〜スポーツ医学、コンディショニング、トレーナー情報等〜

 

 


 

TOP はじめに (たぶん)日刊トレーナーニュース プロフィール

TOP > 現場から > 溶連菌感染症

現場から 溶連菌感染症
溶連菌感染症

髄膜炎

扁桃炎

クーラー病

成長痛

偏頭痛

朝から「病院で点滴をうちたいんですけど」という電話。舌に白いぶつぶつしたものができ体調も優れないため、近所の病院にかかったときに「風邪じゃないよ」といわれ「点滴をうたないといつ熱が出てもおかしくないですよ」といわれたにもかかわらず、なぜか、そこの病院では点滴をしてくれなかったとのこと。取り急ぎもう少し大きい病院にいくように指示をして、次の日の夕方には練習に出てきていたのですが。病名は「溶連菌感染症」とのこと。聞いたことがあるような、ないような・・・、というわけで調べておきました。

●溶連菌感染症●

A群β溶血性連鎖球菌という細菌がもたらす病気の総称。

【原因】
飛沫感染(溶連菌を持った人の咳やくしゃみなどが周囲に飛び散り、それを吸い込んで感染)

【症状】
38〜39℃の発熱、のどや口の中が炎症を起こし赤く腫れます。赤く細かい発疹が手足や体にも現れ(口の周りは出ないのが特徴)、舌がイチゴの様にぶつぶつして唇が荒れます。嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛がみられることもあります。以前は猩紅熱(しょうこうねつ)とよばれ、法定伝染病でしたが現在では抗生物質の投薬で完全に治るようになったため一般の病気として扱われます。治ってから2〜3週間後に急性腎炎などの合併症を併発することがあり、通常では治ってから1ヶ月後に尿検査で合併症がないことを確認する必要があります。

【治療】
抗生物質の投薬治療。2〜3日で症状はよくなりますが、溶連菌はまだ体内に残っていて再発したり合併症を起こしたりすることがあるので、10〜2週間程度は薬を飲むようにします。服用後、熱が下がって2日ほどすれば人に感染させる心配はなくなると考えられています。

たしかに舌はイチゴのようにつぶつぶでした。病院にいく前は舌が痛くてなかなかものが食べられない、話そうとしても舌が痛くてうまくまわらず話せない、という苦労があったようです。点滴をうったら体調も回復し、元気になったのですが。これって小児科のホームページにいっぱい載ってたんですけど・・・。どこで感染したのだろう(苦笑)。

[↑TOPへ] [後の記事へ→]