ミニネタシリーズ 14

 ぞうきん絞りの指導 【主に低学年・学級活動・掃除】

低学年にとってぞうきんを絞るということはなかなかに難しいこと
です。
絞り方もよく分かっていませんし,力もしっかりと入りません。
そこで,次のように指導します。

・教室に水を入れたバケツを持ち込み,いくつかの方法で絞って見
せます。
(両掌で押さえつけて・両手を揃えて前に突き出して・手首をこね
くり回して等,子供が陥りがちな間違いも含めます)
・それぞれの絞り方が効果的かどうかは,その後のぞうきんを見る
と一目瞭然。両掌で押さえつけたものからは水がしたたり落ちます。
「これじゃ,掃除した床に水が落ちてしまうね。」
・正しい絞り方で力をきちんと入れると,そのぞうきんを振り回し
ても水が飛ばないことを確認します。「みんなも,正しい絞り方で
力を入れて絞るようにしましょう。」

その後,毎日の掃除の際,子供たちに「ぞうきんを絞ったら先生の
ところに持っておいで。絞り方の点数をつけてあげるから。」と言っ
ておきます。
子供たちが持ってきたら,それを教師の力で再度絞ります。最初の
内は結構まだ水が出ます。持っただけでグショグショしている感じ
のものもあります。出る水の量によって,「おっ,結構良く絞れて
いるね。95点。」とか「わあ,すごい出たね。60点。」などと
点数をつけてやります。こんな事を2ヶ月くらい続けると,どの子
もしっかりと絞れるようになります。

           

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