イスタンブール→カイセリ→カッパドキア
8月30日
早朝にホテルを出発:ミネラルウォータ1本で350万リラ
 昨夜チェックインしたときに、ホテルの部屋においてあったサンドウィッチを朝食として部屋でとっていると、ドアのノックする音。何かと思って開けると、ボーイさんがサンドウィッチボックスを手に、にっこり笑って「ブレックファースト」と言っている。どうも昨夜置いてあったのは、夜遅い時間の到着にあわせた、夜食であったようだ。朝から2食は食べれません。
 部屋においてあった、ミネラルウォータをいただいて、フロントでチェックアウトする。1本の価格が、347万トルコリラというとんでもない数字。日本円で240円となるが、この桁数のギャップに早く慣れなければ・・・

(H)主婦根性が出て、旅の初日というのに,ランチボックスの中のミニジャム・ハチミツなどついついもったいなくて、カバンに入れてしまいました。何と、この時のジュース(ビン入り)は、日本まで持ち帰ってしまいました。(重〜い)。      
アタチュルク空港では、空港ビルに入るときに手荷物検査
 ホテルから空港までは、車で約10分。空港の玄関を入るところで行列が出来ている。ここでは、ビルに入るときに手荷物検査をしている。搭乗者も見送り客も全員対象のようだ。これで航空機だけでなく、空港ビルも守っている。
Gさん(ガイドの方)はインテリでした
 カイセリまでの飛行機への搭乗は、ボーディングブリッジではなく、バスで行くために、搭乗手続きを終わらせて一階の搭乗待合室に向かう。
 そこで、今回のトルコでずっと案内をしてもらうことになるガイドのGさんとゆっくり話が出来た。
 彼女は、アメリカにも留学経験があるインテリでした。来日経験も無いのに、日本語が本当にお上手。英語はもちろんフランス語もイタリア語も出来るとのこと。昨夜どこかのおばさんという第一印象を持った自分を反省する。まだまだ、人を見る目が無い。
 トルコ女性の地位向上に強い意志を持っておられる。現在でもトルコの女性は、男性と比べて地位が低いようだ。

(H)ツアーで一緒になった御夫婦は、旅慣れた方で心強い。何と、来月にはカナダへ出かけるとのこと。
   宮崎の方で、またまた私はこの旅が楽しくなりました。
イスタンブールからカイセリ空港へ
  アタチュルク空港を飛び立つ。
 この空港では、ジャンボジェット機は見かけなかった。イスタンブールへはジャンボは就航していないようだ。
 
 カッパドキアの奇景を築いたエンジェルス山(3,900m)の横を飛んで、カイセリ空港着.。
 ここは標高が1,000mもあるらしい。。小さな空港で飛行機から空港ビルへは歩いて入る。
これがエンジェルス山
  この山からの火山岩や溶岩が侵食されて、 カッパドキアの風景を造った
カイセリは勝利記念日でお祭り模様
 8月30日は、第一次大戦後に進入していたギリシャ軍をアタチュルク率いるトルコ軍が攻め、ギリシャ軍が敗走を始めた日ということで、いたるところに大きな国旗が掲示されている。
 第一次大戦にはトルコはドイツ側についていた。積年の敵であるロシアを相手にドイツが戦うので、敵の敵は友といったことになったのだろうか。第一次大戦でトルコは大きなダメージを受けていたのを、アタチュルクが救ったので、トルコの国民はアタチュルクが本当に好きなようだ。

(H)まさに式典が始まろうとしているような時に、何と私たち4人は、この道を軍隊をかき分けて横断しました。知らないということは強いのですね。
 
広場にあるアタチュルクの像
  お祝いの花輪などが飾られている
  周りは赤い国旗だらけ
パレードに集まった兵士達
  緑が陸軍・白が海軍・青が空軍の制服
小さな町のバザール
 カイセリからカッパドキアに行く途中にあるバザール。
 町の広場で、食料品・洗剤・おもちゃ・衣服・靴等色んなものを売っている。

(H)各地に小さなバザールは沢山あるそうです。地元の人も遠くから来る人も、色んな人が出店するそうです。
 
穀物や香辛料は豊富にある
バザールを見ている間ずっと
付いてきていた子供たち
  日本人が珍しそうだ
いよいよカッパドキア到着・地下都市へ
 カッパドキア北部のアヴァノスの洞窟レストラン(他にいたお客は、5〜6人の日本人だけでした)で食事をとった後、地下都市のカイマクルへ行く。
 キリスト教徒がアラブ人からの迫害を逃れて作った、複雑に入り組んだ通路で結ばれたこの地下都市の中には、教会(これは必需品)・台所・食物倉庫・トイレそしてワイン醸造所もあって、この中で生活が出来るようになっているが、日光が入らない狭い世界での生活はどのようなものだったのだろうか。

(H)沢山の岩山に囲まれた地形を見て、テロで騒がれたオサマビン・ラディンのことを思い出し、こんなところに隠れていたら見つからないだろうと実感しました。
これは教会跡
 ロウソクの煤が残っている
通路を仕切る石製円形のドア
 これで、敵の進入から内部を守る
出てくる出てくる奇岩の数々
妖精の煙突(きのこ岩)
 硬い玄武岩が、浸食を受けた凝灰岩の上に乗っている。
まだまだ、新しい風景が造られている
見てのとおり、ラクダ岩です
真ん中奥に見えるのが、マリア様です
(H)このあたりは、本当に観光客が多くてびっくりするほど。大きなバスが次々と乗り入れてきました。
宿は、洞窟ホテル
 カッパドキアでの宿泊は、洞窟ホテルを予約した。
 Urgup Eviという名前で、ホテルというよりもペンションといった感じのこじんまりとした宿だ。フランスから来たという女性と、地元の青年とが共同で経営している。

食事後は、星を見に出かけました。真っ暗な中で久しぶりの満天の星を見ることが出来ました。
ホテルの入り口です。岩を掘って各部屋があります。
部屋の中です。
クーラーはありませんが涼しく、過ごし易い。
冬は寒いかも?

テレビもありません。何年ぶりかテレビの無い静かな時間を過ごしました。

(H)手紙大好きの私は、いそいそと絵葉書を出しましたが、なんとここから出した葉書は1通も日本に届いていません。未だに…(ちなみに投函を依頼したのは、この洞窟ホテルではなくて、Dホテルのフロントです)
食事は中庭で町の灯り(ちらほらですが)を
見ながらいただきます。

(H)夕食は2回ともテラスで頂きました。夜はセーターがいるくらい冷え込みます。ティギという真っ白い猫が庭に何時もウロウロしていました。
ティギです  
   ←ヨーロッパ各地を歩いている様子を中心にアップしています。