パムッカレ(ヒエラポリス)→エフェソス→イズミール
9月 2日

トルコって遺跡の宝庫なんだ


 パムッカレの隣というか、同じエリアと言った方が良い場所に、ローマ時代の遺跡であるヒエラポリスがある。
 エーゲ海沿いには、次から次へと色んな時代の遺跡が集まっている。トルコと言えばトロイの遺跡しか頭に無かったのだけど、遺跡の豊富さに圧倒される。
北の入り口であるローマ門
 
 メインストリートの石畳の下には、下水道施設がしっかり配置されています
 

 微妙なバランスで止まっている石

 倒れかけている壁、ゴロゴロ転がっている彫刻類、発掘作業も続けられており、整備途中でまだまだ先が楽しみな遺跡です。

(H)ガイドさんに、10年後にもう一度来てみてほしいと言われました。それほど、これからの発掘が楽しみだということなのかも。

 古代遺跡では必ずある劇場

 楽屋も観客席も良い状態で残されています。
 収容人員は、なんと15千人。観客席の一番高いところまで歩くと結構ハードでした。

(H)遠くから見ると、なだらかに見えますが、とてもとても急勾配で、10段登っても足がすくむほどです。

屋外温泉プール(池?)の底は遺跡です
 皆が泳いでいる底には、遺跡の柱等が転がっています。その上を泳ぐのは、大変贅沢。
 全体は、自然の池をそのまま使っており、何となく日本の露天風呂の風情もあります。
 深さは結構あって、疲れた人は、真ん中に張られている綱につかまって休んでいます。
 ここが源泉で、お湯が底から湧いてきています。
 パムッカレの石灰棚に流れているお湯も、ここが源泉となります。
 お湯を飲めるようになっていたので、飲んでみましたが、若干の炭酸が含まれていました。

不思議な白い世界:綿の城(石灰棚)

 突然、、丘の斜面に一面の白い世界が広がります。
 真っ白な棚の上を、温泉から流れてくるお湯が青白い光を反射しながら流れていくのは、美しく、不思議な光景でした。
 棚の上部エリアには人も歩いて入れます。当然裸足ですので、久しぶりで裸足で歩く感触も楽しめました。

(H)本当に初めて見る風景でしたね。
雪でもないのに、あたり一面が真っ白なんですから。


 こちらの写真は特別出演で、秋芳洞内(山口県)にある石灰棚(百枚皿)です。
 こちらもそれなりの雰囲気はありますが、こちらが皿なら、パムッカレは大広間というくらいの規模の違いでした。

(H)日本のものは、洞内にありますが、トルコのは白日のもとにさらされているという、その迫力に圧倒されました。

政治・文化・経済的に偉大な遺跡:エフェス都市遺跡
 エフェスと言えば、この図書館です。想像していたより相当大きなものでした。
 この都市が文化的にも重要な役割を果たしていたことが分かりますね。
モザイク模様を施された道路です。美しい色が残っています。
地中海へ通じるメインロード

 この道をクレオパトラがエジプト軍を引き連れ、アントニウスの元に行進してきた。

(H)同じ所に自分も立っていると思うと、ガイドさんの話を聞きつつ、タイムスリップして古代へ行ってしましそうな気分になりました。


娼館への案内図
 道路上に置かれています。



下の写真は、建物の入り口に置かれていた分かりやすいサインボード?(エフェス博物館で) 



イズミールの夕食は、海にせり出したシーフードレストランで
黒鯛のグリル
 背中が手前に置かれています。何か落ち着かない配置です。

(H)外国では、皆ディナーの時間が遅くて、私たち日本人が、何時もレストランでは、一番乗りでした。
 レストランからイズミールの夜景がきれいに見えます。

   
 ←ヨーロッパ各地を歩いている様子を中心にアップしています。