ミニネタシリーズ 35 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |☆|『特別な日付の読み方』【中学年以上・国語・漢字】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 一日。何と読みますか? そう,「ついたち」ですね。 一日は「いちにち」と読まずに,「ついたち」と特別な読み方をし ます。どうしてでしょう? それは,一日がその月の始まりの日であることから,「つきたち」 が変化して「ついたち」になったのです。古くは,「朔日」と書き ました。「朔」は「逆」と「月」ですね。これは,月が一周して元 の形に戻ることを意味しています。 また,「たち」は「旅立つ」「思い立つ」のように,始めるという 意味です。 このことから,約30日で月が元に戻るのに合わせて,新しい月が 始まるよ,という日が「つきたち」「ついたち」なのですね。 では,二十日は何と読みますか?「はつか」ですね。 これは「果つ」,つまりもう十分にいっぱいという意味から来てい るという説もあります。20才を「はたち」というのもここから来 ているようです。 では,月の最後の三十日は,何と読みますか? 普通は「さんじゅうにち」ですね。でも,昔は「みそか」と読みま した。今でも,年に1回は読むね。そう,12月の最後の日,「お おみそか」ですね。 おまけ 「三十路」「四十路」は何て読む? 「みそじ」「よそじ」です。 |