なるほど週刊トレーナーニュース |
◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 【なるほど週刊トレーナーニュース】 http://www.mag2.com/m/0000184398.html (第176号) 平成21年 6月29日 ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ こんにちは、ニャロメです。 暑いというよりは蒸し暑いという言葉がピッタリの毎日ですね。 それでもかたくなにクーラーに手をつけず、 「首もとひんやりベルト」のお世話になりながら、 過ごしています。 でもこれはグランドではさすがに使えない(笑)。 日かげをさすらいつつも、毎日グランドでがんばっています! では176号のご案内です。 【本日のメニュー】 ◆今週の活動ダイジェスト 「メールカウンセリング」 ◆今日のネタ帳・ピックアップ 「それぞれのコンディショニング」 ◆2009年7月コンディショニングセミナーのお知らせ ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… ◆今週の活動ダイジェスト …………………………………………………………………………………………… 【メールカウンセリング】 今週は久しぶりにチーム練習のみ日々活動した一週間でした。 チームも秋のシーズンに向けてやるべきことがたくさんあり、 無理をする時期ではないのですが、 無理をしないとライバルに差をつけられてしまうという、 ある意味、熾烈な競争下での練習です。 テーピングに頼ってはダメ、ストレッチに頼ってはダメとは思うのですが、 セルフケアをしっかりしているか、 今の状況は練習を続けて行ってもいい状態か、 何より今、がんばらなければいけない状況か、などを考え、 選手と話し合い、練習に参加するかしないかを決定しています。 トレーナーの判断力が問われるところです(^_^;) さて、そんな中、 近い学校の先生からメールで問い合わせが来ました。 これから夏の大会を迎えるチームとしては、 試合に対するコンディショニングでいろいろと考えたいとのこと。 「そういえば、この前もバドミントン部で話をしたよな・・・」 と思い出し、先生の質問に対してメールで回答する、いわば メールカウンセリングを行いました。 ●足が吊る選手がいるのですが 「足がつるのは水分不足、塩分不足による筋けいれんが主な要因なので、 こまめに水分・塩分補給(薄めたスポーツドリンクなど)を行います。 バナナに含まれるカリウムもけいれん予防にいいといわれているので、 試合のときに持参するのもいいと思います。 後は冷やさないように軽くストレッチをしながら筋肉を温めた状態で 保つのがいいのではないかと思います。」 ●疲れをとるクールダウン 「時間と場所が許せば、試合後はロングジョグやウォーキングなどで、 身体を動かして血流をよくし、自宅に戻ってからはゆっくり湯船につかって 入浴するようにするといいと思います。 水泳ができる環境であれば水泳も疲れない程度に泳ぐ分には効果的です。」 とまだまだ質問はあったのですが、 先生がコンディショニングについて理解をしてくれると、 ちゃんと選手にも伝わりますし、 チーム全体の状態もきっとよくなるはず!です。 実際に現場に行って指導するだけがトレーナー活動ではなく、 あらゆる面で相談できる安心感を持ってもらうのも、 トレーナー活動の重要な役割の一つであると思います。 試合で自分たちの力が最大限発揮できるように。 チームを支えるトレーナーとしてこれからも努力していきます。 …………………………………………………………………………………………… ◆今日のネタ帳・ピックアップ …………………………………………………………………………………………… 【それぞれのコンディショニング】 肩を痛めてリハビリ中の選手より質問がありました。 「この前、病院のトレーナー(理学療法士)さんに肩のストレッチは 投げる前にすると関節が緩むから、投げた後のほうがいいとアドバイス されたんです。 でも投げる前にストレッチしたいんですけど、どうしたらいいですか?」 素直な選手なんです(笑)。 「投げた後にストレッチするよりも、投げる前にストレッチしたほうが、 調子がいいってことでしょ? だったら投げる前にもストレッチしたら?」 と返事しました。 理学療法士の先生のアドバイスに対抗するという話ではありません。 それぞれのコンディショニング方法があって、 自分にあうものを取り入れていけばいいのかなということです。 確かに肩のストレッチをすると肩周辺部の筋肉に柔軟性が出ますが、 同時に肩の軸を保つローテーターカフ(いわゆるインナーマッスル)も 伸ばされるため、多少ゆるみを感じるようになるかもしれません。 インピンジメント症候群の傾向がある選手だと、 それが痛みを助長する「かも」しれません。 ※参考ページ(インピンジメント症候群) http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/injury/injury22.htm しかしこの選手の場合、 投げる前にもストレッチしたほうが調子がいいとのこと。 基本的には痛みのない状態で練習するのが理想ですから、 それに近づけるよういろんな方法で調整するのが一番だと思います。 ちなみにワタシも選手にパートナーストレッチをすることがありますが、 ●投げる前にストレッチしたいタイプ ●投げた後にストレッチしたいタイプ さらには軽くストレッチしてほしい、 肩がぐるぐる回るまでしっかりストレッチしてほしいなど、 個人によってそのリクエストはさまざまです。 いろいろ試してみて、自分に合う方法を見つけて、 できる限り自分でストレッチやトレーニングを行い、 ちょっと手を貸してほしいというときにはトレーナーのサポートを求める。 ワタシがいない環境でもいい状態で練習できるように。 そんなことを思いながらこの次のお知らせに続きます(*^_^*) …………………………………………………………………………………………… ◆2009年7月コンディショニングセミナーのお知らせ …………………………………………………………………………………………… アスレティックトレーナーの大きな役割の一つが「ケガの予防」。 スポーツ現場にトレーナーがいない環境のなかでも、 選手自身が自分のコンディショニングをチェックし、必要に応じて、 ケガ予防のためのトレーニングやストレッチができるようになると 素晴らしいことだなと思います。 そのためのコンディショニングセミナーを大阪で開催します! 今回は投球傷害にスポットを当てて、 肩・肘の基本的な機能解剖や投球傷害のメカニズム、 いつもワタシがスポーツ現場で行っているコンディショニングなど 「明日から使える!勉強会」 にできたらいいなと思います。 ご興味のある方はぜひご参加くださいませ。 そしてお友達も誘っていただけるとさらにうれしい(*^_^*)です。 ******* 「投球傷害予防のためのコンディショニングセミナー」 日程)2009年7月31日(金)18:30〜20:30 場所)新大阪丸ビル本館 1011号室 (大阪市東淀川区東中島1-18-5 新大阪駅東口より150m) http://www.japan-life.co.jp/jp/buil/honkan/map.html 定員)20名(定員になり次第締切) 参加費)一般 5,000円、学生 4,000円 講師)西村 典子(日体協AT、CSCS、CPT) 申込方法)専用ウェブサイトからメールフォームでお申し込みいただくか、 氏名、連絡先、所属を明記の上、メールにてご連絡ください。 ★詳細・申込はこちらのサイトより http://www.enterprize-n.com/0731/ ★パンフレットのダウンロード(お友達に説明用、もしくは案内用) http://www.enterprize-n.com/0731/info.pdf (PDFファイル) トレーナーとして活動されている方、これからトレーナーを目指す方、 指導者や選手の方にもわかりやすい勉強会になればと思っています。 皆さまにお会いできるのを楽しみにしております。 …………………………………………………………………………………………… ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… コンディショニングは個人個人にあわせて行い、 競技力アップ、ケガ予防につながればいいと思います。 正解はいろいろあると思いますし、そのいろいろを考えるのは楽しいですね。 「ワタシにも何かできることがないかな」 と思い立って今回初の単独ライブならぬ(違う)、 単独セミナーを開催することにしました。 少しでも皆さんのお役に立てたらいいなと思っています☆ 興味のある方はぜひご参加くださいませm(__)m http://www.enterprize-n.com/0731/ 今回のメルマガはいかがでしたか? 「役に立った」「面白い」「よかった」と思われた方は ぜひクリック&ご意見をお待ちしています(*^_^*) http://clap.mag2.com/bajaecufre?176 (いただいたご意見はメルマガ上でご紹介させていただく場合があります。 掲載不可の場合は、その旨一言お書き添えいただければ幸いです) では来週177号でお会いしましょう☆ 【出張講習会、執筆依頼などのお問い合わせ】 http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/work.htm ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 「なるほど週刊トレーナーニュース」とは? スポーツ現場で活動するアスレティックトレーナーの視点から スポーツ医学、コンディショニング、トレーナー情報などに関する話題を 提供する無料のメールマガジンです。 スポーツを楽しむ方からトップアスリートを目指す選手まで。 トレーナーやトレーナーを目指す方、トレーナーって何?という方、 トレーナーのいない現場で指導する指導者や保護者の方々に 少しでもお役に立てたら幸いです。 ※このメルマガで紹介されているものに関しての情報等は 各自のご判断の上、ご利用くださいますようお願い申し上げます。 当方では責任を負いかねますのでご了承ください。 【なるほど週刊トレーナーニュース】 発行者 :アスレティックトレーナー ニャロメ サイト情報 :真面目にスポーツトレーニング! http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/ メールアドレス:n_trainer5050@yahoo.co.jp(@←小文字に) 登録・解除は→ http://www.mag2.com/m/0000184398.html Copyright(C)2006-2009 Nyarome All rights reserved ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ |