フレンドの新たな旅立ち

セラピードッグに認定されました!

10月2日。健康状態の検査結果が出ました。「異常なし」です。ということで,いよいよフレンドはセラピードッグとして認定されました。右の会員証が届き,これから母さんと(長期の休みには父さんも!)一緒に活動することになります。その報告も待っていてくださいね!


セラピードッグ,第1次合格!
9月2日(土),母さんはフレンドを連れて,「セラピードッグ認定試験」を受験しました。これは,北海道ボランティアドッグの会が主催するもので,恵庭で実施されました。主な内容は,
・車の中にいるところへ,他の人が乗り込んできても(自分のテリトリーに入ってきても),吠えたりしないか
・飼い主の「マテ」という命令にどの程度服従できるか
・車椅子で近づいたり,前後から抱きつかれても大丈夫か
など,対人関係を調べるものと,マナーや健康状態を調べるものなどです。
 9日に第1次の結果が届き,めでたく合格しました。人間大好きのフレンドですから,セラピードッグは向いているかも,と早くも親バカな喜びようの母さんと父さんです。もう少し経つと,健康状態の検査結果も出てくるので,それも問題なければいよいよセラピー活動に取り組んでいきます。


まず,感謝申し上げます
 1年と2か月,パピーウォーカーとして盲導犬候補生フレンドを預かり,飼育してきました。家族で犬を飼うこと自体がはじめてのことで,不安もたくさんありました。しかし,盲導犬協会の担当の方々,獣医の吉川先生をはじめ,繁殖犬ウォーカーの河井さん,同じパピー仲間の皆さん,そして近所で犬を飼っている皆さん,全国のパピーウォーカーさんたちの応援に支えられ,何とか7月16日の委託終了式を迎えることができました。多くの方にまず精神的に支えられ,また具体的なアドバイスもたくさんいただき,さらに同じ犬好き,そして盲導犬育成のために同じ志をもっているという仲間意識を感じることができ,世界が大きく広がりました。
 まず,多くの方に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

しかし,結果は…不合格!
 委託終了の日から,いったん盲導犬協会に引き上げ,訓練に入ることが可能かどうかの適性検査に入りました。結果はどうだろうと,やきもきしながら待っていました。毎日,子供たちと「合格だといいね。でも,不合格でも戻ってくるからうれしいよね。」などと話していました。約3週間後に待っていた電話が来ました。
 結果は,不合格でした。理由は,「吠え」。フレンドはとても神経質で,飼育舎に協会の方が入ったり,散歩の途中に猫がいたりすると,つい吠えてしまうのです。気持ちは優しい犬ですので,人や動物を攻撃するようなことはないのですが,目の不自由な方にしてみれば,何に向かって吠えているのかが分からないと不安になるということで,残念ながら不合格になりました。
 さっそく家族会議を開きました。不適格犬の場合,2つの選択肢があります。
・パピーウォーカーの家に引き取る
・協会から,希望する方にお分けする
 我が家では,もう一度パピーウォーカーをしてみたいという願いもありましたので,フレンドをどこかに引き取っていただいて,とも考えたのですが,子供たちが「どうしてもいや!」ということで,フレンドを我が家で引き取ることになりました。
 ちなみに,同じ日に委託終了を迎えたパピー達の合格率は半数以下。なかなかに狭き門です。

これからは,家庭犬です。そして,…
 ということで,連絡をいただいた翌日,協会に引き取りに行きました。私たちを見るとフレンドはとても興奮して,子供たちにじゃれつきました。これからは,我が家で家庭犬として一緒に暮らします。そして,父さんと母さんは,次の目標を「セラピードッグ」と定めました。これは,病院や老人ホームに行って,体の不自由な方やお年寄りと接することで,その方達の心を癒す仕事をする犬です。父さんが,老人ホームに太極拳や健康体操のボランティアに行って知った存在でした。
 9月に,その適性見極めがあります。さて,今度はどうなることでしょう。

フレンド,お帰り!の家族旅行
 フレンドが帰ってきた次の週,家族でニセコに1泊の旅行をしてきました。(合格でも行こうと考えていたのですが。) 

支笏湖で,はじめてフレンドが泳ぐところを見ました。犬かきで,とても上手に泳ぎました。陽が呼ぶと,何度でも飛び込んでいました。 フレンドが本当の家族になってはじめての旅行です。もう,車から降りるたびに大はしゃぎのフレンドでした。

 というわけで,これからもフレンドのがんばりを時々お届けします。よろしかったら,また見てくださいね。

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