日比谷公園から銀座へ


2012年9月




JR有楽町駅 国際フォーラム口  JR山手線有楽町駅の改札を抜け、国際フォーラム口に出て来ました。今日はここからスタートして日比谷公園へ向かい、公園を散歩した後、銀座まで行く事にします。
JR有楽町駅 国際フォーラム口


 駅出口の名前通り、駅前には東京国際フォーラムがどかんと控えます。ここは大きなコンベンションセンター。いつも沢山の展示会や催し物が開かれていますが、特に今年は10月にIMF(国際通貨基金)・世界銀行年次総会が開かれ、世界中の財務大臣がここで一堂に会します。 東京国際フォーラム
東京国際フォーラム


東京国際フォーラム内  元々ここは旧東京都庁舎があった場所。新宿の新庁舎が建てられて旧庁舎が解体された後に、この施設が造られたのでした。平成8年竣工。
東京国際フォーラム内


 今日は建物の前にある広々とした地上広場でも、楽しそうな催し物が開かれています。 地上広場
地上広場


掘り出し物がいっぱい  今日行われているのは大骨董市。カップ、皿、絵画、古めかしいモノクロ写真、アンティークドール等々、曰くありげな品物が山積みのフリーマーケットです。

 それじゃぁ、ぼちぼち日比谷公園へと向かいましょうか。
掘り出し物がいっぱい


 有楽町駅を背にして東京国際フォーラムの前の通りを歩いて行くと、突き当りに皇居の石垣とお濠が見えて来ました。通りの左側にある白いがっしりしたビルは第一生命館。この角を左折して日比谷通りへ入りましょう。 日比谷通りへ
正面は皇居 左は第一生命館


第一生命館  日比谷通りに面した第一生命館はその本社屋として昭和13年に竣工したものですが、戦後の一時期GHQに接収され、最高司令官のダグラス・マッカーサーもここから指揮を取っていました。と言う訳で、GHQの説明には必ずと言っていいほど、この建物の当時の写真が使われます。
第一生命館


 右手に皇居を見て、日比谷通りをそのまま進んで行きましょう。 日比谷通りを進む
日比谷通りを進む


日比谷公園が見えて来た  間もなく日比谷交差点を隔てた右前方に、こんもりとした林が見えて来ました。あれが日比谷公園。日本初の洋式庭園として明治36年に開園した、面積161,000u余りの公園です。
日比谷公園が見えて来た


 交差点を横断して、日比谷公園の入口前までやって来ました。日比谷交差点に面したこの入口は有楽門。それじゃぁ早速、日比谷公園ツアーのスタートと行きましょうか。 日比谷公園 有楽門
日比谷公園 有楽門


心字池  ここ日比谷公園には二つの池があるのですが、そのひとつが心字池
心字池


 池の畔にそびえ立つこの石垣は、公園近くにある旧江戸城(現・皇居)外郭の名残の石垣で、心字池はそのお濠をイメージして造られたものです。 江戸城石垣の跡
江戸城石垣の跡


石垣上からの眺め  石垣の上からの眺めは抜群。ベンチに座ってゆっくりと、高い所から心字池を一望できます。
石垣上からの眺め


 日比谷公園に二つある池のもう一つは、この雲形池。和風の心字池に対してこちらは洋風の池。写真では分かり難いですが、池の中心には鶴の噴水が置かれています。 雲形池
雲形池


ペリカン噴水  そして鶴もいればペリカンもいます。心字池に隣接する第一花壇に置かれたペリカン噴水
ペリカン噴水


 その第一花壇にある芝生広場の真ん中で、ひと際目立つ背の高い木が見えています。あれは椰子の木。 第一花壇
第一花壇


ローマの牝狼  公園内を歩いていると、曰くあり気なモノが色々と見つかります。写真は川に捨てられた双子の兄弟が狼の乳を吸って育ち、その後ローマを統一したと言うローマ神話を基にした彫像で、昭和13年にイタリアから当時の東京市へ贈られたものです。
ローマの牝狼


 これは京橋の欄干柱。嘗て東京を流れていた京橋川。そして川に架かる橋の一つ京橋の、明治8年に造られた欄干柱がこれです。大正11年に京橋が架け替えられた時、ここに移されました。 京橋の欄干柱
京橋の欄干柱


桜川の石橋  そしてこちらは、芝増上寺の前を流れていた桜川と言う水路に架けられた、江戸時代の石橋です。
桜川の石橋


 何やら木の切り株のような物を発見。案内板によると、昭和の初期に九州は福岡市の炭鉱内地下300mの所から長い木のまま発見されたもので、何千万年も前の植物が水底に埋没してケイ酸質の液が染み込んだ、珪化木と言われるものなんだそうです。 松石
松石


首賭けイチョウ  この大イチョウは別名首賭けイチョウ。なんだか物騒な名前ですが・・・

 元々はこのイチョウの木、現在の日比谷交差点近くにあって、明治32年頃の道路拡張工事の折、移植不可能の為に伐採されようとしていました。これを知った林学博士で日比谷公園の設計者でもある本多清六が、「自分の首にかけても移植させる」と言って、公園内のこの場所への移植を成功させた事から付いた名前だったのでした。
首賭けイチョウ


 そうそう、イチョウと言えば園内のこのイチョウ並木。明治36年の開園当時からあるもので、東京都内でもいちばん古いイチョウ並木の一つなんだとか。 公園内のイチョウ並木
公園内のイチョウ並木


大噴水  日比谷公園と言うとすぐに目に浮かぶのが、この大噴水の景色。日比谷公園の紹介にはよく利用される場所です。ところで空高くあがる噴水の後ろに見え隠れする、アーチ型の屋根の建物が気になるんですけど・・・・
大噴水


 その建物は野外小音楽堂でした。客席数1,000余りのこの音楽堂では、主に料金無料のコンサートが催されます。 小音楽堂
野外小音楽堂


大音楽堂  小音楽堂があるんだったら大音楽堂もある筈、と思っていたらやっぱりありました。いわゆる日比谷の野音と呼ばれているもので、小音楽堂に比べて3倍近く、立ち見も含めおよそ3,000人の収容人数になり、有料公演はこちらで行われます。
野外大音楽堂入口


 たしか大昔、キャンディーズの蘭ちゃんが「ふつーの女の子に戻りたーい」って泣きながら叫んだのはここだったよナァ、とか思いながらステージを覗いてみたんですけど、ご覧のようにゲートがしっかり閉鎖されていました。 大音楽堂のステージ
大音楽堂のステージ


日比谷図書文化館  公園内には色々な施設が入っていますが、日比谷図書文化会館もその一つ。建物の中には図書館のほかに、千代田区の歴史や文化が分かる、入場無料の資料館もあります。
日比谷図書文化館


 図書文化会館と道を隔てて隣同士に並んでいるのは日比谷公会堂。重厚な煉瓦造りの建物は昭和4年の竣工です。 日比谷公会堂
日比谷公会堂


旧日比谷公園事務所  こちらも日比谷公会堂同様、公園内にある貴重な建築物のひとつ、旧日比谷公園事務所。公園の管理事務所として明治43年に竣工したもので、ドイツのバンガローをイメージした建物です。
旧日比谷公園事務所


 見どころたっぷりの公園内を時間も忘れて歩き廻っていたら、お腹の方がグーグーと鳴って来ました。さぁそろそろランチタイム。食事の出来る場所が公園内には沢山あるので迷います。先ずはこの日比谷パレス。土日祝日は結婚式場でも、平日はお洒落なフレンチレストランに変身です。 日比谷パレス
日比谷パレス


日比谷松本楼  こちらは明治末期に創業の老舗レストラン、松本楼。庶民的な洋食から本格フレンチのフルコースまで、さすがにメニューは盛り沢山です。
日比谷松本楼


 気軽に入れるレストランだったら、ここ日比谷パークセンター。日替わりランチは1,000円札1枚でお釣りが帰って来るゾ。 日比谷パークセンター
日比谷パークセンター


公園内の売店  もちろん売店もアリ。公園散歩の時のランチは、ベンチに座って景色を眺めながら、が一番かも。
公園内の売店


 公園内にはフラワーショップもあります。日本全国に店舗展開する大手花卉小売業の、日比谷花壇日比谷公園店 日比谷花壇
日比谷花壇


日比谷門  それじゃぁそろそろ公園散歩から街歩きに移りましょうか。日比谷花壇のすぐお隣にある日比谷門を抜けて、大きな日比谷通りを横断し、左側の日生劇場と右側の帝国ホテルに挟まれた道、みゆき通りを直進します。
日比谷門と、正面に延びるみゆき通り


 日生劇場のお隣にある白亜の超高層ビルは東京宝塚ビル。地上19階・地下4階の建物の内、1階から6階までは東京宝塚劇場が入っていて、あの宝塚歌劇団の東京に於ける拠点となっています。 東京宝塚劇場
東京宝塚劇場


泰明小学校  そのままみゆき通り沿いを歩いて行くと間もなく前方左側に、アーチ型の窓が目を惹くコンクリート塀とレトロな門柱が見えて来ました。これは中央区立の泰明小学校
泰明小学校


 明治11年創立の歴史ある小学校で、島崎藤村や近衛文麿をはじめ多くの著名人がここで学びました。蔦の絡まる校舎は昭和4年の竣工。案内板によると、鉄の門扉は南フランスの貴族の館にあったものだそう。 泰明小学校
蔦の絡まる校舎


数寄屋橋公園  泰明小学校のちょうど裏手にある小さな公園は、数寄屋橋公園。園内であの大阪万博のシンボル、太陽の塔にそっくりな時計台を見つけました。どうせパクリだろうと思いきや、なんと岡本太郎作でありました。
数寄屋橋公園


 再び泰明小学校前のみゆき通りを進んで行きましょう。外堀通りを越える頃には、通りの両側に高級ブランドのショップが現れ始めました。ところでこのみゆき通りで連想するものがあります。それはみゆき族。 みゆき通り
みゆき通り


みゆき通りのシャネル  時は昭和39年のみゆき通り。主にハイティーンの若者たちが同じようなファッションを身につけ、通りを集団でブラついたり、街角でたむろしたりする姿が多く見掛けられました。これがみゆき族。
みゆき通りのシャネル


 女性はリボンを後ろで結んだロングスカートにペッタンコの靴、男性はボタンダウンシャツにツンツルテンで細身の綿パンやバミューダパンツという、いわゆるアイビールックの様な出で立ちで、当時大人気のファッションブランドVANの紙袋をバッグ代わりに抱えていました。

 昭和39年と言うと当時私はまだ幼稚園。当然みゆき族でも何でもなかったですが、実はこのワタシも大昔からアイビールックのファンでありまして、今だに三つ釦段返りのブレザーや、裾をダブルにしたパイプステムのパンツなぞを身にまとったりしてるのであります。と言う訳で、家の押し入れにあったVANの紙袋を、思わず撮影してしまいました。
VANの紙袋
VANの紙袋


中央通りへ  みゆき通りはやがて中央通りと交わります。これを左折して銀座のメインストリートへ。
中央通りへ


 今日は日曜日、中央通りは歩行者天国です。せっかくだから堂々と車道の真ん中を歩こっと。それにしても残暑厳しい折、みんな直射日光を避けて日陰を歩くので、通りの真ん中はガラガラだね。 中央通り
中央通り


銀座和光  間もなく銀座の中心地点、中央通りと晴海通りが交差する銀座四丁目交差点に到着。前方には銀座のランドマーク、高級装飾品専門店和光の昭和7年竣工になる時計塔が見えています。そしてその手前にあるのは和文具の老舗専門店鳩居堂
銀座和光


 鳩居堂の前は、お馴染み路線価日本一(平成24年度現在)。日本でいちばん土地の価格が高い場所です。ここに東京メトロの銀座駅入口があるので、いちおう今日のゴールと言う事にしますが、ワタクシはもうちょっと、銀ブラする事にしまぁーす。 鳩居堂前
鳩居堂前








★交通 JR山手線有楽町駅 国際フォーラム口
★歩行距離 約4.0km


地図リンク
周辺地図




インデックス
インデックス
トップ
ホーム