中学・後半の部 |
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1 | 関西/和歌山県 和歌山市立明和中学校 (北田勝巳) ※初出場 | 銅賞 |
3/交響詩「ドン・ファン」より (R.シュトラウス/森田一浩) | ||
明るいサウンドですね。マーチのノリも良くて、サックスが好演でした。ピッコロのソロ(スタンドプレイ!)は、堂々とした演奏でホールに響いていました。自由曲は難しい曲を演奏していましたが、スムーズな出だしで音にスピード感がありました。大きい音はよく出るので、mp〜pp の部分をもっと聞かせたいですね。 | ||
2 | 中国/岡山県 津山市立津山西中学校 (稲生健) ※2年連続2回目 | 金賞 |
1/喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション (F.レハール/鈴木英史) | ||
打楽器群がひな壇上段にセッティングされて、リズムセクションがバンドに溶け込んで聞こえるので非常に聞きやすかったです。メリーウィドウでは前半の松山椿とはちょっと違うカットでしたが、こちらもオペレッタらしい軽快で楽しい演奏でした。2年連続2回目の金賞受賞。これで中国代表は19年連続金賞記録となり、記録更新です! | ||
3 | 北陸/富山県 福光町立吉江中学校 (山田誠) ※3年連続3回目 | 金賞 |
2/リバーダンス (B.ウィーラン/C.ストロメン) | ||
全員暗譜での演奏でしたね。ホルンのテーマは堂々とした演奏。ただ、バンド全体が最初はなかなかリズムにのってこない感じでした。中盤あたりから徐々に良くなってきましたが、全体には大味過ぎた印象です。 自由曲は圧巻でしたね。躍動感・色彩感に満ちた素晴らしい演奏で、特にサックスが好演。この日イチバンの拍手とブラボーの嵐に包まれて、見事3年連続3回目の金賞です。 | ||
4 | 九州/鹿児島県 鹿児島市立吉野中学校 (江口博人) ※初出場 | 銅賞 |
3/ケルト・ラプソディー (ケルト民謡/建部知弘) | ||
すっきりしたサウンドで爽やかなマーチです。ピッコロソロはスタンドプレイ(今年の流行でしょうか?)で頑張りました。自由曲ではTuttiのサウンドが分厚く豊かに響いていました。こちらでもピッコロが美しく表情豊かなソロを披露しました。ラストはもっと盛り上がってほしかっと思いますが、九州大会で銀賞だったとは思えない素晴らしい演奏だったと思います。 | ||
5 | 西関東/埼玉県 狭山市立東中学校 (渡辺芳徳) ※5年ぶり2回目 | 銀賞 |
2/バレエ音楽「白鳥の湖」より マズルカ、小さな白鳥たちの踊り、情景(P.チャイコフスキー/佐々木幹尚) | ||
元気なマーチなのですが、終始チューバの音が割れてしまっていて魅力が半減してしまいました。もう少し曲間にメリハリや変化があればもっとよかったと思います。自由曲では難しい曲をよく演奏していました。特に「情景」では美しい演奏を聞かせてくれました。Tuttiのサウンドが思ったほどに響いて来ない印象です。 | ||
6 | 東京/東京都 小平市立小平第三中学校 (中村睦郎) ※初出場 | 銀賞 |
2/管弦楽組曲「第六の幸運をもたらす宿」より (M.アーノルド/瀬尾宗利) | ||
全体が何か急いでいるようなマーチでした。テンポではなく表現によるものでしょうか…。また、音の処理やフレーズの受け渡しに雑な印象を受けました。自由曲はスケールの大きい音楽作りで好演。課題曲に比べて伸び伸びした演奏で、小平第三中の実力を十分に発揮できたのではないでしょうか! | ||
7 | 東海/愛知県 名古屋市立萩山中学校 (楫野克彦) ※2年連続3回目 | 銅賞 |
1/バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲より 夜明け、全員の踊り (M.ラヴェル/仲田守) | ||
課題曲は、前奏部分がとても美しい演奏でした。木管と金管のブレンドが素晴らしいですね。 自由曲はよく練習しています。縦の線がきっちりとしていて、心地良く聞けました。欲を言えば、もっと幻想的な雰囲気が欲しいと思いましたが、十分立派なダフニスであったと思います。 | ||
8 | 北海道/函館地区 七飯町立七飯中学校 (高久健一) ※初出場 | 銀賞 |
1/バレエ音楽「中国の不思議な役人」より (B.バルトーク) | ||
鮮やかなブルーのユニフォームがカッコイイですね。非常に大らかで豊かなサウンドでした。音に厚みがあり、それがこの課題曲にはマッチしていました。自由曲では、音楽に勢いがあって聴衆をぐいぐい引き寄せるような感じだったと思います。トロンボーンの掛け合いも実に見事でしたし、初出場とは思えないほど堂々たる演奏でした。 | ||
9 | 東関東/茨城県 ひたちなか市立大島中学校 (大津 誠) ※3年ぶり2回目 | 銀賞 |
3/バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲より 夜明け、全員の踊り (M.ラヴェル/佐藤正人) | ||
安定感のあるマーチ。その重厚なサウンドの頂点に気持ちよく響くピッコロが印象的でした。サックスが艶のある演奏で、この洒落たマーチをより引きたてています。。自由曲は、「夜明け」の雰囲気がうまく表現できていました。各セクションがきちんと交通整理されていて素晴らしかったと思います。個人的な好みにはなるけれど、今日の4つのダフニスの中では一番カッコイイ演奏でした。 | ||
10 | 東北/秋田県 秋田市立山王中学校 (細谷 直) ※3年連続23回目 | 金賞 |
1/組曲「動物の謝肉祭」より 序曲とライオンの行進曲、雌鶏と雄鶏、水族館、化石、終曲 (C.サン・サーンス/後藤洋) |
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マーチは出だしが多少不安気味ではありましたが、骨格のしっかりした実に重厚な演奏でした。自由曲は非常に楽しく、コンクールというよりもコンサートのような雰囲気さえ漂う演奏。コミカルな部分もうまく表現されているし、全体を通しても感銘度の高い演奏だったと思います。昨年の雪辱を果たして、見事12回目の金賞受賞です。おめでとうございます。 | ||
11 | 四国/愛媛県 松山市立南中学校 (柿並陽子) ※3年連続3回目 | 銀賞 |
1/ハンガリー狂詩曲第2番 (F.リスト/淀彰) | ||
前奏部分でピッチが不安定なところがありましたが、全体を通しては若さ溢れるマーチでした。続く自由曲は、豊かなサウンドで始まり、クラリネットのカデンツァもよく吹けていて素晴らしいと思います。木管の細かい部分も練習の成果が発揮され、先生の自在な指揮によくついていました。素敵なハンガリー狂詩曲でしたよ。 | ||
12 | 中国/広島県 海田町立海田中学校 (古土井正巳) ※2年ぶり2回目 | 金賞 |
3/管弦楽の為のジョージバーナードショー的素描「メジャーバーバラ」 (W.ウォルトン/瀬尾宗利) | ||
軽い洒落たマーチなのですが、ちょっと野暮ったく、重い感じのマーチに聞こえました。続く自由曲は華々しいオープニングでカッコ良かったです。音が薄い部分で多少安定感を欠く感じがしましたが、Tuttiの響きは豊かで素晴らしいと思います。イングリッシュ・ホルンのソロと合唱の部分も美しいアンサンブルを聞かせてくれました。初の金賞で、中国代表の19年連続金賞記録更新も担いました。 | ||
13 | 九州/福岡県 須恵町立須恵中学校 (南 光俊) ※2年連続2回目 | 金賞 |
1/吹奏楽のための神話〜天岩屋戸の物語による (大栗裕) | ||
楽器がよく鳴っています。美しく、それでいて力強いマーチでした。自由曲では「神話」独特の雰囲気も上手に表現できていて、どのパートもレベルが高いです。クラリネットのソロ、見事でしたね。久しぶりに神話を生で聞きましたが、本当に素晴らしい演奏でした。前半の志免東中と同様、福岡県バンドとしては初の金賞受賞、おめでとうございます。 | ||
14 | 東海/長野県 長野市立柳町中学校 (山岸 浩) ※2年ぶり13回目 | 銀賞 |
1/歌劇「トスカ」より テ・デウム (G.プッチーニ/鈴木英史) | ||
ピッコロがよく響いており、バンド全体のサウンドを引き締めているようです。 自由曲では冒頭のサウンドがゴージャスでした。こちらでも課題曲同様、ピッコロがよく響いていて素敵な演奏でした。細かい動きがたくさんあるような曲とは違って、「トスカ」のように、「サウンド」や「歌い方」で勝負をする曲は難しいですが、よく吹けていてラストも圧巻。大人顔負けの演奏で、中学の部トリを締めてくれました。 | ||
【後半の部】 金賞5、銀賞6、銅賞3。金賞内訳は、東北1、北陸1、中国2、九州1。中国代表が18年連続金賞の記録を更新。吉江中、山王中、松山南中が3年連続出場で来年お休みになります。 |