遭難対策

このページでは遭難対策/救急法について勉強した資料を公開しています
私たちは雪上訓練時に負傷者役をつくり、雪の上で低体温症患者の処置から搬出までを実際に行ってみました
負傷者1人、救助隊役は5人という設定でしたが、手間取ったり負傷者を放置する時間があったりと
5人もいたにも関わらず、意外と大変で、頭の中で勉強するのと実際では大違いでした
負傷者役に聞いたところ、ポリタンにお湯を入れてわきの下、そけい部にあてがう保温はかなりの効果があるそうです

厳しい山岳地帯において、緊急事態が発生した時、負傷者の症状によっては危険な行いもあります
どのような処置が適切で、何を行ってはいけないのか・・・ここで勉強した事が全てではないと思いますが
万が一の緊急時にはこのページに書かれていることを思い出して何かのヒントになれば・・と、思います

皆さまがこういった事に遭遇しないよう安全登山をお祈り申し上げます

<これらの応急手当は、医療行為ではなく医療機関へ引継ぐまでの状態の悪化防止を目的として行うものとします>

救助訓練 2001年6月に行った救助訓練の資料です
今回は初心者、ロープワークに慣れていない者が半数以上であったため
基本的な事を中心に行いました。
鹿沼救助訓練
低体温症
冬季や山岳地帯の高所では夏季でも気温が低く
エネルギーの消耗により低体温症に陥る機会は多いものです
ここでは活動の源、エネルギーはどのようにしてでき消失してゆくのか
また、低体温症患者の処置方法、この時体内ではどのような
変化がおきているかを勉強しました

熱の産生のメカニズム
体温調節機構
負傷者処置
シュミレーション

実際に事故が起きてしまったら負傷者の処置はどうしたらいいの?
救助訓練時、私たちが実際に行った事のある岩場を
イメージしながら、事故者の処置を考えてみました
ちょっと不自然な設定もあるかもしれませんが・・・お許しを。

事例
谷川2例/滝谷1例

*負傷者処置シュミレーションでは具体的な状景を設定していますが全てフィクションであり登高研でこのような事故の事実はありません*