早くも昭和を堪能しながら歩いていたら「落語と和小物」という文字を見つけて、思わず反応してしまいました。実はこのワタクシ落語ファンでありまして、しかしながら昨今の流行り病もあり寄席通いは少々ご無沙汰気味で、フラストレーションも溜まりつつあったのでした。そんな折、目に映った落語という文字。通りから店内を覗いてみたら、これまたワクワクする品物がたくさん。
先ず目に飛び込んで来たのは、私の最も敬愛する三代目古今亭志ん朝(1938-2001) と、その兄上の十代目金原亭馬生(1928-1982)
、父上の五代目古今亭志ん生(1890-1973)の3人並んだでっかいポートレートではありませんか!
そういえば志ん生御一家は、嘗てこのごく近所に居住していたのでした。しかもそればかりかこの谷中界隈、西の根津には五代目立川談志(1935-2011)
が住んでいたし、そして東の根岸には七代目(1894-1949) 及び当代の林家正蔵や、初代(1925-1980) 及び当代の林家三平といった、あの海老名家の住まいもあったので、まさにここ谷中界隈は落語の聖地って訳なんです。 |