なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

◆◇…………………………………………………………………………………◇◆

【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

                                                            (第39号)

                                                      平成18年11月13日

◆◇…………………………………………………………………………………◇◆

こんにちは、ニャロメです。

つい先日まで扇風機を部屋に出しっぱなしにしていたのですが
(風呂上りに必要だったため?)、
今しがた寒くてヒーターを出してしまいました。

エアコンは電気代が高いので最後の砦。
第2弾は「コタツ」ですね〜。
「コタツ」はとっても暖かいのですが、生活がさらに乱れそう(笑)。

では39号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「大人数のストレッチ指導」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「腕の最初の関節」

 ◆ワタシの情報ソース

 「目標管理ツールcheckpad.jp」

 ◆編集後記

……………………………………………………………………………………………
◆今週の活動ダイジェスト
……………………………………………………………………………………………
【大人数のストレッチ指導】

今週は初めて会う大人数の選手たちを前に
ウォームアップやクールダウンの指導をする機会が何度かありました。

声の大きさは自信!?があるので、
拡声器を借りずに地声で指導したのですが、あとでちょっぴり後悔。
100人が円を作ってみるとすごく広がってしまいました(^^ゞ

一口で「ストレッチ指導」といっても
ウォームアップのときとクールダウンのときでは
その目的も変わってきますし、注意しなければいけないことも多いです。

【参考:ストレッチの目的】
http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/stretch/st1.htm

ワタシが一番気をつけているのは姿勢。
ウォームアップのときは基本的には立った状態で、
クールダウンのときは腰を下ろして座った状態で、
それぞれ行うようにしています。

あとは流れを考慮すること。
立ったり、座ったり。また立ったり、では
選手も落ち着きませんよね。

座った姿勢のストレッチがすべて終わってから、
立って、残りのストレッチは全部立って行うこと。

「そんな簡単なこと」

と思われるかもしれませんが、慣れていないとバタバタしやすいのです。


●ウォームアップ(立位)

「これから練習、試合を始めるんだ」という心身の準備を考え、
リズム感のあるようなもの、ダイナミックストレッチ(動的ストレッチ)
などを積極的に取り入れています。

筋肉が過度に伸張されると「最大筋力を発揮しにくい」と
といわれているのでこの点も気をつけなければいけないかな、と。

パフォーマンスが低下してはいけませんしね。


●クールダウン(座位)

「練習で疲れた体を回復させる」という意識のもと、
体が十分に温まった状態で座ってストレッチを行います。
このときはスタティックストレッチ(静的ストレッチ)
を中心に行います。

人数が多い場合で時間に余裕があれば、
パートナー同士でお互いにストレッチしあうこともあります。

※ただしパートナーで行うと時間は2倍かかります。
 この時期、寒くなってくるのが早いので体が冷えることのないように
 環境温を考慮する必要があります。


また大人数の場合は注意がどうしても散漫になりやすいので、

「ストレッチの指示 → 実際に見せる → 笛(合図)」

と少し時間差をつけています(といっても数秒のレベルですが)。

上半身と下半身の間も少し間をとっています。


上手に注目させて、全員がちゃんと目的を理解したうえで
ストレッチを行うことが大切です。

……………………………………………………………………………………………
◆今日のネタ帳・ピックアップ
……………………………………………………………………………………………
【腕の最初の関節】

投球動作の多いワタシのチームの選手たちに、
よくこの話をします。

「肩をあげるときの始点ってどこでしょう?」

多くの選手がいわゆる肩関節(肩甲上腕関節)の上方を指します。

正解は「胸鎖関節」。
鎖骨と胸骨とが作る関節です。
鎖骨の「肩のほうの端ではなくて、胸のほうの端」、
といえば、選手でもわかってもらえます。


「音楽家ならだれでも知っておかなくてはならないことは、
 鎖骨と胸骨の関節です。ほんとうはこの関節には、
 『ひざ』とか『手首』のような、かんたんな名前がほしいものです」

【参考:音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4414402808/dosportstrain-22/ref=nosim

それにしても、「かんたんな名前」って。

『むねてん=(胸点)』なんてどうでしょう?
とバーバラさん(著者)に提案してみようかな。


--《ちょっと脱線》--

ちょっと話が脱線しますが、この本はかなり面白いです。

内容はそれほどむずかしくはないので一般の方向け、
専門家はたぶん物足りないのですが、
選手にいろいろと資料を作って配布するときや、
説明するときなどはかなり重宝します。

音楽家の方向けなのですが、スポーツ選手にも知ってもらいたい。

さらに脱線しますが、翻訳が原文に忠実なのかどうなのか、
かなり面白い日本語で?あまりに不可解すぎて
笑いについていけないときがあります。

amazonのレビューにもありましたが「テンション」も高めです(笑)。

調べてみたらこの本のシリーズ2弾目、

【音楽家ならだれでも知っておきたい「呼吸」のこと】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4414414121/dosportstrain-22/ref=nosim

も出ていた模様。
変な日本語が妙に惹かれるので近日中に読むことにします。

----------------

と脱線の話がかなり長くなってしまいましたが。

胸鎖関節を片方の手で触りながら、
意識して腕を上げてみると、
いつもよりも数センチ腕が上方に伸びます(驚)。

ワタシが選手に肩のパートナーストレッチをする場合は、
ここも必ずチェックします。

ここが腕の始点になっていることが体でわかると、
選手は僧帽筋上部(いわゆる肩こりになるところ)
にムリに力を入れなくてもラクに腕をあげられるのだ、
ということが理解できるのです。

このことを教えたあとに、とある選手は垂直とびの数値があがりました。

「胸鎖関節から腕をあげることを意識したところ、
 腕が数センチ伸びた?」

とのこと。

特に高さが必要なバレーボールやバスケットの選手には
ぜひ意識して高い打点を目指してもらいたいものです。

……………………………………………………………………………………………
◆ワタシの情報ソース
……………………………………………………………………………………………
【目標管理ツールcheckpad.jp】

http://www.checkpad.jp/

Webサーフィンで発見した目標管理ツールです。
ベータ版とのことなので、そんなに複雑なことは出来ないのですが
むしろその簡易さが病みつきになってしまいました!

リストを作成し、終わったらそれをチェックするだけ。

他人とも共有することが可能らしいのですが、
ワタシは一人でこっそりリストを作成してニヤニヤしています。
ちなみにワタシのリストは

●読みたい本リスト

●買い物・ごほうびリスト

●ほったらかしにしないでやりましょうリスト

●ぜひ実現させるゾリスト

など。

物事の進捗状況と自分の取り組むべきことが把握できます。
そして何より、リストの項目が達成したときにつけるチェックが最高!
なかなか楽しいのです☆

……………………………………………………………………………………………
◆編集後記
……………………………………………………………………………………………
今日は脱線しまくりで、しかも長文失礼いたしました。

音楽家の方でも練習や演奏による傷害があるようですが、
「スポーツ傷害」とはいえないし、何と言うのでしょう?
「演奏傷害」?「ミュージシャン傷害」?

しばらく考え込む日々が続きそうです(笑)。

【オススメ:音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4414402808/dosportstrain-22/ref=nosim


このメルマガでは取り上げてほしい話題や疑問・質問、
心に響く素敵な言葉など、ご意見ご感想をお待ちしています〜
(掲載不可の場合はその旨、一言書き添えていただくと助かります)。

↓↓ メールフォームはこちらから ↓↓

http://cgi12.plala.or.jp/nyarome/sendmail.htm

お手紙お待ちしています〜。

では、来週もよろしくお願いいたします!

◆◇…………………………………………………………………………………◇◆

「なるほど週刊トレーナーニュース」とは?

スポーツ現場で活動するアスレティックトレーナーの視点から
スポーツ医学、コンディショニング、トレーナー情報などに関する話題を
提供する無料のメールマガジンです。

スポーツを楽しむ方からトップアスリートを目指す選手まで。
トレーナーやトレーナーを目指す方、トレーナーって何?という方、
トレーナーのいない現場で指導する指導者や保護者の方々に
少しでもお役に立てたら幸いです。

※このメルマガで紹介されているものに関しての情報等は
 各自のご判断の上、ご利用くださいますようお願い申し上げます。
 当方では責任を負いかねますのでご了承ください。


【なるほど週刊トレーナーニュース】

 発行者    :アスレティックトレーナー ニャロメ
 サイト情報  :真面目にスポーツトレーニング!
         http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/

 メールアドレス:n_trainer5050@yahoo.co.jp

 登録・解除は→ http://www.mag2.com/m/0000184398.html
 Copyright(C)2006 Nyarome All rights reserved

◆◇…………………………………………………………………………………◇◆