第59回全日本吹奏楽コンクール 平成23年10月30日(日) /青森市文化会館 |
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職場・一般 前半の部 |
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1 | 四国 高知県 鏡野吹奏楽団 (指揮/弘田靖明) ※3出休み明け19回目 |
3/「水文」〜吹奏楽のために (中橋愛生) | |
休み明けも貫禄の代表。20回目出場に王手をかけました。自由曲「水文」は前回(09年)出場時の自由曲「星を釣る海」に続く委嘱作品で全国大会初登場。今大会、中橋作品は「科戸の鵲巣(豊中十一中、明浄学院高、山口大)」「谺響する時の峡谷(松戸四中)」「氷結の花(ヤマハ)」 に「水文」と4曲・6団体が全国大会で披露されることになります。これまで金賞1回、銀賞2回、銅賞15回を受賞。92年以降、四国代表は連続で銅賞を取り続けています。 | |
2 | 九州 佐賀県 佐賀市民吹奏楽団 (指揮/南里隆弘) ※2年連続14回目 |
5/ラッキードラゴン 〜第五福竜丸の記憶〜 (福島弘和) | |
「ラッキードラゴン」は今年は支部大会クラスで11団体に演奏され人気が高まってきました。全国大会でも佐賀市民吹の他に玉名女子高、金沢大、泉SWOと合計4団体に演奏されます。アメリカのビキニ環礁水爆実験で被爆してしまった第五福竜丸を題材にした作品です。昨年、九州代表からは職場一般の部門としてブリヂストンが金賞を受賞しましたが、やはり純粋な一般バンドとしての全国金賞団体はいまだありません。これまで銀賞6回、銅賞7回を受賞しています。 | |
3 | 東北 秋田県 秋田吹奏楽団 (指揮/佐藤正人) ※3出休み明け11回目 |
1/交響曲1997「天・地・人」より (譚盾/天野正道) | |
休み明け貫禄の代表。譚盾(タン・ドゥン)は現代中国を代表する作曲家。「交響曲1997天地人」は、1997年7月1日の香港返還の式典のために作曲された作品であり、全国大会初演となります。今回、指揮の佐藤氏は前半の部で3団体(秋田、川越、ソノーレ)を演奏しますが、それぞれどのような色を見せてくれるでしょうか? これまで金賞4回、銀賞5回、銅賞1回を受賞しています。 | |
4 | 西関東 埼玉県 川越奏和奏友会吹奏楽団 (指揮/佐藤正人) ※3年連続12回目 |
5/バレエ音楽「サロメの悲劇」より 海上の魔法、稲妻の踊り、恐怖の踊り (F.シュミット/佐藤正人) | |
初出場から4回連続での3出達成。佐藤正人氏は前半で3団体(秋田、川越、ソノーレ)を指揮されます。「サロメ」はシュミット作品としては「ディオニソスの祭り」「交響曲第2番」に続いて3作品目。1907年に書かれたバレエ音楽で佐藤氏自身の編曲で全国大会初登場です。吹奏楽コンクールで圧倒的な市民権を得ている楽劇サロメ(R.シュトラウス)のようなブームを作れるでしょうか。これまで金賞9回、銀賞2回を受賞。3出を3金で飾れるでしょうか。 | |
5 | 中国 岡山県 倉敷市民吹奏楽団グリーンハーモニー (指揮/佐藤道郎) ※2年ぶり12回目 |
4/交響詩「ローマの噴水」より (O.レスピーギ/木村吉宏) | |
昨年は「女王への忠誠(M.アーノルド)」を取り上げ、支部大会金賞ながらも3出達成を逃しました。今年は雪辱を果たしての代表返り咲きです。前半の部唯一の課題曲4です。「ローマの噴水」は職場一般部門では2005年(ブリヂストン)以来6年ぶりの登場、今回は全楽章からの抜粋版のようですね。銀賞4回、銅賞7回を受賞しています。 | |
6 | 東関東 神奈川県 グラールウインドオーケストラ (指揮/佐川聖二) ※3年連続8回目 |
5/追憶 −Dream fragment− (江原大介) | |
2回目の3出達成です。自由曲「追憶」は同団の委嘱作品で今年7月の同バンドの定期演奏会にて初演されました。全国大会初登場となります。2007〜2010年の4年間は天野作品が続いていましたが、今回は全国大会の自由曲として初登場の江原作品です。江原氏は2009年の課題曲「躍動する魂」の作者です。毎年複数団体を指揮されている佐川氏ですが、今回はグラール1団体のみの出演となります。金賞2回、銀賞5回を受賞しています。 | |
7 | 関西 大阪府 創価学会関西吹奏楽団 (指揮/伊勢敏之) ※3年連続15回目 |
1/コリアン・ダンス (高昌帥) | |
2回目の3出達成おめでとうございます。「コリアン・ダンス」は大阪音楽大学の委嘱作品。2004年に横浜BOによって全国大会初演されて以来7年ぶりの登場です。曲名のとおり「チャンダン(長短)」と呼ばれる韓国の伝統的なリズムの数々を用いられた楽曲で、全3楽章からなります。昨年は惜しくも金賞を逃しましたが、3出を金賞で締めくくれるでしょうか? これまで金賞12回、銀賞2回を受賞しています。 | |
8 | 東海 静岡県 浜松交響吹奏楽団 (指揮/浅田享) ※5年ぶり10回目 |
2/シダス (T.ドス) | |
07年の3出休みの後、支部大会で金賞は取るものの全国代表から縁遠くなっていました。5年ぶりに代表復活で出場回数を10回の大台に乗せました。浜松交響といえば邦人作品(とりわけ天野作品)のイメージが強かったですが、初の外国人作曲家によるオリジナル作品での出場です。「シダス」はラテン語で「星、星座」を意味し、近年コンクールでもよく耳にすることが多くなりました。久しぶりの全国大会を金賞で飾れるでしょうか。これまで金賞5回、銀賞3回、銅賞1回を受賞しています。 | |
9 | 関西 兵庫県 宝塚市吹奏楽団 (指揮/渡辺秀之) ※3年連続6回目 |
1/キメラ 〜ウインドオーケストラのための〜 (高昌帥) | |
初の3出達成となりました。これまでの出場は関西代表の常連3団体(尼崎市吹、大津SB、創価学会関西)のいずれかが3出休みの年に代表に食い込んできましたが、今年は3強の一角を崩しての堂々の代表入りとなりました。自由曲「キメラ」は同楽団による委嘱作品で全国大会初演となります。金賞1回、銀賞2回、銅賞2回を受賞しています。 | |
10 | 北陸 福井県 ソノーレ・ウインドアンサンブル (指揮/佐藤正人) ※2年連続7回目 |
3/バレエ音楽「中国の不思議な役人」より (B.バルトーク/佐藤正人) | |
96・97年に続いて14年ぶりの連続代表です。数年前から佐藤正人氏を音楽監督に迎えていますが、例年、北陸大会と埼玉県大会の日程が重なるため、支部大会では栗田健一氏が指揮をされています。昨年は後半の部で僅差で金賞を逃しました(銀賞トップ)が、今年は上位に食い込めるでしょうか?北陸からは99年(富山ミナミ)以来金賞が出ていません。佐藤氏は前半で3団体を指揮。いまだ同一部門でのトリプル金賞というのは出ていません。 | |
11 | 九州 福岡県 コンフォート・ウィンドアンサンブル (指揮/吉原哲) ※初出場 |
2/ウインドオーケストラのためのマインドスケープ (高昌帥) | |
初出場おめでとうございます。1988年に「北九州ウインドアンサンブル」として結成し、1996年に現バンド名に改称しました。支部大会では05年銀賞、07年金賞、2010年銀賞に続き初の代表を射止めました。「マインドスケープ」は07年の初登場以来、毎年全国で演奏されるようになりましたが、職場一般の部での金賞バンドはまだ出ていません。 | |
12 | 北海道 札幌地区 ウィンドアンサンブル ドゥ・ノール (指揮/仲田守) ※2年連続8回目 |
1/吹奏楽のための典礼風序曲 (野田暉行) | |
毎回斬新な選曲で楽しませてくれるバンド、今年は初の邦人作品での出場となりました。「典礼風序曲」は全国大会初登場です。仲田氏は今年もドゥノールの他に、出雲吹・百萬石WO(共に後半の部)の3団体を指揮します。北海道からの金賞は、ドゥ・ノールによる2003年以降出ていません。これまで金賞1回、銀賞4回、銅賞2回を受賞しています。 | |
13 | 東京 東京都 東京隆生吹奏楽団 (指揮/畠田貴生) ※初出場 |
1/世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」より (C.オルフ/J.クランス) | |
初出場おめでとうございます。2008年のコンクール初参加以降、都大会では08年(銀賞)、09年(金賞)、2010年(金賞)と常に上位の成績を残し、今年はデアクライスブラスオルケスターの連続代表を阻止して初の代表を射止めました。バンドは東海大付属高輪台高校のOBを中心としたバンドであり、指揮者も高輪台を指導している畠田氏です。現役組とアベック金賞なるでしょうか?一般バンドによる「カルミナ」での金賞は94年(伊丹市吹)を最後に出ていません。 | |