なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第219号)

平成22年 4月26日

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こんにちは、ニャロメです。

リーグ戦が始まりはや半月。
久しぶりの公式戦なのか、帰宅するとドッと疲れが(^_^;)
トレーナーは何も活躍していないんですけどね。
全国大会出場を目指してまだまだ試合は続きます〜。

では219号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「用具と環境に関するインタビュー」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「子どもの野球肘〜後編」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「運動は人生の質を高めるための投資」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【用具と環境に関するインタビュー】

「トレーニングジャーナル」という
トレーナー・トレーナーコーチの専門雑誌があります。
今月号からしばらくスポーツ用具と環境に関する連載を
担当させていただくことになりました。

《雑誌・トレーニングジャーナル》
http://www.fujisan.co.jp/Product/3139/ap-nyaro_2000

ということで今週は取材のためにインタビューをお願いし、
いろいろとお話を聞いてきました。

詳細は発売号をぜひ見ていただきたいのですが、
いろんな競技の方々にそれぞれの競技特異性による
環境や用具・装具などに関するお話を聞いています。

取材を申し込むと、

「何か用意しておくものはありますか、何か準備しておくことはありますか」

と逆に相手の方に気を使わせてしまっているのですが(^_^;)
ワタシは競技担当のバリエーション(というのか?)が
あまりにも少ないので、ワタシの興味の赴くまま話をしていただき、
結果、ワタシが一番楽しんでいるという状態です(笑)。

普段テレビで見かけるようなスポーツであったり、
まったく関わったことのないようなスポーツであったりと、
その種類もさまざまですが、

「もしこの競技のトレーナーを担当することになったら」

という観点で記事を読んでいただけると面白いと思います。
皆さんにとって有意義な情報となるよう、
がんばっていきたいと思います。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【子どもの野球肘〜後編】

野球肘は代表的なオーバーユース(投げすぎ)による障害です。
雑誌・SportsMedicineの特集「子どもの野球肘」では、
「おとながつくっている病気」ということで、
野球肘を防ぐ取り組みなどが紹介されていました。

子どもたちの野球に関する環境はかなり厳しいようです。

《雑誌・SportsMedicine》
http://www.fujisan.co.jp/Product/1281680338/ap-nyaro_2000

これが先週お届けした前編のダイジェスト版。

***

さて、そんな本当にそんなに厳しい環境下で野球をやっているのか
選手に立ち話アンケートを実施。

「公式戦では1日の球数が制限されていますよ」

まずそんな話が出てきたので、ちょっと安心したところ、

「練習試合では関係ないですけどね!」

との答え(+_+)

●練習試合では1日2試合は平気で投げる

●最初の試合はピッチャー、次の試合はキャッチャーとか
(ワタシに言わせればキャッチャーもかなり肩を酷使します)

●公式戦で球数の制限がない団体や試合などもある

●当然、肩や肘が痛くなることもある

●どうしても投げられなくなったら、監督に言って休ませてもらう
(自分から申告しないといけないらしい)

とおおむね、こんな感じです。
ではなぜ肩や肘が痛いのに2試合投げたりするのか。

●試合を組み立てられるだけの投手がほかにいない
(他の投手だと試合にならないほどのコントロールだったりする)

●野球をすることが楽しいので、痛さよりもやりたい気持ちが勝る

●公式戦だとどうしても勝利至上主義になる(チームとして)

●まさか大学やプロまで野球を続けるとは思っていないんじゃないか
(あくまでも推測ですが・・・)


さらにさらに痛くなったときにアイシングをすることもなく
(その前にアイシング自体がどういう効果があるのかわかっていない)、
チューブを使ったローテーターカフ(いわゆる肩のインナーマッスル)
のトレーニングも見よう見まね。

ストレッチぐらいでしょうか。
コンディショニングとしてちゃんとやってそうなモノは・・・。
(これもきちんと理解して行っているか、正しくやっているかは不明)。

聞いていてあまりの環境にクラクラしそうでした(>_<)

どこから手を着けるべきか・・・。

そして約10年たった今も野球を続けていることに驚愕します。
オドロキですよ。

子どものときに野球肘に対する知識があれば、
コンディショニングの知識があれば、
「ケガで野球を断念しました」という選手は減らせるだろうなぁ・・・。

ワタシとしてはいろんな媒体を使って、
現状を変えられるようにコンディショニングの知識を発信していく
ことができますが、それがチームや選手たちに届くまで
見届けることも必要だなと感じます。

子どもたちを指導する方々には目先の勝利ではなく、
一人ひとりの選手人生を考えた起用法をお願いしたい。
教えている子どもが将来、ひょっとしたらプロ野球選手として
活躍できるのではないかという思いをどこかに持ち続けてほしいなと。

そんなふうに考えています。

参考ページ)青少年の野球障害に対する提言
http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/kega/furoku2.htm

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「運動は人生の質を高めるための投資」

【カラダマネジメント術】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4838720890/dosportstrain-22/ref=nosim

「医者の不養生」「紺屋の白袴」
「トレーナーの運動不足」← そのまんま。

運動不足を自認するワタシとしては、
チーム練習中に選手と一緒にランニングすることも
選択肢の一つではありますが、体力的にむずかしい(苦笑)。

でも運動しないと体重は増加する一方ですし、健康にもよろしくない。
そんなときに本屋で見かけた本田直之さんの新刊がコチラでした。

年齢を重ねるごとに増える「カラダ負債」を減らし、
いつまでも健康で活発に過ごすための方法が、わかりやすく書かれています。
うまくまとまっているのでワタシ自身のマネジメントにも参考にしたいし、
トレーナーとしても参考にしたいところ。

さてこの中で印象に残った話が「なぜ運動をするのか」という話。

「おいしいものを食べるためにランニングをする」

と答えた方の話が載っているのですが、なるほどなぁ!と。
人生の質を高めるため運動をするということであり、
これは自分への投資だという話がとてもポジティブですね。

ワタシもおいしいものを食べ続けたいです・・・。

もはやこれは運動をするしかない!!
トレーナー活動と運動を結びつけて一石二鳥でいきたいと思います。
さてその具体策はどうしよう・・・(^_^;)

【カラダマネジメント術】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4838720890/dosportstrain-22/ref=nosim

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◆編集後記
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読み終わりました!

「BORN TO RUN 走るために生まれた」
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4140814144/dosportstrain-22/ref=nosim

久しぶりに読み応えのある本でさっそくメルマガに・・・
と思ったら野球肘の話題が途中になっていましたね。
来週、こちらの本のレビューを書きたいと思います☆
(忘れて違ったネタを書きそうでコワイけど)


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では来週220号でお会いしましょう☆


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