2002年6月8日  徳舜瞥山へ登った    (同伴者:ニッシー・いなこ・くどーちん・ママ)


今年最初の山、通算6回目の登山は去年から行こうと決めていた徳舜瞥(とくしゅんべつ)山だった。
標高1308mと、けっこうな高さの山だが、登山口は5合目からになっているのでけっこう楽ちん。
登山口にある駐車場には蝿・蚊・ブヨなど虫がたくさん!!
今年は特に虫が多い年なのか?それとも特に虫の多い山なのか・・・?
かつて体験したことがないほど虫にたかられてまいったよ。
車を停めてみんなが準備をしている間、ぼくは便意をもよおして車の下でコッソリ排便したんだ。
そしたらものの1分もたたないうちにものすごい数の
ぎん蝿がたかってきておどろいた!
(もちろんうんちはちゃんと拾いましたよ・・・ママが)

            
登山口から見た頂上
                     登り口付近の岩道


11:05登山開始。
歩きはじめてまず驚いた!道がない・・・!!
岩がごろごろ・・・これが登山道なのか!?ちょっぴりカルチャーショック。
岩道を進むと階段状に整備された登山道の残骸が・・・右半分が陥没しているのだ
おそらく土砂崩れで半分くずれてしまったのだろう。
ひょっとしたら登り口付近の岩道ももとはちゃんとした道だったのかも。

左半分の残っている「ちゃんとした」登山道を進むと小さな沢を渡らなくてはならない道に出た。
ぼくの体の何倍もあるような大きな岩がゴロゴロ。しかもぼくの大嫌いな水・・・
ぼくは岩の上で動けなくなってしまった!
前代未聞、はじめてギブアップしてママに抱っこを要求した・・・
一生の汚点だ・・・

沢を渡ったところで最初の休憩。
ふ〜〜〜と一息ついてると、信じられないほどの虫がわんさか寄ってくる!!
目に口にぶんぶんダイビングしてくる!!ヒーーーーー
ゆっくり休んでいられない・・・すぐに出発。

登り続けると上からどんどん下山してくる人とすれ違う。
「あら〜わんちゃん可哀想にねぇ〜」「無理やり連れてこられたの?」などと声をかけてくださる。
はたまた休憩していると「おおっわんこも登っているのか〜頑張れよ」などと言ってくださる人もいる。
ママたちは「こいつが一番元気なのにねぇ。はげまして欲しいのは私達なのにねぇ」とため息をついている。
毎回思うけどちまたの人は犬ってそんなに体力のないものだと思っているのだろうか?
こんな山、ぼく的には朝飯前なんだけどね・・・沢では立ち往生しちゃったケド。


12:45登頂。
頂上の岩場から下を見下ろすとくらくらするような断崖絶だけどなかなかの絶景。
眼下に登山口の駐車場も見下ろせる。あぁ、こんなに登ってきたんだぁ・・・と感慨もひとしお。

「お〜〜登ってきたかぁ」という声に振り向くと、途中でぼくたちを抜かして行った犬好きなおじさん。
「自分たちばっかり水を飲んでないでちゃんと犬にも飲ませてやれよ」とおじさん。いいこと言うゼ〜 くぅーー
休憩のときはまずぼくから水を飲ませてくれるけどどういうわけか頂上へ着くとぼくのお水は忘れられちゃうんだよね。
その犬好きのおじさん、ぼくに声をかけてからホロホロ山への縦走に向ったよ。
ひょっとしてぼくの登頂を待っててくれたのかな〜?違うかもしれないけど、そう思っておこう♪

いままで頂上に着いたら山の看板と写真を撮るのがお約束。
ところが、この徳舜瞥山の頂上看板は崩れ落ちていてない!!前代未聞!なんてこった!!
仕方がないから
「死体」のいなこと記念撮影。
(いなこは頂上に岩場があると死体のフリして写真をとるのがお約束なのダー)


いなこの死体と

前代未聞が多かったこの山。下山も今までにないスタイルで行ったよ。
リードを外して自由に下りたんだ。
ママ的にはちょっと冒険だったみたいだけど、ぼくだってこんなところで迷子になっちゃ困るから
ちょっと進んでは振り返りみんなの歩調にあわせて何度も立ち止まり振り返り
そして時々道草を食って(本当に生えてる雑草を食べるんです)マーキングして・・・
「待て」と言われたらちゃんと待ってみせて・・・ママのハートをしっかり鷲づかみさ!
お利口なところを見せつけておいたからきっと次回もノーリードで下山させてくれるだろう・・・



オロフレ山編


back homenext