ミニネタシリーズ 27 子の字形 【1年生・国語・漢字指導】 1年生に「子」を書かせると,なかなか形がとれません。 ほとんどの場合,横棒が1画目のフと2画目の亅のつなぎ目のとこ ろを通るように書いてしまいます。 これを意識させるには,成り立ちとからめると効果的です。 「子」は,おくるみにくるまれた赤ちゃんの絵からできました。 上のフが,頭の部分です。下の亅は,おくるみです。だから足がか くれているのですね。さて,では横の棒は何でしょう? そうですね。赤ちゃんの腕なのです。 さあ,それではこの「子」(子供たちが間違いやすい書き方の)を よく見てみましょう。 おや,この赤ちゃんは頭のすぐ下から腕が出ていますね。というこ とは,この赤ちゃん,首から腕が出ちゃっているんですね〜。(笑) やっぱり,腕はもう少し下から出さないとね。おくるみの部分のちょ っと上のところから出すようにしましょう。 こんな押さえをして,何度か練習すると子供たちの「子」は,しっ かりとした形をとれるようになります。 小学校で習う「子」がつく漢字はかなり多いですね。 字・学・孝・季・好・厚・存… 子偏になるともっとあるでしょうか。1年生の時にしっかりと押さ えておくと,一生を通じて正しく書けるでしょう。 |