(その2)

2.RSヤマモト

平成13年も師走に入り、ちょっと忙しくまた慌しくなってきた今日この頃。
スーパーオートバックス東京ベイ東雲でぶらぶらしていたぶぶやんに、担当のあんちゃんから声がかかる。

あん「検討して欲しいショップを見つけました」
ぶぶ「!・・・どこ?」
あん「RSヤマモトさんです。」
ぶぶ「!!・・・おいおい(^^;;;」

RSヤマモト。1980年代にZ31(300ZX)で最高速200マイルオーバーを日本で初めて達成させた、
超!!硬派なチューニングショップ。
ぶぶやんたちから見れば、「Zの神様」「日産車の神様」じゃないか。
そんなところで、ぶぶやんのポンコツZ31の面倒を見てくれるのかいな?(ビビリモード)

ぶぶ「おいおい、凄いところ選んだな」
あん「実はね・・・」

あんちゃんの話を総括すると、ぶぶやんZ31のOH先を求めてHKSの営業マンに相談したらしい。
そのHKS営業氏、さっそくRSヤマモトの山本社長に打診。それもかなり詳細に打診してくれたらしい。
そして山本社長は、VG20ETのOHに関して、二つ返事で了解してくれたそうだ。

あちこちのショップで難色を示されたVG20ETのOH。それをふたつ返事であっさり了解する山本社長。
Z31に関する経歴は、それこそ超一級品!!
悩む要件はどこにもない!!

ぶぶ「よし、やろう!!さっそく手配してよあんちゃん!!(^^)」
あん「いや、それが・・・」
ぶぶ「???」

てっきりスーパーオートバックス東京ベイ東雲の帳合で、
ヤマモトさんと取引をするものだと思っていたぶぶやんなのだが・・・

あん「うちは帳合に入れません。ぶぶやんが直接取引きをしてください。」
ぶぶ「!!」

そりゃ直接取引をすることに関しては、作業的に全然抵抗の無いぶぶやん。
でもね、それじゃあこれまでいろいろ手伝ってくれたあんちゃんの、営業成績にならないじゃないか!!

ぶぶ「おいおい。ここまでいろいろしてもらったのに、これじゃあ、あんちゃんに悪いよ」
あん「・・・ぼくはいいんです。いい車に仕上げてください」

企業間の都合とはいえ、あんちゃんはなんていい奴なんだ。車好きの鏡だ!!
商売よりも、車への思いやりを優先したあんちゃん。

超感動のぶぶやん。心の中で大号泣(涙、なみだ、なみだ・・・)

(2002/11/28記)

2.山本社長

平成13年12月のとある日曜日の夜。HPの案内図を頼りにRSヤマモトを訪ねる。
時間にして19:30過ぎ。RSヤマモトの閉店時間間際で、あたりはもう真っ暗。
ちょっと気後れして、軒をくぐりました。

実は山本社長って、業界じゃ凄く怖い!!というイメージが先行してます。
あちこちのショップで、そういうふうに言われていますし事実聞いています。
「不心得者相手には、決して仕事をしない!!」
「まず、気に入られることが第一!!」
ひょえ〜、こっ怖い(^^;;;

意を決して、事務所に入りました。
山本社長に挨拶をし、HKS営業氏の話から切り出すと・・・
「うんうん。聞いてる、聞いてる。だいじょうぶだよ。OHできるよ。まかせて(^^)」
とてもやさしい口調で対応してくれる山本社長。
ぶぶやん、おおいに「ほっ!!」(^^;;;

さっそく具体的な打ち合わせが始まる。
・・・鍛造ピストンの製作。ガスケットの手配。コンロッドの加工。300ZXのCPUとエアフロを流用。
R33のタービン流用。オイルクーラー、インタークーラーの新設。
ラジエターは、すでに3層コアのアルミ製が装着済みなのでOK。
フロントブレーキ一式は、Z32を移植・・・

すごいすごい!!
山本社長のノウハウが、どんどんぶぶやんの耳に飛び込んでくる。
山本社長にとってVG20ETは、何の苦も無く扱えるエンジンに過ぎないのだ!!
ここまでに至る、ぶぶやんとあんちゃんの苦労はなんだったんだろう(^^;;;
ただ、鍛造ピストンの製作期間は1ヶ月を要するらしい。

山本「来年2月始めには、部品を全部そろえて作業に入ろう」
ぶぶ「はい。お願いします社長」
深々と頭を下げるぶぶやん。神様と知り合えて、ちょっとうれしい瞬間でした(^^)

(2002/11/28記)

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まだまだ工事中です。ごめんなさいm(_ _)m

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