思い知らされる。

その九。

これだけ年齢不詳で通しているのに、自分の誕生日だけはアピールしてしまう悲しいさがなのだ。

その十。

いいじゃないか、年をとるということはそれだけ健康で長生き。素晴らしいことです。これを「ニャロメ開き直る」ともいう(笑)。

おまけ。

ゆみちゃんと話していて、「マクロス」の単語についついウケてしまったとき、時間の流れを感じずにはいられなかった・・・。あと「クイズダービー」とか。

今回はこれで勘弁して〜(笑)。