なるほど週刊トレーナーニュース |
◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 【なるほど週刊トレーナーニュース】 http://www.mag2.com/m/0000184398.html (第236号) 平成22年 8月23日 ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ こんにちは、ニャロメです。 早いところでは夏休みも終わって、 二学期が始まったところもあるようですね。 そうこうしているうちに、チームのリーグ戦も 目の前に近づいてきました。 また長い戦いが始まります〜。 では236号のご案内です。 【本日のメニュー】 ◆今週の活動ダイジェスト 「試合モードへシフト中」 ◆今日のネタ帳・ピックアップ 「溶連菌感染症」 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉 「先入観は罪、固定観念は悪」 ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… ◆今週の活動ダイジェスト …………………………………………………………………………………………… 【試合モードへシフト中】 強化練習で何が強化されたって、 ワタシの精神力と根性が強化されたような一週間でした(^_^;) そろそろ試合も近くなってきたので、 強化と疲労回復のバランスを取りながら、 少しずつ試合モードに移行していきます。 このバランスというのがとてもむずかしいのですが・・・。 選手はよく「瞬発力をつけたい」といってきますが、 ●瞬発力を意識したようなもの というものは、 もともとの体力的な土台がしっかりしていないと、 十分な効果が期待できないばかりか、 ケガをする原因にもなりかねないリスクのあるもの。 現にスピードのある選手というのは、 自身の持つスピードが原因でケガをしてしまうことがよくあります。 経験的な感想なので何ともいえないですが、 スピードのある選手を思い返してみる限り、 ●スピードコントロールがうまくいかなかったとき ●(速いがゆえに)相手からのマークが厳しいとき 下肢への傷害が発生しやすいような気がします。 ということでケガ予防のためにも 体力的な基盤をしっかり作るということは大切なのです。 そしてそんな大切な仕事を任されているワタシとしては、 シーズン通してケガなく、よいパフォーマンスが出せるよう、 がんばらねば。だから根性を鍛えたのか・・・(笑)。 …………………………………………………………………………………………… ◆今日のネタ帳・ピックアップ …………………………………………………………………………………………… 【溶連菌感染症】 溶連菌感染症(ようれんきんかんせんしょう)は、 A群β溶血性連鎖球菌という細菌がもたらす病気の総称。 比較的子どもに多い感染症なのですが、 先日、発熱で練習を休んでいた選手がコレだったようで・・・。 参考ページ)溶連菌感染症 http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/kega/genba1.htm ●38度以上の発熱があり、 ●「水分補給はしていたはずなのですが体の中が熱い」と言い、 ●喉の痛みやリンパの腫れなども見られない、 ことからすっかり「熱疲労」だとばかり思っていました。 何だか「ええーそうだったの?何で?」って感じ(~_~;) 早目に病院に行かせて正解でした。 この溶連菌感染症の大きな特徴の一つが 舌にいちごのようなブツブツが出来ること。 わかりやすいのですぐに判断がつきやすいです。 そして飛沫感染するため、マスクなどを着用させ、 出来るだけ人との接触を控えるようにすることも大切です。 寮生活をする選手たちにとってはこれはとても大事!! 元気になった選手に 「子どもの病気なのにどこで拾ってきたの〜」 といっていると、 「ようれんきん」に感染したことがあるという選手が何人もいて、 その事実にさらにビビったワタシです。 意外と身近な感染症のようです。 …………………………………………………………………………………………… ◆トレーナーを支える元気の出る言葉 …………………………………………………………………………………………… 「先入観は罪、固定観念は悪」 【野村ノート】 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4093876045/dosportstrain-22/ref=nosim 野球解説者・野村克也さんの本は何冊か読んだことがあるのですが、 「野村ノート」はその原点ともいえる著書。 ツイッターにて 「本書は、業界、業種を超えて読み継がれる本だと信じてます」 と激オススメされていたので、あわてて購入して読んでみました。 最初から頭をガツンとやられたような衝撃があり、 付箋をペタペタ貼りながら、あっという間に読了。 心に響く言葉もたくさんありました。 今回の言葉は、 野球において投手がシュートという球種を投げると肘を壊す、とか ボールがシュート回転して真ん中に入る、といった具合に 「シュート」という球種自体が悪であるかのような固定観念があるが、 それこそナンセンスであり、 きちんとしたフォームで投げれば肘を壊すこともないし、 シュート回転自体が悪いものでもない、 といったことを説明されている中で出てきた言葉。 何事も自分で確かめる、出来る方法を考えるといった具合に 先入観や固定観念にとらわれない活動をしていきたいと思った次第です。 【野村ノート】 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4093876045/dosportstrain-22/ref=nosim …………………………………………………………………………………………… ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… 溶連菌感染症を熱疲労だと「先入観を持って」見てしまっては こういった見当違いを起こすのだと身をもって体験しました。 イチゴ舌もなかったし、喉も痛くなかったし。なぜ?? 疑問は尽きないのですがそれもまた勉強かなと。 今回のメルマガはいかがでしたか? 「役に立った」「面白い」「よかった」と思われた方は ぜひクリック&ご意見をお待ちしています(*^_^*) http://clap.mag2.com/bajaecufre?236 (いただいたご意見はメルマガ上でご紹介させていただく場合があります。 掲載不可の場合は、その旨一言お書き添えいただければ幸いです) では来週237号でお会いしましょう☆ 【出張講習会、執筆依頼などのお問い合わせはコチラから】 http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/work.htm 【ツイッターアカウントです。よろしければフォローを】 http://twitter.com/nyaro_2000 ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 「なるほど週刊トレーナーニュース」とは? スポーツ現場で活動するアスレティックトレーナーの視点から スポーツ医学、コンディショニング、トレーナー情報などに関する話題を 提供する無料のメールマガジンです。 スポーツを楽しむ方からトップアスリートを目指す選手まで。 トレーナーやトレーナーを目指す方、トレーナーって何?という方、 トレーナーのいない現場で指導する指導者や保護者の方々に 少しでもお役に立てたら幸いです。 ※このメルマガで紹介されているものに関しての情報等は 各自のご判断の上、ご利用くださいますようお願い申し上げます。 当方では責任を負いかねますのでご了承ください。 【なるほど週刊トレーナーニュース】 発行者 :アスレティックトレーナー ニャロメ サイト情報 :真面目にスポーツトレーニング! http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/ メールアドレス:n_trainer5050@yahoo.co.jp(@←小文字に) 登録・解除は→ http://www.mag2.com/m/0000184398.html Copyright(C)2006-2010 Nyarome All rights reserved ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ |