ミニネタシリーズ 22 シャープペン使用 【主に高学年・学級経営・文房具】 シャープペンシルを,授業中使用させていいかどうか,これは子供 たちにも保護者にもよく聞かれることですね。 私は,高学年を担任したら,個別条件付きで認可します。 子供の,手首から先の骨の発達は,大体15才くらいで大人のも のになり,骨も固まります。(NHK「驚異の小宇宙人体・5」に 発達段階別のレントゲン写真があります。)12才を過ぎるあたり でかなり手のひらの指を支える骨も分かれ終わり,力も強くなるよ うですから,平均的には一応12才が一応の目安となると思います。 しかし,その時期までにどの程度の文字数を書いているかにもより ます。私の感覚では,高学年で2000文字程度を正しい鉛筆の持 ち方で一気に書き抜けるようならシャープペンを使っても支障はな いかなと感じています。 これを子供たちにも,そして懇談で保護者にも説明します。そして, 「個別に相談,決定したいと思いますので,お子さんや保護者の方 が使わせたいとご希望でしたら,どうぞ申し出てください。お子さ んからの場合は,保護者の方の賛同もあることを前提とします。」 とあらかじめ言っておきます。 申し出があったら,ストックしてある作文などを子供と一緒に検討 して認可決定をします。 シャープペン使用指導のポイントは, ・個人差があることだから個別の対応とする ・保護者の意向も汲み入れる ・毎日のことだから,とても大切なことであることを伝える ・教師の構えの真剣さ,真摯さを伝える ・科学的な根拠を示すといったところでしょうか。 |