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物理療法 ケーススタディ2(打撲)
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現場の問題点

接触プレー、ボールなどに当たる等、打撲というのは比較的おこりやすいスポーツ傷害といえます。しかし打撲だからといって安易に考えてしまうと、痛みが慢性化して肉離れのような状態になったり、骨化性筋炎に悪化してしまうケースが考えられるので、初期対応は非常に重要になります。

※傷害には個人差があり、すべてがこの例に適応するとは考えられません。実際の設定は医師と相談のうえ、行うようにしてください。

【受傷時】
接触プレーによる左肩の打撲。痛くて肩が上がらない状態であり、RICE処置を行う。

【連絡】
遠征先だったため、チームドクターに連絡をとり、状況を説明する。遠征先に持ち込んでいる物理療法器具をどのように活かしたらよいか相談する。

【実際の物理療法】
アイシング×微弱電流療法を同時に行う。

微弱電流を使用することで痛みをコントロールし、治癒促進を促します。電流刺激はほとんど体感しないくらいのものであるため、不快感がなく、アイシングと併用することで腫れを抑えます。アイシングには氷とともに冷却シートを使用。これに電極を貼り付けることで非常に高い治癒促進が期待できるとのことでした(物療機器メーカーさんに教えていただきました)。

【人的・時間的な効率】
一度設定をしてしまえば、アイシングの時間管理のみで非常に効率的です。アイシングが終わった後は微弱電流のみをそのまま継続して行えばよいので、電源の管理のみです。微弱電流機器はポータブル装置のものを使ったので遠征先で非常に重宝しました。

【使用した冷却シート】

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