2/20〜4/14 収録
碇さんよりのご質問
大神: | 紅蘭の必殺技、たった8機のチビロボであれだけの破壊力があるんだったら、もっと量産して大量投入すればかなりの戦力になると思うんだけど。 |
紅蘭: | 大神はん、あれ1機あたりなんぼする思てはりますのんっ! 小型高出力の特殊霊子機関、各種超小型センサーに自立型人工頭脳装備、しかもミサイルと同じで使えるのは一回っきりでどかーんや。あんなもんほいほい使うたらそれこそ帝撃は大赤字やでっ。 |
大神: | そうか...なら、どうせ通常技弱っちい紅蘭の光武なんか作るのやめて、浮いた製作費でチビロボ大量生産した方が効果的だったかもな。 |
紅蘭: | ひ、ひどいわ、大神はん、いくらうちの光武が攻撃力ないからゆうて...うわぁぁ〜んっ!! |
大神: | ま、まってくれ紅蘭、こんなブラックなジョーク使ってでも笑いオチにしなきゃならないおれもつらいんだ、わかってくれよおーっ! |
紅蘭: | な、なんや作者はん、この鉄道マニアまるだしなネタはっ! |
筆者: | だ、だって、気になるじゃないか、さくらくんが乗った汽車... いったいどこの線なんだろ、しかもシネパック動画では蒸気機関車のプレートがよく見えないし... |
紅蘭: | はー。もうつきあいきれんわ。 |
筆者: | まあそういわずに、たのむよお。さて...まずは一体さくらくんが何線に乗ったのかだ。修行の旅に出るくらいだから、おそらくは本線の長距離列車なんだろうが... |
紅蘭: | そらそうや、いくらなんでも「旅に出ます、さようなら」ってゆうて大阪環状線乗る人はおらんわな。 |
筆者: | ...なんだかローカル。さらにだ、手紙には行き先に関する記述が何もないにもかかわらず、大神は迷うことなくさくらくんの列車を追いかけてる。ってことは、二人にとって思い違いなど生じ得ないほど明確な行き先、すなわち... |
紅蘭: | さくらはんの生まれ故郷かつ修行の地、仙台方面に向かう、東北本線やな! |
筆者: | その通り! さてと、1924年当時、東北本線で使用されていた蒸気機関車の資料だが...そんなもんは、さすがに手元にはないよな... |
紅蘭: | なんや、マニアのくせに。 |
筆者: | 違うってば。そのかわりといっては何だが、実家にあった学研の図鑑「機関車・電車」からちょっとデータをメモしてきたんだ。 |
紅蘭: | ...ひま人... |
筆者: | た、大正末年当時使用されていたと思われる代表的な機関車だけど...ドイツから輸入した初の過熱式機関車8800,そして貨物用機9600,旅客用機8620とC51,こんなもんなんだよな。 |
紅蘭: | ふむ。 |
筆者: | さて、発車時に動輪が空転する場面...よく見るとこの機関車は4動輪なんだな。 |
紅蘭: | そら妙やな。旅客用の機関車は直径の大きい動輪3つが普通やし、動輪4つゆうたら牽引力重視の貨物用機とちゃうんか。 |
筆者: | うーん、ビデオクリップを見るとこの列車はかなりの長大編成だから、スピードを犠牲にしても充分な牽引力を確保するために貨物用機を使ってたのかもしれないな。 |
紅蘭: | 動輪4つの貨物用機となると、ってことは... |
筆者: | そう、ユニークに定まるね。この機関車は貨物用蒸気機関車、9600型だ! めでたしめでたし、ぱちぱちぱちっ!(^^) |
紅蘭: | はー、なんやこの脱力感は... |
全長 | 機関車重量 | 動輪直径 | 製造年 |
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16.10〜17.30 m | 57.9〜59.8 t | 1.25 m | 1913 |
29610 |
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なお今回は、さくらエンディングについてたくさんのネタを寄せてくださったjinbu2@こいこいの会60番さんからのご質問のひとつ「どうやってさくらは列車を止めたの?」(解:列車非常停止ひもを引いている)のついでに調べてきました。jinbu2さんから頂いたその他のご質問は「やって楽しむ...」最終章で使わせて頂きますね。
マリア: | 偶然です。 |
大神: | けどなあ、やっぱり似てると思うんだけど...見た感じ... |
マリア: | 偶然ったら偶然です。隊長、しつこい男性は嫌われます。 |
大神: | は、はい、すごすご...(何か、ごまかされたような...) |
筆者: | うわー、袴姿にリボン髪、さくらくんがいっぱいだー♪ |
さくら: | ど、どうしちゃったんですか作者さん、なんだか目がうつろ..... |
筆者: | ここにもそこにもさくらくん、あ、あんなとこにもさくらくん、うへへへ。 |
さくら: | ち、ちょっと、しっかりしてください作者さんっ、あのーっ! |
筆者: | えへへ、どこもかしこもさくらくん、みんなみーんなさくらくん、うへうへうへへへへへ |
さくら: | きゃーっ、誰かこの人どうにかしてーっ! |
関雅弘さんのご執筆
すみれ: | 少尉、今思ったのですけれど、泳ぐよりも、プールサイドを走った方が早く助けられたのではございませんこと(ジト目) |
大神: | いや、あれはその、…す、すみれ君、プールサイドは走ってはいけないと言われているだろう。俺が『ちゃんと準備体操をするんだぞ』とか『泳いだあとはよく目を洗うんだぞ』と言ったのを聞かなかったから、すみれ君はあんなことになったんだ。規則は常に守らなければいけない、俺が言いたかったことはそういうことだったんだ。 |
すみれ: | そうでしたの、少尉。ありがとうございました。 |
大神: | (ふう、なんとかごまかせたようだ...) |
プールを出て、地下室の廊下を歩く途中で。
すみれ: | 少尉、今思ったのですけれど、泳ぐよりも、プールサイドを走った方が早く助けられたのではございませんこと(ジト目) |
大神: | すみれ君、君は気が付かなかったかもしれないけれど、あのプールは大道具部屋の地下に設置されたもので、大きさも大道具部屋と同じく全長数百メートルとなっていて、あの縦に見える部分が実はプールの横幅なんだ。その証拠に、画面の両端にプールサイドは見えないだろ。だから、プールサイドを走るよりも、泳いだ方が速いと判断したんだ。 |
すみれ: | あら、そうおっしゃっても上下に見えるのは飛び込み台じゃありませんこと。あれはいったい何ですの。 |
紅蘭: | あれは飛び込み台ちゃうで。うちが作ったインテリアや。 |
大神: | わっ、紅蘭か。いきなり驚いたなあ。いつのまにここに? |
紅蘭: | 光武を整備していたら、二人の声が聞こえたんで来てみたんや。 |
すみれ: | それより紅蘭、飛び込み台じゃないってどういうことですの。 |
紅蘭: | ああ、あれかいな。あのプール、長さが数百メートルとやたらと長いやろ。見ていたら、なーんか故郷にあった万里の長城を思い出してなあ、にぎやかにしよう思って,長城の横にあるものみたいな凸凹を付けてみたんや。 |
すみれ: | まったく、まぎらわしものを。 |
紅蘭: | ところで、大神はんとすみれはん、こんな時間に何してたんや。 |
大神: | いや、これは、その。 |
紅蘭: | ひょっとして、すみれはんが溺れてた所を大神はんが助けた、なんてのとちゃいますかぁ? |
すみれ: | あ、あら、この舞踏会の白鳥、神崎すみれさまが準備体操をしなかったせいで、足がつって溺れただなんて。太陽が西から昇ったとしても、そんなことはありえませんわ、オホホホホの…ホホ… |
紅蘭: | ふーん、怪しいなあ。ほな今度、嘘発見機でも作るよって、最初の実験台はすみれはんに頼むで。 |
すみれ: | あ…ぐげ〜...(
←花札で六文以上負けた時の声で) |
紅蘭: | 大神はん、何やってんのや! プールサイドを走ってった方が、早いに決まってるやろ! |
大神: | え? あ、ああ、そうか・・・そう言えばそうだな・・・ |