7/4〜7/19 収録
関雅弘さんのご執筆
すみれ: | 少尉、ちょっとお聞きしたいことがあるのですけれど。 |
大神: | なんだい、すみれくん。 |
すみれ: | さくらさんが、列車に乗って仙台に帰る途中、少尉の姿を見かけて列車を停めたのですわね。 |
大神: | ああ、そうだけど。それがどうしたの。 |
すみれ: | さくらさんは、あの時に窓の上の紐を引っ張って列車を停めたそうですけど、あれはどのような仕組みになっているのか、私にはさっぱりわかりませんですの。何しろ、わたくし、列車なんて庶民の乗り物、めったなことでは乗りませんから。 |
大神: | ああ、あれは列車非常停止装置の紐を引っ張ったからだよ。アメリカの列車なんかにはあれと同じような仕組みのブレーキがあったとfj.rec.rail.carsに書かれていたから、多分それと同じ仕組みなんじゃないかな。 |
すみれ: | なんですの。その”えふじぇい何とか”というのは。 |
大神: | いや、これはこっちの話なんで。仕組みの方はわかったかい。 |
すみれ: | 仕組みはわかましたわ。でも、蒸気鉄道を電車とか言ってしまうような田舎娘がそのようなことを知っていたとは思えませんわ。 |
大神: | 確かに、あの<電車が来ました>発言はひどいね。いくらさくらくんの出身地の仙台では、陸羽東線と石巻線から乗り入れるディーゼルカー以外はすべて電車だと言っても、あの間違いはないと思うな。 |
すみれ: | …今日の少尉、いつもと少し違うんじゃありませんこと。 |
大神: | い、いや、これは鉄道に関する話ということで浮かれている作者(関雅弘)が好き勝手に書いていることだから気にしないで..... でも、確かにさくらくんがそんな仕組みを知っていたとは思えないな。よし、じゃあ直接本人に聞いてみることにしよう。 |
さくら: | あら、大神さんにすみれさん。どうしたんですか。 |
大神: | ああ、今日はちょっと聞きたいことがあってね。 こないだの東北本線の車内で、さくらくんは緊急停止用の紐を引いて列車を停めたんだけれど、どうしてさくらくんが停止紐のことなんか知っていたのかなあ、と思ってね。 |
さくら: | え、あの紐って電車を停めるためのものだったんですか。 |
大神: | ええっ、あの紐がそういうものだって知らなかったのかい。 |
さくら: | はい、私、電車なんてめったに乗らないものですから。そんなことは初耳です。 |
すみれ: | じゃあ、さくらさんはどうしてあの紐を引っ張ったんですの。 |
さくら: | 別に紐を引っ張ろうとしたんじゃないんです。 あの時は、大神さんを見かけて…列車を停めようと必死になっていました。とにかく列車を停めようと思って。それで、列車の中で騒動を起こせば列車が停まるんじゃないかな、って考えたんです。 |
大神: | 騒動って一体何を。 |
さくら: | とりあえずは、列車の窓枠を壊そうと思って窓に手をかけたんですけど..... じゃあその時にたまたま紐を引っぱっちゃったんですね、よかった手間がはぶけて。 |
すみれ: | ………。 |
大神: | ………。 でも、それで列車が停まらなかったらどうするつもりだったんだい。 |
さくら: | 窓枠を壊しても停まらなかったら、次には座席を壊して、列車の屋根をぶち破って、それでも止まらなかったら先頭の機関車を破邪剣征・百花繚乱でずがーんと…… |
この言葉を聞いた時に、大神はさくらの恐ろしさを改めて知ると同時に、あのまま仙台まで帰してしまった方がよかったのでは、と後悔したのであった。
またしても関雅弘です。 今回は鉄道に関する話ということで、結構好き勝手に書かせてもらいました(これまでの話は好き勝手ではなかったのかという話は置いといて)。陸羽東線とか石巻線という言葉が登場するのはそういった理由からです。最初は「仙台には電車しか乗り入れない」と書こうと思ったのですが、調べてみたら、陸羽東線からは1日1往復、石巻線からは2往復が乗り入れているということで、このネタは使えなくなりました。まあ、1日3往復ということだから、さくらがディーゼルカーを見なかったという可能性は十分考えられます(とまだこだわっているのですが)。 なお、大神のセリフの中でちらっと触れたように、今回この話を書くに当たってfj.rec.rail.carsに、ゲームに登場したような列車停止装置が存在していたのという投稿をして、今回の話の参考とさせていただきました。ご回答いただいた方には、この場を借りてお礼申し上げます。
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優架さんよりのご質問
かすみ: | あの時は由里にうまくのせられて結局OKしちゃったけど...や、やっぱりはずかしいわよ、水着姿なんて… |
椿: | そうですよぉ。それに、紅蘭さんエンディングの余韻にひたってるお客さんの前にいきなりど〜んと出しちゃうのは、ちょっとタイミング悪かったんじゃないですかぁ? |
由里: | なに言ってるのよふたりともっ! 花の命は短くて…、あたしたちだって晴れ姿のひとつくらいちゃんと残しとかなきゃ。これでも同期のよしみで、紅蘭とこにようやく一枚入れてもらったんだからあ! |
大神: | はあ...それにしても、よく紅蘭がスペース空けてくれたもんだな。 |
紅蘭: | それが…由里はんが、勝ったらうちのエンディングに三人娘の写真一枚いれるって条件でこいこい勝負しようって。ひまつぶしに受けてたったんやけど、もう、その時の由里はんときたら... |
由里: | ふんが |
紅蘭: | ...ってもうものすごい剣幕で… うちもすっかり気合い負けしてもうて、ぼろ負けやったわ。 |
大神: | は、はあ..... |
紅蘭: | そうゆうたらあの由里はんたちの写真、一体いつ撮らはったんや? たしか… |
つかつかつか。 | |
すみれ: | 少尉っ! |
さくら: | 大神さんっ! |
大神: | な、何だいさくらくんにすみれくん、そんなおっかない顔してぇ... |
すみれ: | 紅蘭の発明の総天然色写真機「写るんやで・ふらっしゅ」いま持ってらっしゃるの、少尉でしたわね。 |
大神: | あ、ああ、あれは帝劇でのみんなの日常をスナップに撮れって、米田支配人からおれがあずかってるけど。 |
さくら: | やっぱりそうですか。じゃ、この写真は一体どうしたんですかっ! |
由里: | あーっ! それってあたしたちの水着の写真じゃないの! |
すみれ: | 少尉、わたくしたちに黙って三人娘をお連れになって、どこに遊びにいってらしたのっ! |
大神: | え、え、俺は決して遊びに行ってなんか... |
さくら: | じゃあどうしてこんな写真がここにあるんですかっ! |
大神: | そ、そりゃ確かにその写真はおれが撮ったものだけど、でも... |
すみれ: | とうとう白状なさいましたわね。少尉、抜け駆けは許しませんことよっ! さくらさん、今日のところは同盟ですわっ! |
さくら: | がってんっ! もうっ、許さないんだからっ!! |
破邪剣征・鳳凰の舞ぃ | |
すごぉぉぉんっ | |
ぐげぇぇぇえっ!! | |
しゅぅぅぅぅ…… | |
すみれ: | これで少しは懲りましたかしら。行きますわよ、さくらさん。 |
さくら: | ぷいっ。 |
大神: | ...ひ、ひどいよ... おれだって由里くんにこいこいで負けて、むりやりお台場まで引っぱってかれたんだよぉ、真夏だってのに長袖のモギリ服で、荷物全部もたされて、写真とらされて、おいしいことなんて何にもなかったのに...あんまりだあ.....ばたっ。 |
椿: | なんだか、大神さんがすごくかわいそうなんですけど… |
由里: | うん.....だめだめっ、大神さんはこういうキャラクターなんだからっ、甘やかしたらだめっ。これでいいのよ、これで。 |
かすみ: | そう、なのかしら… |
・な、なぜ由里くんが
椿声っ!?
まさるな蒼紫さんのご発見
大神: | じゃ、また来るよ。お仕事がんばってね。 |
由里: | また来てくださいねっ☆ |
バタン。←ドア閉まる | |
かすみ: | ...ゆ、由里...いったいどうしたの、いまの声… |
由里: | えへっ、うまいでしょ、椿ちゃんのまねっ! |
かすみ: | うまいでしょ、って、もう...びっくりしちゃったじゃない。なんでまた初対面の大神さんにそんな… |
由里: | ちょっとした出来心よ。気にしない、気にしないっ! |
かすみ: | あ、そう..... |
由里: | (椿なんかに負けてたまるもんかっ! あたしもヒカミキョーコボイスで男どものはぁとをGETGETGETぉっ!!!) |
・第一話開始すぐ、初モギリでガキの顔をにらみつける(にらまなくてもいいけど(^^;)イベントの直後に事務室に立ち寄る。
なおこちらで確認したのは限定版Bタイプ、まさるな蒼紫さんは初回版の通常版ディスクだそうです。もしかしたら初回生産分固有のバグなのかもしれませんが...それにしても、椿声の由里くんってのは相当ショックでかいですよぉ、皆さんもぜひお試しあれ。
しかし、よく見つけられましたね、まさるな蒼紫さん。すばらしい情報、まいどありがとうございまーすっ!(←これまた椿声ね☆)