なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html
                               (第6号)

                            平成18年3月27日

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【本日のメニュー】

 ◆週末の活動ダイジェスト
 ◆今日のネタ帳・ピックアップ
 ◆編集後記

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◆週末の活動ダイジェスト
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【トレーナーってどんな人?】

いつもグランドで砂まみれ&太陽光線と戦っていますが、
週末はご縁があって宮古島に行ってきました。

沖縄もはじめてなら、宮古島ももちろんはじめてです!

トレーナーとはどんな仕事をしている人か、
現場ではどのような活動をしているか、
必要な資格があるのか、そんな知識や技術が要求されるのか、などなど。
つたない内容ではありましたが、精一杯お話をさせていただきました。

非常にスポーツ熱の盛んな土地柄ということはよくわかったのですが、
スポーツのコンディショニングやリハビリテーションなど
専門的にアドバイスをするトレーナー的存在がいないとのこと。

「野球肘で受診する選手はたくさんいるのに、
 それを予防するための情報やプログラムなどを提供できない」

という問題があるそうです。

これは出番か!?

長いスパンで考えなければいけないことですが、
スポーツ傷害を予防することを第一に考えていかないと、
いつまでたってもスポーツでケガをする選手は後を絶ちません。
突発的な外傷は防ぎようがないものもありますが、
慢性的な障害はそこに至る過程の中に、悪循環を回避することのできる要素が
必ず見つかるはずです。

資格も大事、知識や技術も大事だけれど、
今、現場の選手やコーチはどのようなことを必要としているのか、
まずそこを知ることからトレーナー活動はスタートします。
いろんなことを勉強させていただいた週末でした。

宮古島でお世話になった皆様、本当にありがとうございます。
これからもいろいろとよろしくお願いします!


【戻ってきたら】

快く「行ってらっしゃい〜」と送り出してくれたチームですが、
やはり気になるのは選手のこと。

特に今現在、テーピングを必要としている選手には事前に
「セルフテーピング講習会?」なるものを開催。
週末は選手自身で悪戦苦闘しながらテーピングを巻いていたそう。

何事も経験です(笑)。

今日久々にグランドに行ってみると、

「見てください、このオリジナルテーピング!」と自分で巻いてみせたり、
「巻いてみたけどイマイチうまくいかなかった」と嘆く選手がいたり、
「気合でテーピングなしで練習しました」という強引な選手がいたり。

※テーピングはトレーナーの仕事の中のほんの一部に過ぎません

「いなくて困った」という選手の声は、
必要とされている自分を確認できますが、ワタシの目指す環境はあくまでも

「トレーナーがいなくても大丈夫、でもいると安心かな?」という環境。

まだまだやることたくさんあるなぁ、と思った
久しぶりのトレーナー活動です。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【打撲と物理療法】

ボールが足の甲に当たって試合中に負傷退場した選手がいました。
まずアイシングで痛みと腫れをおさえるようにしたのですが、
当たった当初はすでに内出血がみられ、歩くこともできませんでした。

足を挙上させ、アイシング。
教科書的には20分ぐらいですが、20分しても冷感は残り痛みもあるため、
足指の血行状態を確認しながら、結局40分近くアイシングしました
(その頃にようやく冷感もなくなりました)。

試合が近いため「病院へ行かずに何とかして」という監督の言葉に
本来なら病院でレントゲンをとって骨折の有無を確認するのですが、
「何とか出来るとしたらアイシング+圧迫と微弱電流しかない!」と
物理療法を行うことにしました。

アイシング+圧迫とそれ以外はできるだけ微弱電流を流し続けた結果、
翌日は

「何ごともなかったかのように普通に練習できます」

と練習に参加していました!!
ここまでうまくいくとは思っていなかったのですが、
痛みのコントロールと腫れが見事におさえられたようです。
あの内出血は一体どこへ?

(ケーススタディ2にも載せています)
http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/pt/pt8.htm

今回のケースは

●非常にマメな選手できっちりアイシングと物理療法を行ったこと

●打撲初期段階に応急処置がしっかりできたこと

●当たりどころがよかった?

などが考えられます。

アイシングなどで様子をみるようにすることもありますが、
翌日や時間がたつにつれて痛みが増す、状態が悪化しつつある場合は
早めに医療機関を受診してレントゲンを撮るようにしましょう。

骨折の有無を確認するだけでも、精神的に非常に安心できますので。

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◆編集後記
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飛行機、好きなんですけど、嫌いなんですよ(笑)。
なんでしょう、このなんともいえない不安とワクワク感とが交錯する
不思議な空間。

上空からの夜景はそんな不安感も吹き飛ばしますけどね。

しかしのんびりしているのか飛行機はきっちり遅れて到着し、
あわや終電を逃すのでは?という瀬戸際まで追い詰められて
荷物を抱えたまま猛ダッシュしました!!

普段の運動が活かされたかな←ホント?

新しい出会いはワタシの足りないところをライトアップしてくれる
さながら懐中電灯のようなもの。
いつも自分自身を磨きつつ、人とのご縁を大切にがんばります。

また来週もよろしくお願いいたします。

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【なるほど週刊トレーナーニュース】

 発行者    :アスレティックトレーナー ニャロメ
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