成田山新勝寺
2010年9月
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JR成田駅東口ロータリー |
JR成田線・成田駅の東口に出たらひとまず左へ。駅前ロータリー沿いを時計回りに歩き、駅の真正面の方向へと進みましょう。 |
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表参道の道標 |
そして最初の信号を左折。交差点の角には「表参道」と記された石柱の道標が建っています。 |
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成田山新勝寺 表参道 |
と言う事で、これが成田山新勝寺の表参道になります。ここから境内まではおよそ900m、通りの両側に続く商店街をひやかしながらぶらぶらと歩いて行きましょう。 |
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薬師堂前 |
しばらく進むと通りは二股に分かれます。成田山への参道は右側の道ですが、左側には成田山の飛地境内があります。 |
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薬師堂 |
飛地境内には薬師堂が建っていました。1655年の建立で、成田山に現在残っている建物の中ではいちばん歴史の古い物になります。 |
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更に参道を進む |
参道を更に先へと進んで行きましょう。この辺りから通りに建ち並ぶ商家の建物は、クラシックな和風建築が増えてきます。まるで遠い昔にタイムスリップしたかのよう。 |
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成田観光館 |
参道の左手に見えて来た建物は成田観光館。入館は無料です。 |
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成田観光館内 |
1階は観光案内所、2階は成田のミニ博物館になっています。ご覧の写真は地元の祭りに使われる山車で、明治・大正時代に作られたものです。 |
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成田山新勝寺 総門 |
成田観光館を過ぎるといよいよ今日の目的地、成田山新勝寺に到着。目の前には総門が見えています。この総門、比較的新しいもので、建立は平成19年になります。 |
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弁財天堂 |
総門を抜けるとすぐ脇に建っているのが、この弁財天堂。正確な年は不明ですが元禄年間(1688~1703)の建立と言われ、さっき見て来た飛地境内にある薬師堂を除けば、境内で最古の建物だとか。 |
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大師堂 |
成田山は真言宗智山派の大本山。と言う訳でこの大師堂には弘法大師や理源大師、興教大師など、真言宗の高僧たちが祀られています。建物は明治21年に再建されたもの。 |
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仁王門 (重要文化財・国) |
明治神宮(東京都)、川崎大師(神奈川県)と並んで、正月の初詣客の数では毎年常に全国TOP3をキープしている成田山新勝寺。開山は940年、本尊は不動明王で、広大な境内には1830年の建立の仁王門を始め、貴重な文化財が数多く残されています。 |
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那羅延金剛 (ならえんこんごう) |
仁王門に張られたフェンスの隙間から中を覗くと、いました居ました仁王さま。こちらは口をあんぐり開いた阿形像(あぎょうぞう)の那羅延金剛。 |
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密迹金剛 (みっしゃくこんごう) |
こちらは口を真一文字に結んだ吽形像(うんぎょうぞう)の密迹金剛。二つ合わせてまさに阿吽の呼吸です。 |
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こわれ不動堂 |
仁王門をくぐって石段を上って行くと、途中に小さなお堂がありました。このお堂は何回修理してもすぐにまた壊れてしまうとか。それで付いた名前がこわれ不動堂。 |
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大本堂 |
鉄筋コンクリート造りのどっしりとした大本堂が現れました。ここに本尊の不動明王が安置されています。 |
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三重塔 (重要文化財・国) |
大本堂の手前に構えるのは、漆塗りも施されている煌びやかな三重塔。建立は1712年です。 |
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一切経堂 |
三重塔同様こちらも彩色が眩しい、1722年建立の一切経堂。案内板によると、堂内には仏教の経典約2千冊が収められています。 |
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鐘楼 |
1701年の建立になる鐘楼。毎日3回朝・昼・夕と、この鐘楼から鐘の音が響きます。 |
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釈迦堂 (重要文化財・国) |
この釈迦堂は、現在の大本堂が建立される前まで本堂だったものです。1858年建立。 |
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二十四孝の彫刻 |
釈迦堂の扉には、中国の古い孝行物語「二十四孝」の彫刻12枚が埋め込まれています。 |
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五百羅漢の彫刻 |
そしてまた壁面にも、10年の歳月をかけて彫り上げられた五百羅漢の彫刻8枚が埋め込まれています。 |
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聖徳太子堂 |
和を以て貴しとなす。と言う事で、これは世界平和を祈念して平成4年に建立された聖徳太子堂。 |
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朝日観音堂 |
1867年建立の朝日観音堂は、質素で控えめなお堂です。 |
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天満宮 |
朝日観音堂と隣り合わせにあるのがご存じ学問の天神様、菅原道真を祀ったこの天満宮。明治20年に再建されたものです。 |
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額堂 (重要文化財・国) |
どっしりとした入母屋屋根の風格あるこの建物は、1861年建立になる額堂です。 |
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額堂内部 |
額堂とはその名の通り、信徒から奉納された絵馬や額が掲げられている建物です。 |
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七代目 市川団十郎像 |
額堂の中にあるこの石像の人物は、七代目市川団十郎(1791~1859)。歌舞伎の市川団十郎家は初代から代々成田山新勝寺を信仰し、特にこの七代目は額堂を寄進するなど多大な貢献をしました。この事は、屋号が成田屋である事からもよく分ります。因みに案内板によると、七代目が寄進した額堂は昭和40年に火災で焼失してしまったそうなので、現存するこの建物とは別のものです。 |
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開山堂 |
既記の通り、成田山の開山は古く940年。そしてその開山の祖、寛朝大僧正(かんちょうだいそうじょう)が祀られているのがこの開山堂です。現在の建物は昭和13年に再建されたものになります。 |
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光明堂 (重要文化財・国) |
既出の釈迦堂が前の本堂なら、この光明堂はそれより古い元祖本堂。釈迦堂が建てられる前まで本堂だった建物です。建立は1701年。 |
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奥の院 |
光明堂のちょうど裏手に見え隠れしている石垣は、奥の院です。 |
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奥の院入口 |
石垣の中の洞窟は奥行きおよそ11メートル程。案内板によると中には大日如来が安置されていて、毎年7月7日~9日の3日間のみ入口の扉が開かれます。 |
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板石塔婆(いたいしとうば) |
奥の院入口の扉の脇に埋め込まれたこの板碑は石で作られた供養塔。石の卒塔婆です。そして大きな梵字が刻まれた板碑には、明徳五年(1394年)との年号が見えています。 |
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清龍権現堂・妙見宮 |
成田山を守護する鎮守さまは、1732年の建立になるこの清龍権現堂・妙見宮。 |
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成田山公園から平和大塔を望む |
丘陵を巧みに利用して築かれた成田山新勝寺。広大な境内には5万坪の成田山公園も作園されています。 |
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雄飛の滝 |
成田山公園は、森林浴をするにはもってこい。林の中を歩いていると見事な滝が現れました。これは雄飛の滝。 |
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林を流れる川 |
滝から溢れ落ちた清水は、緑の中を勢いよく次々と流れて行きます。静寂な中に川の流れの音だけが響いています。 |
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川は池へと注ぐ |
澄んだ川の水は次第に勢いを増し、やがて静かな池へと注がれて行きます。 |
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竜智の池 |
文殊の池、竜樹の池を経て、川の流れは日本庭園が築かれた三つ目の池、竜智の池へと辿り着きました。 |
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水行場 |
成田山公園の林の中を歩いてばっちり癒されたところで、再び仏閣のエリアへ戻って来ました。
ここは水行場。文字通り水を浴びて水行を行う場所です。建物は1835年の建立。 |
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再び表参道 |
総門を抜け表参道を逆に辿り、出発地だった成田駅前へと戻りましょう。ところで、成田山の参道沿いには美味しい鰻料理の店がたくさん集まっている事で有名。鰻を焼く甘い香りが参道のそこら中から漂います。すっかり腹も減った事だし、そろそろ自分もこの辺で・・・ |
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JR成田駅前 |
とっても美味しい鰻と、それよりもっと美味しいビールのおかげで・・・ とってもハッピーになったところで、JR成田駅東口のロータリーへと戻って来ました。 |
★交通 |
JR成田線 成田駅下車 |
★歩行距離 |
約 4.5 km |
周辺地図
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