2001年6月2日 銭函天狗山へ登った (同伴者:ニッシー・ママ)
今までで一番わかりずらい山だった。
銭函に着いてから登山口を探してうろうろ。やっと登山者用駐車場を発見し、山を登り始めるといきなり二股に!!
いったいどっちへ行けばいいのだろう・・・???しばし悩んで駐車場までもどってやり直し。
実は違うところを登り始めていたのでした。。。やっと本当の登山口に辿り着けたのは駐車場に着いてからゆうに30分は経過していました。
こんなにわかりずらい山ははじめて!
10:00やっとこさ登山開始。
いかにもダニがいそうなうっそうと草の生い茂った道を進んで15分くらいで「銭天山荘」に到着。
ここは札幌山岳会所有の山荘なので一般の人は利用できないらしいが、外にあるトレイはママが無断で拝借。
ぼくとニッシーは山荘横のバーベキュー炉の椅子(木の切り株)で一休み。
そこから先はけっこうな悪路。前日の雨で糠っていたり、木が倒れたりしているジャングルのような(!?)ワイルドな道をぐんぐん進んだ。
いつものことだけどママたちは休みすぎ。休むたびに「クーンウーン・・・」と先を促してせっついて登ったよ。
途中、山らしく「ヤッホーーー」(ワン!)などと叫んでみた。するとママたちはぎょっとして「何で突然吠えるの?」「熊がいたの?」
な〜んて行ってあわててチリチリ鈴を鳴らす。熊よけの鈴って常にチリンチリン鳴ってなきゃ意味ないと思うんだけど・・・
半分くらい登ったあたりが一番危険な急坂だった。かなり滑りやすい砂まじりの道でロープまで張ってある。
ぼくにとってはどうってことないんだけど人間にとっては完全にロープにしがみつかないと登れない坂だった。
まずニッシーが先に登って次にぼくが1人で登って最後にママが登ってきた。とてもぼくのリードを掴んでは登れないようだった。
こんな調子の急坂が続き、ヒーヒーフーフー言いながらなんとか登ってきたよ。
尾根にでると海が見えて絶景だった。頂上付近の岩壁ではクライマーの姿も見られるという話しだが今日はいなかった。残念。
景色の良いところで大休憩をとっていると後から登ってきたひとに追い越された。
そのおじさん、「座敷犬なのにこんなに歩かせて大丈夫なのか?」って心配してくれた。(笑) 座敷犬って室内犬のこと?
チビだけど立派なアウトドア犬なんだぜおじさん。って言ってやったけどわかってくれたかな?
頂上にて
11:50登頂。
お弁当を食べてお茶を飲んでくつろいだ。頂上は寒いだろうとふんで暖かいお茶を水筒に入れてきたのにこの日はとても暑かった。
日陰もなくママたちは炎天下で暑いお茶をぐびぐび。ぼくのお水もぬるかった。(泣)
岩の隙間に動くものが!!と思ったらトカゲだった!キャーーー 怖いもの見たさでママは近寄って撮影していたよ。物好きだねぇ。
そうこうしているとものすごい数の虫がたくさん寄ってきた。気づいたらニッシーもママも虫に刺されて痒がっていた。
下山しようか、というときに汗だくで登ってきたおじさんと遭遇した。おじさんは登山口付近の工事現場の作業員だそうで、
昼休みを利用して登ってきたとか。青い作業服に長靴といういでたちで、なんと35分で登ったんですって!びっくり〜
ガイドブックでもコースタイム1時間30分となっているのに・・・ぼくなら軽く登れるけど人間の足でもそんなに早く登れるなんて!!
そのおじさん、20分で下りなきゃって行って頂上にはものの1分もいなかったよ。いろんな山登りのスタイルがあるもんだ。
足場の悪い道は登り同様、まずニッシーが下りて次にぼくが1人で下りて最後にママ・・・という順番で時間差で下りた。
ニッシーと一緒に下で待っているとママが蹴った石がコロコロ・・・挙句に転ぶし、危ないったらありゃしない。
ニッシーもママもかなり足にキテたみたい。いなこがいたらぜったい膝が笑っていただろうな〜・・・
草の茂みに動くものが!!と思ったら、今度はへびだった!キャーーーーーーさすがに近寄って撮影する気にはならなかったみたい。
今回はトカゲにヘビに作業服のおじさん・・・今までにないいろんな生き物(!)に出会った。お馴染みのダニはつかなくて良かったヨ。
さて次回はどこの山へ登ろうか・・・
小天狗岳編