ファティマ→バターリャ→アルコバサ→コインブラ→ブサコ
5月4日(日)
エンリケ航海王子が眠るサンタ・マリア・ダ・ヴィトーリア修道院
 14世紀に、攻め込んできた約3万人のカスティリア(スペイン)軍を6千人のポルトガル軍が打ち破り、独立を守ったことをきっかけに建築された、「勝利の聖母マリア修道院」という名前の修道院。



 巨大な建物です。
でも、未完成のままとなっています。



マヌエル様式の装飾を施された回廊。

 世界の海に乗り出していたポルトガルらしく、帆船のロープや異国の植物をイメージした精巧な模様です。



礼拝堂

屋根は未完成





エンリケ航海王子が眠っています。
                 
無名戦士の墓もあります。

ちょうど交代の儀式も見れました。

予定に無かった、アルコバサのサンタ・マリア修道院に行けました。
 二人だけのツアーなので、お願いしてアルコバサに連れて行ってもらった。
  
 サンタ・マリア修道院は、12世紀にポルトガルの始祖エンリケス一世がムーア人に勝ったことを記念して建設されたもの。
    
 ポルトガルの王様は、戦いに勝つ都度、修道院や教会を建てている。






サンタマリア修道院の重厚な門
左側が、ペドロ王子  右側が、イネス

 イネス(スペインから嫁いできた王妃の侍女)を愛してしまったペドロ王子
 ポルトガルとスペインとの関係維持のため、イネスはポルトガルの重臣により殺害された

 最後の審判の日に起き上がるときに、最初にお互いの顔を見るため、共に足を相手方に向けて葬られている。

コインブラでポルトガル最古の大学へ
       

コインブラ大学の鐘楼

(H)
ちょうど日曜日で、学生もいなくて静かに見物できました。





1724年に建てられた図書館

 装飾がすごいです。
 ポルトガルの勢力により、8世紀にわたって集められた貴重な図書が保管されている。
ブサコの宮殿ホテルに泊まります
 今日のホテルは、ブサコの山の中にある宮殿ホテル、名前もそのまま「PALACE BUSSACO」です。
 王様の狩猟用別荘として1909年に建てられたもの。


これがホテルです。

マヌエル様式で装飾されています。


(H)ホテルを案内する男性も、執事というような昔風の
  ”いかにも”と思わせる雰囲気がありました。
   廊下の壁にも大きな絵が飾られていたり、沢山の
  調度品なども並べられています。






裏山の山頂から見たホテル(左下)

 屋上には、でっかい衛星放送受信用のアンテナが並んでいます。





 階段の壁には、歴史を描いたアズレージョが飾られている。






   客室です。
   天井が高い。


 このホテルは、オリジナルのワインを持っています。

 ワインセラーから自分の生まれ年(1951年)のワインを出してもらいました。同じ年のワインを飲むのは不思議な気分
 100ユーロでした。