2003年 7月 5日   風不死岳〜樽前山へ登った  (同伴者 部長 次長 三田さん ニッシー いなこ ママ)

ママの会社で山登りへ行こう!という企画が持ちあがり、ママの上司+“山岳部”のメンバーで登山をすることになりました。
部長はプライベートでもよく登山をされるという
エキスパートで、次長に至っては登山暦40年(!?)という大ベテラン!
頼もしいったらありゃ〜しません♪ 三田さんは・・・今回が初登山、ということで
ママ的には「自分よりシロートさんがいて良かったよ・・・(^。^;) ほっ」という心境なのでした〜


8:50 登山開始。
この開始時間からして、いつもと違います!いつものママたちだったらまだ札幌を走ってる時間かも・・・
いつも混んでる樽前の駐車場も朝早いとがらがら。
正しい登山とはこういうものか!なんて妙〜に納得しちゃったのでした。

登り初めは実になだらか〜で右手に支笏湖、左手に樽前山というすがすがしい景色の中をグングン進みます。
ややしばらくアップダウンのない道を進むとやっと登山らしく急な登りの道へ・・・
ヒーヒーハーハー言いながら登ること約1時間。
1時間たってやっと登山口へ到着です・・・!?

な、なんてこったい、今まで登っていたのは風不死岳登山ではなく、ほんの
序章に過ぎなかったんだ・・・ガーーーン・・・
あまりのショックにぼくの尻尾もすっかり垂れ下がってしまったのでした・・・

9:50登山口到着。
今までは木の生えていない、やたら見晴らしの良い道だったのが、登山口を過ぎると急に木の生い茂る
山登りらしい山道へと変化しました。
登りあり、下りあり、岩登り多数あり、というなかなかハードな道でした。

途中、これは、ロッククライミング!?というような険しい岩道が続きます。
ぼくは自分の背の数倍はある岩をピョンピョーンと軽快に駆け上がり、部長や次長をあっと驚かせたのでした。(^m^)

11:30登頂。
お昼前に頂上へだとりつくなんて、“山岳部”はじまって以来の快挙です!正しい登山とは、こういうものなのですね(?)
頂上では部長がお湯を沸かしてくださり、みんなでカップラーメンを食べたりコーヒーを入れて飲んだり
いつもの登山では味わえない味を
味わったのでした・・・♪




       
          頂上からのぞむ支笏湖と恵庭岳                反対側には樽前山の溶岩ドーム


又、天気予報が見事に外れてからっとした青空に恵まれ景色も格別です。
真っ青な支笏湖と恵庭岳、遠く羊蹄山まで見渡せ、反対側には樽前山、遠く駒ケ岳まで見渡せるのでした。

頂上でかなりまったりした後、下山開始。
風不死岳の「登山口」まではアッという間に下りてきました。
さて、これからどうしよう・・・?ということになり大胆にも樽前山へ
縦走することになりました!!
分岐点から樽前を見ると、すぐそこだったんです・・・

ランランラン♪と軽快に縦走路に入ったのですが木立を過ぎると吹き飛ばされそうなすさまじい風にあおられて一同閉口
もくもくと進むも向かい風で進んでる実感も湧かず疲れは倍増っっ
途中、ママの帽子が風で飛ばされてしまいました!!
「あっっ この帽子ともお別れなのね・・・」と思いきや、次長がすかさずタタタッと駆け下りて
ママの帽子をキャッチしてくれたのでした・・・さすが登山暦40年(!?)身のこなしが違います!ありがとう!次長!!

何度も休憩をとりながらやっとの思いで樽前山へ到着。
すぐそこだったはずなのに・・・歩いてみるとけっこう遠かった樽前山。
15:20樽前山登頂。

    
縦走路にて                                樽前山山頂



頂上にはものすごい軽装の
外人カップルがいて驚いた!
女の人は襟首のガバッと開いたカットソーにホットパンツに生足にサンダルです。
“シシャモナイ”(苔の同門の方)へ行きたいらしく英語で「どう行くの?」と話しかけてきました。
英語で答えられないママはあっちの方・・・と指を指すのがヤットでしたが・・・
シシャモナイへ行くには今ぼくたちが辿ってきたルートを逆に行き、風不死岳の頂上を経て反対側へ下山しなければなりません。
時間的にもその格好からしてもぜっっったい無理だと思うんですが・・・外人さんって無茶なことを考えますネ。


ぼ゛くにとって2度め、ママにとって4度目の樽前山。
いまだかつてこんなに晴れてたことはなかったと感動もひとしお。
今回が初めての三田さんも(初めてなのに縦走ってのも凄いけど)疲れきっていたものの感動していたようでした♪
風の強い、晴れた樽前を満喫しひたすら下山の途につきました。

樽前って行ったことのある方はわかると思いますが、下山が“足にくる”山なんですよね。
み〜んな膝がゲラゲラ笑い出して「あっっ」とか「キャーー」とか言いながらしりもちつきつつ下りてきました。
なのになのに・・・部長・次長はまったく転ばず・・・
やはりエキスパートは違うのネ。私たちはまだまだ
ヒヨッコ・・・と痛感したママなのでした〜

16:25下山。こんなに長く山にいたのははじめてです。
帰り支度をしつつ駐車場のおじさんに挨拶したところ、「わんちゃん、よく登ったね〜」とねぎらいのお言葉。
「足、切れてないかい?ダニは大丈夫かい?」と心配までしていただきました♪
見ず知らずのおじさんにここまで心配してもらってぼくったら幸せもの(^○^)





アポイ岳編

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