宇宙の騎士テッカマンブレード

仮面の下の涙を拭え




テッカマン(仮稿)
TVシリーズに登場するテッカマンの解説です。
テッカマンについては「T-FILE」で取り上げるつもりでしたが、あれはあくまで地球側のレポートなので設定やら裏事情など書きづらいということに気が付いたので、こちらでフォローすることにしました。
ミニムックや手持ちのアニメ誌に加えて、本編で使用されたにも関わらず、それらで言及されてない点についてもまとめていきたいと思っています。
(仮名とあるのが本編で使用されたが設定がない武装です)



テッカマン

テッカマンとはラダムの生体兵器であり、寄生するべき身体である。

ベースとなる知性体をテックセットシステムに取り込み、遺伝子レベルから再構成する(フォーマット)。
ラダム虫が寄生し、システムボックスであるクリスタルが完成をもってフォーマットは完了する。

「テックセッター」というボイスキーによりクリスタル状のシステムボックスが発動。
人間を外骨格構造をもった肉体へと変化させ、各部の装甲や姿勢制御用高機動バーニアなど、必要なパーツを装着することにより完成する。
フォーマット化された人体がシステムボックスを使用すると、体内の未知の物質“テクスニウム”とシステムボックスから供給される未知の元素“ディゼノイド”とが反応(一種の化合)し、人体表面に強靱な外殻が形成される。
各部に装着されるアーマーや高機動バーニアといった機械パーツは、システムボックスの“光=物質変換機能”によって瞬時に構成され、外殻に組み込まれる。
フォーマット化された人体に外殻が構成されるのと同時に、ディゼノイドの一部は体内に侵入し、神経細胞であるニューロンに特殊な作用を促す。
これにより、人間の肉体の反応速度は、通常の数倍にまで加速することが可能となる。
かくして遙かに常人を凌駕した機動力と重戦車なみの防御力、そして想像を絶する攻撃力をもった戦闘ユニット“テッカマン”が誕生するのである。


テッカマンブレード(TEKKAMAN BLADE)

ベース:Dボゥイ(相羽タカヤ)
身長:2.32m
体重:81kg
装備:
テックランサー
ボルテッカ
ハイコート・ボルテッカ(要ペガス)
テックシールド
テックワイヤー
クラッシュイントルード


本編の主人公Dボゥイ(相羽タカヤ)のテッカマン形態。
本来ならラダムに精神を支配され、地球侵略のための尖兵となるはずだったが、Dボゥイの父相羽孝三博士の手により完全なラダムのテッカマンとなる前にラダム母艦から脱出。
ただ一人地球人――相羽タカヤの意識をもったテッカマン――「裏切り者」としてラダムと戦う。

テッカマンとしての能力は比較的高い。
テッカマンオメガの認識ではダガーより強いが、エビル程ではないというものだった。
それに加えて、Dボゥイの高い身体能力と不屈の精神、そしてラダムへの怒りと憎しみがオメガの想定以上にブレードの力を引き出している。
だが、本来ラダムのシステムであるテッカマンを地球人の意識を保ったまま使用するのは難しく、変身して30分を過ぎると意識を失い、暴走する。

テッカマンダガーとの再戦に際し、干渉スペクトルによってクリスタルを破壊され、変身不能に陥る。
が、スペースナイツが開発した機動兵ペガスによって二つの問題を一度に解消する(代わりにペガスがいなければ変身・解除が不可能となった)。
テッカマンエビルのPSYボルテッカに対抗できるハイコートボルテッカはペガスに組み込まれたフェルミオン砲が不可欠である。

ペガスと共にラダムと戦い続けたブレードだったが、一度破壊されたクリスタルと地球側の技術によるテックセットシステムの再現には限界があり、Dボゥイの身体を徐々に組織崩壊が蝕みつつあった。


当初、ボルテッカを何処につけるかでかなり揉めたらしい。
頭部がスライドする案(頭部の段差にその名残がある)や胸が開く案(まんまガイバーで没)などがあったらしい。
結局、佐山氏の「肩が開く」案が採用された。ただ、「肩が開く」ではなんのことか分からなかったので、佐山氏がラフを描いた上での話。
(「TECH PLUS」より)

「目のUP時は可能なかぎり片目だけが見えるようにして下さい。両目にすると、もろにヘルメットをかぶっている様に見えてしまうので……。
BLもしくはラインのみ入れて片目だけに色を付ける等、処理してください」
「頭部レンズにも必要時以外、中は見えることはありません」
「どちらかと言えば悪役顔なので、目の見えた時位は正義感のある感じにお願いします(多少やさしさもある)」
(同上、設定画の書き込み)
ロボットに見えないように、単なる鎧に見えないように苦心された様子が伺えます。

プラモがグッドデザイン賞を受賞したのは割と有名な話。
(ホビージャパン1993年5月号NO.288など)


幻の2年後に登場し、LD特典の「MISSING RINK」にて映像化されたテッカマンミハエルが持っているのはスペースナイツに保管されていたブレードのランサー(ブレード2にも出ていたかな?
これはミハエルと戦うアキテッカマンのランサーがブラスターエビルの流用であることから、エビルとブレードの影の戦いを匂わせたかったのとチョイ役の武器を新たに設定するのが面倒だったという建て前と本音が交錯した結果とのこと。
(TECH PLUS)

TV版とOVA版のブレードでは細部がかなり異なっている。
OVA版ではリベット状の●×3モールド部分が顔を思わせるモールドに、肩後部の光=物質変換装置のデザインが変更され、全体的なスタイルもスマートになっているように見える。
OVA版テッカマンはTV版より等身が落とされ、メタリックなデザインラインからより生物、人間に近いコンセプトに変更されている。
ブレードもそれに合わせて新規に描き起こしたとのこと。
(TECH PLUS)

個人的に一番好きなデザインのテッカマンですね。
そのキャラクターやストーリーにおける位置付けもさることながら、デザインとしても非常に完成度が高いと思います。
49・50話のクラッシュド・ブレードには非常に燃えました。
ほんとどこかのメーカーでガシャにならないものでしょうかねえ。

ブラスターテッカマンブレード(BLASTOR TEKKAMAN BLADE)

ベース:Dボゥイ(相羽タカヤ)
身長:2.38m
体重:87kg
装備:
テックランサー
全方位超ボルテッカ
クラッシュイントルード
ボルテックランサー(仮名)

テッカマンレイピア(TEKKAMAN RAPIER)

ベース:相羽ミユキ
身長:1.95m
体重:70kg
装備:
テックランサー
テックワイヤー
ボルテッカ
クラッシュイントルード



Dボゥイの妹相羽ミユキのテッカマン形態。
父同様にテックシステムに適合しなかったレイピアはシステムより排除された不完全なテッカマンである。
そのため彼女の身体は連鎖反応的に組織崩壊を起こし、余命幾ばくもない状態であった。
だが、ラダム虫には寄生されず、洗脳もされていないため、相羽ミユキの意識を完全に保っている。

本編を見る限り、その戦闘力はそれほど高くはないように見える。
が、戦闘能力が云々と言うより既に組織崩壊により戦える状態ではなかったと思われるので、その真価は不明と言うべきか。
見た目と本編から判断すると身の軽さを生かしたクラッシュイントルードなどの高速戦闘が得意そうだ。
単体ではそれほど強くないだろうが、エビルやアックスなどの近接戦闘が強めのテッカマンと組むと長所が生かせそう。


レイピア、アックス、ランス、ソードは元々ボルテッカを付ける予定はなかった。
設定後、ストーリー上ボルテッカが必要になり後付として強引に設定された。
レイピアは自爆したから、新たに設定しなくてもなんとかなったとか(^^;
(「TECH PLUS」より)

佐山氏曰く、キットが出ないので、完全に(装甲が?)ペラペラのパーツで。
全体的にどれも男っぽいイメージがあるので、撫で肩に。
ストーリー的にも強そうに見えなくて、正解だったと。
花のつぼみのイメージ。
(B−CLUB)

テッカマンエビル(TEKKAMAN EVIL)

ベース:相羽シンヤ
身長:2.36m
体重:90kg
装備:
テックランサー
ラムショルダー
ボルテッカ
PSYボルテッカ

ブラスターテッカマンエビル(BLASTOR TEKKAMAN EVIL)

ベース:相羽シンヤ
身長:不明
体重:不明
装備:
テックランサー
超ボルテッカ
ボルテックシールド(仮名)

テッカマンオメガ(TEKKAMAN OMEGA)

ベース:相羽ケンゴ
身長:2.41m
体重:108kg
(母艦融合時のデータは不明)
装備:
テックランサー
融合

ラダム母艦融合時の装備:
ハンドボルテッカ(仮名)
触手(仮名)
ドールテッカマン(仮名)

テッカマンダガー(TEKKAMAN DAGGER)

ベース:フリッツ
身長:2.4m
体重:89kg
装備:
テックランサー
コスモボウガン



アルゴス号の乗組員フリッツのテッカマン形態。
オメガと共に最初に覚醒したラダムテッカマンでブレードと最初に交戦した。
ブレードの額に傷を負わせるが、その後の戦闘でブレードに敗れ、右顔面に傷を負う。
この時、ブレードに敗れた屈辱を忘れぬために敢えて顔面の傷を残す。
後日、干渉スペクトルという切り札を使ってブレードに再戦を挑み、ブレードのクリスタルを破壊することに成功する。
己の復讐心を満足させるため、変身できないDボゥイを嬲っていた。
が、スペースナイツが開発した機動兵ペガスによって変身に成功したブレードのボルテッカの前に散った。


結果的に唯一ボルテッカが装備されなかったダメテッカマン。
武器が遠距離攻撃のコスモボウガン主体というのも脆弱さが強調されているような気が……。
所詮、かませ犬だし。
弁護する訳じゃないが、テックシステム関連で説明できなくはないかと。
多分、ラダム獣は基本的にラダムが植え付けた本能で行動していて、テッカマンに統率されていないと作戦行動がとれない。
テッカマンの培養には時間がかかる。
そこで前線指揮用テッカマンを早期に完成させるために、ボルテッカなどの機能を削ったのではないか。
指揮統率だけならボルテッカは不要。
ボルテッカが無くとも地球の軍事力でテッカマンは倒せないことはオメガには解っていたはず。
それに最初オミットしていても、エビルのPSYボルテッカのように追加装備も可能と考えれば、そう無理もないのではないかと。
では、なんでソードやランスなどの他のラダムテッカマンでなく、ダガーかというと武装の相性というかテッカマンとしての性能からかと。
武器のコスモボウガンも照準用の目も後方で指揮するにはうってつけだし。
それと、多分テッカマンとして一番弱いってのも考慮されたのでは。
オメガにはおおよそのテッカマンの能力は把握しているようだったし、死んでも戦力的にはそれほど惜しくはなかったのだろう(一応、仲間意識はあったようだが)。
結局、作品内の役としても、ラダム内でも繋ぎでしかなかったと言うことか。

#結局切ない結論に行き着いてしまった_| ̄|○


テッカマン=筋肉のイメージから完全に外れたデザイン。
頭部はスキンヘッドがイメージ。
どうしても頭飾りが多くなってしまうので、初期の段階で別のラインをだしてみたとのこと。
頭部はテッカマンの中で一番お気に入りとのこと。
(B−CLUB)

テッカマンランス(TEKKAMAN LANCE)

ベース:モロトフ
身長:2.42m
体重:86kg
装備:
テックランサー
ボルテッカ
テックダーツ(仮名)

テッカマンアックス(TEKKAMAN AX)

ベース:ゴダード
身長:不明
体重:不明
装備:
テックランサー
ボルテッカ
ボルテックランサー(仮名)

テッカマンソード(TEKKAMAN SWORD)

ベース:フォン・リー
身長:2.28m
体重:70kg
装備:
テックランサー
ボルテッカ
クラッシュイントルード


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