芝刈り機
芝刈り機械
完全オーバーホール
ロールオーバー効果写真
写真にカーソルを合わせると、写真が変わるよ!

走行プーリー・エンジンの装着

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ラッピング

ギアケースから出ている軸にカラーを差込み、キー打ちこみプリーを合わせます。
この時点で、Vベルトとベルト押さえを一緒に組み込まないと、プーリーに邪魔され、ベルト押さえが留められなくなります。
Vベルトをかけ、エンジンマウントを固定するボルトでベルト押さえを留めます。
プーリーをきーの切り溝に合わせはめ込み、ワッシャーとボルトでとめます。

回転刃を逆回転させ、下刃とすり合わせをおこないます。
リール刃が軽く回転する位に下刃を合わせ、リール刃と下刃が当っている所にラッピングカーボン(ヤスリの粉が入った液状の物)を、リール刃を逆回転させながら刷毛で塗ります。
この作業を繰り返し、リール刃全体が切れるようになるまで行います。
リール刃の出っ張ったところをラッピングカーボンを付け減らして、下刃とリール刃の刃の当り具合を均等にするのがこの作業です。
また芝刈り作業後、リール刃の刃先が微妙に角が丸くなり切れが落ちてきます。このような時も、やっている事は同じですが、リール刃の刃先の背の部分をラッピングカーボンで落とし、切先の角をつけ、切れるようにします。
この違いを理解せず、ラッピングを行っていると、時間とラッピングカーボンと下刃とリール刃と電気代と人件費の無駄使いになります。フウ・・・
家庭用なら微々たる事でしょうが、ゴルフ場で毎日グリーンを刈るグリーンモアだけでも、18ホールあたり5〜7台・・・・たまったものではありません。

ハンドルを装着します。アクセルワイヤーに潤滑剤をスプレーしアクセルレバーを取り付け、ワイヤーをエンジンに繋げます。クラッチロッドは、エンジンの位置が微妙に前後していると思いますので、クラッチの切れ具合を調整します。エンジンと走行プーリーに掛かっているVベルトのテンションの作動位置を調整する事によりクラッチの切れ具合が変わります。
テンションがフリーの状態にもかかわらず、クラッチが切れない場合は、Vベルト押さえの不具合が考えられます。クラッチ調整が終わったら、カバーを取り付け完了です。

ハンドル、アクセルワイヤー、クラッチロッド装着

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エンジンは、エンジンマウントに乗せ、エンジン側プーリーにVベルトをかけ、ボルト4本で固定し完了。

クラッチ調整の時、クラッチが切れなく走り出す場合がありますので、十分注意して作業してください。
また、エンジンが作動したままでのクラッチ調整は、自分の指が愛おしいのでしたら、必ずエンジンを止めてから調整を行ってください。

注意