なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

                                                            (第43号)

                                                      平成18年12月11日

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こんにちは、ニャロメです。

年賀状作成用に「筆まめ」を購入しました。
以前使用していた「筆まめ」はなんとver11.
今回のものがver17.なので、
ずいぶん古いバージョンでがんばってたものです。

ソフトと同様、ワタシも常に新しいものをインストールして
毎日バージョンアップしていこうと
「○マダ電機」の前で心に誓ったのでした(笑)。

では43号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「オフシーズンはインプット期間」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「ミートグッバイの対処法」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「過ちて改めざる、是を過ちと謂う」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【オフシーズンはインプット期間】

今週は毎日のトレーナー活動、というよりは
「トレーナー活動」のためのインプットを行った一週間でした。

前々から楽しみにしていたビジネスセミナー、
トレーニング指導の第一線で活躍されている人との会食、
アメフト観戦、ダンスパフォーマンス等々。

普段のトレーナー活動とは違った刺激があり、
その中で「トレーナー活動」にどう活かせばよいか。
そういった視点ですべてをみていたような気がします。

ということは結局すべて「トレーナー」としての幅を広げるため、なのです。


●行動科学をマネジメントする

セミナーに参加し、石田淳さんの講義を聞きました。

【リーダーのためのとっておきのスキル】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4894512130/dosportstrain-22/ref=nosim

【続ける技術】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4894512432/dosportstrain-22/ref=nosim


などの著作があり、
「人間の行動に基づいたマネジメント」の講義を受講。

ワタシは学生トレーナーの指導にあたるとき、
トレーナーの知識や技術そのものを指導するというよりは、
チームで活動するために必要なことを中心に話をします。


で、トレーナーに関することといえば、

「まず自分で勉強すること」

「わからなかったことを質問すること」

「やってみること」

とわりと「相手の積極性(やる気?)まかせ」のところがあり、
「背中で引っ張れるトレーナーになる!」と行動をみせることで
トレーナーというものを理解してほしいと思っていました。

この講義を聞くまでは。


この考え方は間違いではありません(そもそも間違いなどはないのですが)。

しかし、これで行動できるようになるトレーナーは
「もともとが優秀な」人のみのようです。

ほとんどの人(この場合は学生トレーナー)は、
これだけでは「どう行動していいかわからない」のです。

「行動」を細かく分析する 

→ やるべきことをリストアップする

→ 行動に「快」をもたせる

→ チェックする

→ 習慣化する

これによって「ちゃんと行動する」ということが明確化します。

詳細は

【リーダーのためのとっておきのスキル】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4894512130/dosportstrain-22/ref=nosim

にて。

すごく反省しました、ワタシ。この反省を必ずや活かします。
セミナーの予習として読んだのですが、
「できない人」を人格否定してしまう恐ろしさを感じました。


また同じセミナーにて講義をされていた
小阪裕司さんのお話もすべてが「目からウロコ」だったのですが、
長くなりますのでまたの機会に。

【感性のマーケティング】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569657176/dosportstrain-22/ref=nosim

「感性」を基準に行動を考えるということ、
「逆転の発想」です。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【ミートグッバイの対処法】

ミートグッバイって何?
といわれる方はブログを参考までに(^^ゞ

http://blog.livedoor.jp/nyaro_2000/archives/50545453.html


「急性外傷」(突然起こったケガ)のときの基本はRICE処置。
ほとんどの選手はワタシの口癖のせいか?
「アイシング」を行うということは理解しているのですが、
ちょっと困ったことが。

普段からケガ予防のためにストレッチをするように話しているのですが、
肉離れのような症状でもストレッチしていることが判明!!!

「肉離れと思われるときはストレッチはしてはいけません(-_-;)」


実際に肉離れかどうか、というのは
病院で医師の診察を受けて判明するものであり、
MRIの画像によって正確な診断が出るものなのですが

損傷部位が筋肉であろうことが予想され、

●ストレッチ痛がある場合

●明らかな内出血がみられる場合

などはストレッチをしないほうが賢明です。
というか内出血がみられる場合は、病院に行くべき(汗)。

筋線維が部分的に切れている状態を想像してもらうとわかるのですが、
これをストレッチしてしまうと、
せっかくもとに戻ろうとしている筋線維を引っ張ってしまい、
さらに悪化させてしまうことにもなりかねないからです。

痛みが続くようであれば、まず病院。
これを徹底させることもトレーナーの役割です。


ストレッチをしてよいのはストレッチ痛がなくなったとき。
ここからは筋肉をよく温めた状態からしっかりストレッチします。
必ず温めてくださいね。お風呂でもジョギングでもいいので。

ストレッチは損傷した部位側のみでなく、反対側も必ず行います
(大腿四頭筋を痛めたなら、ハムストリングスも必ずストレッチ!)。

肉離れの原因としては、

●柔軟性の低下(損傷部位、もしくは反対部位)

●筋力のアンバランス

●急激な伸展、もしくは大きな負荷が一点集中する

などが考えられます。

肉離れの予防にはストレッチが有効ですが、
肉離れかな?と思ったときは安易にストレッチを行わないこと。

使い分けがむずかしいとは思いますが、
これを選手に教育していくのもワタシの仕事なのです。

【参考:大腿部肉離れ】
http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/injury/injury61.htm

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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●過ちて改めざる、是を過ちと謂う

【きみはなぜ働くか。―渡邉美樹が贈る88の言葉】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4532165695/dosportstrain-22/ref=nosim

この言葉は本の中で引用されている孔子の言葉です。

会社のビデオレターをまとめたもの、ということですが
「稼ぐために働く」ではない「役に立つために働く」
「働くことは喜び」であるためにいろいろ考えさせられる本です。

毎日失敗の連続ですが、それを改めないことが失敗。

ワタシのようなトレーナーにはそういっていただけると
失敗のしがいがあるというものです(^_^;)

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◆編集後記
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今週はいろんな刺激に満ちた一週間でした。

石田先生が講義の最初に
「私の知っているものは時間の許す限りすべてお話します」
と公言されていたことに驚きとその人間性に迫力を感じました。

どうしたって人は情報を共有することに抵抗感を覚えやすい。
本来「お得情報」は秘密なんです。

ではなぜ全部さらけ出して教えていただけるのか?

「知っている」と「行動する」の間には差があるからです。
いいと思うものを一人でも多くの人に
自分のものとして活用してもらいたいからです。

すごいなぁ。こんな人になりたいなぁ。
と呆然と見上げていたニャロメなのでした。


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では、来週もよろしくお願いいたします!

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