コリアンタウンと副都心
新大久保から新宿へ
2010年12月
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JR新大久保駅前 |
昨日から降り続いていた雨も、JR山手線の新大久保駅に到着する頃には天気予報通りにぴたりと降り止みました。今日の散歩は、ここ新大久保駅前からスタートです。1ヶ所しかない改札口を出たら、向かって右方向へ。山手線のガードを抜けて、駅前の大久保通りを歩きましょう。 |
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大久保通り |
大久保通り沿いと、その南側を並行して走る都道、通称職安通りとの間(進行方向右側)の一帯はコリアタウン。大人気の韓流ストリートなんです。 |
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韓流百貨店 |
ガードを抜けたすぐ先にあるこの店は、韓流雑貨や韓流スターのグッズを扱うショップ。雨上がりの午前中で、しかもウイークデーだと言うのに、店内に入り切れないお客さんたちが店頭に溢れ出ています。 |
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韓国料理店 |
大久保通りを外れた狭い路地にも、沢山のショップが建ち並んで営業していて大盛況。この料理店もその一つです。店内は韓流ファンの女性たちで満員状態。店頭に駐輪されたママチャリが、それを物語っています。 |
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大久保通り沿いの青果店 |
大久保通り沿いのこの店は青果店。ここにも溢れんばかりのお客さんが。しかしどの店もほとんどが、いやカップル客を除いたらほぼ100%が女性客です。店内を覘いてみたいんですが、自分の様なオトコ一人だと圧倒されそうで、二の足を踏んでしまいます・・・ |
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コーヒーショップ |
このコーヒーショップの店頭ではたくさんの韓国製激辛カップラーメンや、インスタント麺が売られていました。 |
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大久保通りを進む |
ハングル文字が乱れ飛ぶ大久保通りを、更に先へと進んで行きましょう。 |
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大久保二丁目交差点 |
新大久保駅前からおよそ700m、韓流ショップがそろそろ途切れた辺りで、通りは明治通りと交差します。この大久保二丁目交差点を渡って、大久保通りをそのまま直進。 |
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都立戸山公園(箱根山地区) |
明治通りを越えた先の北側一帯は、都立戸山公園の箱根山地区。入口は交差点からおよそ150m程先の左側です。 |
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箱根山へ |
大きな団地の中を縫うように延びる戸山公園の小道を歩いて行くと、箱根山と記された道標を発見。 |
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公園内を更に進む |
道標に従い更に進むと、やがて小道は林の中へ。箱根山へのミニ登山道です。
ここ戸山公園は嘗て尾張徳川家の下屋敷だった場所で、この箱根山は大名庭園の築山として、その当時に造られたものなんです。 |
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箱根山山頂への急登! |
その後の明治維新を経てこの地には、旧日本軍の訓練・研究施設である陸軍戸山学校が置かれます。そして終戦を迎え、その跡地に都営住宅と、この戸山公園が造られたのでした。 |
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山頂まであと少し |
箱根山の標高はほんの44.6m。しかしながら、東京のど真ん中を1周しているJR山手線内では最高所です。 |
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山頂からの眺め |
山頂に辿り着きました!
頂上からの眺めは、ご覧の通り先ず先ずデス。都会の真ん中の標高44m余り。まぁこんなもんでしょうか。 |
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箱根山を下山 |
箱根山を下りて、そろそろ戸山公園をあとにしましょう。今年は夏の猛暑と、その名残からか冬でもまだまだ暖かい日が続いているお陰で、12月も中旬になると言うのに紅葉が赤々と燃え盛っています。 |
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再び大久保二丁目交差点 |
戸山公園を出て大久保通りを右へ。大久保二丁目交差点まで戻って来ました。直進すると、さっきの韓流ストリートを経て新大久保駅へと戻るので、ここは左折して明治通りに入って行きましょう。 |
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Y字路を右へ |
明治通り沿いに歩く事、およそ700mあまり。この先、道はふた手に分かれます。このY字路は右方向へ。 |
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花園神社 |
間もなく通り沿いの右手に、どっしりとした鳥居が現れました。新宿花園神社の大鳥居です。 |
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拝殿 |
詳細は不明ですがこの花園神社は、江戸に幕府が置かれる以前からこの地の鎮守様として敬われ、親しまれて来たんだとか。 |
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拝殿脇の看板に従って |
大鳥居を抜けて境内を進み、中央に見えてくる拝殿で参拝した後は、拝殿左脇に掲げられた「新宿駅近道」の案内看板に沿って、境内の裏手へと進みましょう。 |
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境内裏の鳥居 |
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鳥居を抜けて左へ |
鳥居の先は石段です。これを下って、突き当りの道を左へ。 |
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正面は靖国通り |
そして、間もなく正面に見えて来る大通りは靖国通り。ここは右折します。 |
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新宿大ガード |
新宿歌舞伎町を横目に、靖国通りをおよそ400mほど歩いてきました。正面には新宿大ガードが迫っています。 |
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大ガードを抜ける |
信号を渡り、ガード脇に作られた歩道で新宿大ガードをくぐり抜けましょう。 |
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新宿副都心の摩天楼 |
ガードを抜けると突然目の前に現れたのは、新宿副都心の超高層ビル群。手前の歩道橋を渡って、指道標を確認しながら一旦は、前方斜め左の甲州街道方向に直進。 |
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次の信号を右へ |
そして歩道橋から100m程歩いた先にある、最初の信号を右折します。 |
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新宿中央公園入口 |
そのまま道なりに500m程歩いて行くと、新宿中央公園の木立が見えて来ました。 |
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新宿中央公園 |
新宿中央公園は敷地およそ26,000坪余り。東京ドームと比べて2倍弱ほどの広さになる、新宿区立の公園です。 |
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園内より都庁を望む |
東京都庁舎の裏手に位置し、嘗ての淀橋浄水場と、カメラメーカーの旧コニカの工場跡地を利用して整備された公園です。 |
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写真工業発祥の地 |
公園内の植え込みの中に、旧コニカの工場跡地だった事が記された案内板がありました。 |
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熊野神社拝殿 |
隣接する熊野神社の境内へは、公園内からそのまま入って行く事が出来ます。 |
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熊野神社末社の大鳥三社 |
熊野神社は先ほど見て来た花園神社と共に、ここ新宿の地の守り神として、古くから信仰されて来ました。 |
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大鳥三社の狛犬 |
ところで、熊野神社の拝殿裏にある神社付属の大鳥三社には、珍しい狛犬が造立されています。何が珍しいんでしょうか??
答え
「おなかの下の足の部分がくり抜かれていない」でした。
見りゃぁ分かるか。 |
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新宿ナイアガラの滝 |
再び新宿中央公園の敷地内に戻って来ました。ここは人気スポットの新宿ナイアガラの滝。ドラマなどの撮影場所としてもお馴染みの場所なんです。
そして、そのまま後ろを振り返ると目に飛び込んでくるのは、東京都庁舎の高層ビルです。 |
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東京都庁第一本庁舎 |
高さ243mになるこの東京都庁第一本庁舎の45階部分には、えらく眺めの良い展望室があって、なんと入場料金は無料。しかも朝まで雨降りで、その後もどんより曇っていた今日の空には青空がのぞき始めました。これは何ガナンデモ行くしかないっ! |
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陸橋の先は都庁舎 |
新宿中央公園と東京都庁舎は陸橋でつながっているので、迷わず移動できます。 |
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都議会議事堂 |
今や新宿副都心の顔となったこの都庁舎の設計は、東京カテドラル教会や代々木第一体育館などの他、数多くの建築物の設計を手がけた、日本が世界に誇る建築家、丹下健三の手によるものです。 |
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東京都庁展望室 |
と言う訳で、展望室行きの専用高速エレベーターに乗り込んでやって来ました、都庁展望室。レストランや売店はあるものの、フロア内は意外にガランとしていて殺風景です。 |
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展望室からの眺望 |
しかしながら地上45階、標高202mからの眺望は素晴らしいの一言デシタ。
未熟なカメラマンによる窓越しの撮影のため、反射の写り込みはご愛敬と言う事で・・・ |
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地下鉄都庁前駅へゴールイン |
第一本庁舎の1階に下りて来ました。ここからは直接エスカレーター・階段で、都営地下鉄大江戸線の都庁前駅へアクセスできます。 |
★交通 |
JR山手線 新大久保駅下車 |
★歩行距離 |
約7.0km |
周辺地図
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