ミニネタシリーズ 29 先生!間違ってるよ! 【全学年・学級経営・授業中のミス】 板書を間違えてしまったとき,子供たちから「先生!間違っている よ!」と指摘がありました。それへのリアクションで,授業の雰囲 気がグッと楽しくなります。 例えば,「3+6=10」と間違えて,それを指摘された場合は… 【その1】 「おお,間違えていた。ごめんごめん。」と言い,丁寧に「3+6 =8」と直します。子供たちの声がいっそう大きく,「違うってば 〜!」。「えっ,違っていた?ああ,そうだよね。」と,今度は 「3+6=11」…。 「もう,先生わざとでしょ。」「わざと9を外しているんでしょ。」 (注意) 適度なところで切り上げないとダレます。 【その2】 おごそかに「人生,最後までよく見てから騒ぐのじゃ。」と言いな がら「=10−1」と書いて,「最初からこう書こうと思っていた んだよなあ。」などとごまかします。「うそばっかり!」とにぎや かになります。 (注意) 多用すると,「あの先生はいつもごまかす」と言われます。 【その3】 「あっ,みんな知らなかった?今朝の朝刊に,今日から3+6の答 えは10にするって大きく載っていたよ。」 「うそばっかり〜」 「えっ,先生が今までみんなに冗談やウソを言ったことがあるか?」 「うん!」「いっつも!」 「おかしいなあ。どうしてバレたんだろう。じゃ,次…」 (注意) テンポ良くかけあったら,すぐに次に進みます。 【その4】 「あー,本当だ!どうしよう,どうしよう!い,急いで直さなくっ ちゃ!」とあわてふためいて,他の正解を訂正します。 「それは合っているの!」「慌てちゃ駄目だよ!」とアドバイスが 出てきます。「もう,貸して!」などと言って,チョークを持って 訂正してくれる子もいます。 (注意) 訂正してくれた子に,感謝すること。 お粗末でした。 |