小杉放菴研究舎|2016年度の記録

2016(平成28)年4月 ▲

お詫び

2016/04/27

 お恥ずかしいことに暫らく更改していなかったもので、パスワードを忘れてしまい、ヤット思い出したので、続けてアップします。

平成28年の放菴忌

2016/04/27

 去る4月16日、今年も「放菴忌」を催行いたしました。

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小杉放菴の墓前にて

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小杉放菴の墓前にて

 9月10日から小杉放菴記念日光美術館において〈しまだともみの世界――絵本の枠を超えて〉展が開催される絵本作家しまだともみさん親子も初めて参列され、美術館の館長をはじめ、会員の方々とともに小杉放菴を偲びました。

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展覧会を鑑賞

 お参り後は美術館に戻り、開催中の〈selection 2016 (前期)小杉放菴〉展を鑑賞。

 そして、恒例の鱒鮨本舗の松花堂弁当を賞味し、日光二荒山神社の前夜祭を楽しみました。

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日光二荒山神社の前夜祭

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日光二荒山神社の前夜祭

天婦羅の老舗「銀座天一」

2016/04/27

 天婦羅の「銀座天一」といえば、いわずと知れた、日本のVIP御用達の老舗です。

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銀座天一

 二階に上がると、ランチであっても約3万円、ディナーともなれば5~6万円は掛かります。

 この「天一」の文字を、小杉放菴が依頼され書いています。

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小杉放菴《天一》

 店内に飾られているので、食事をすれば誰でも見ることができますが、一階で食べられる、いちばん安いランチでも、天丼4500円(税別)です。

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「銀座天一」の天丼

 でも、本社に伺うためには致し方ない支出でしょう。

 食後、斜向かいの本店を訪問し、「銀座百店会」の事務局にお口添えをいただきました。

 すぐさま、事務局に伺うと、「銀座百店会」が発行する『銀座百点』の編集長がお待ちになっていて、小杉放菴記念日光美術館で10月8日から始まる〈小杉小二郎――窓辺物語〉展への後援をお願いすると、「小二郎先生には、『銀座百点』の表紙を15年間も担当いただいたので、どうぞ宜しくお願いします」と御快諾を賜わりました。 そして、「小二郎先生のファンは未だに健在で、『銀座百点』の表紙を切り取って額に入れて飾っています」と教えていただきました。

 であれば、展示が始まると小杉小二郎さんのギャラリートークがあるので、そのときには銀座からバスを出そうかと思い付きました。

 まだ時間が在るので、「銀座百店会」と協議してみようかと考えています。

三代目岩野平三郎(本名:和夫)さん逝去の報

2016/04/27

 小杉放菴の専用画紙「放菴麻紙」を、初代から漉き続けてこられた越前和紙の「岩野平三郎製紙所」三代目岩野平三郎(本名:和夫)氏が1月20日に亡くなられていたことが、福井県立美術館の昨日のFacebookで分かりました。

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三代目岩野平三郎(本名:和夫)さん

 10年ほど前、岩野平三郎製紙所に電話をしたとき、最初に出られた妹さんが暫くの沈黙のあと、「……イヤー、暫らく振りに放菴先生のお名前を伺いました」と電話口でお話しになりました。

 それほど、いままでに誰も電話しなければ伺いもしなかったのです。

 「小杉放菴研究舎で、ぜひ、お伺いしたい」とお願いすると、「どうぞどうぞ、お待ちしています」と御返事をいただき、2007(平成19)年7月に、研修旅行で訪問しました。

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小杉放菴研究舎で岩野平三郎製紙所を訪問

 その後も、岩野平三郎製紙所には、2012(平成24)年の9月から11月にかけて、小杉放菴記念日光美術館で開催された、〈開館15周年記念 越前和紙の魅力 小杉放菴と岩野平三郎〉展のために、何度か足を運びました。

 そのたびにお会いした三代目さんは、正に実直な方で、温厚で優しい語り口からは学ぶものが多くありました。

 謹んで哀悼の意を奉げます。

2016(平成28)年6月 ▲

三代目岩野平三郎さんに御焼香

2016/06/30

 去る5月24日、1月に亡くなられた三代目岩野平三郎さんの霊前に焼香してまいりました。

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四代目となる岩野麻貴子さん

 現在は一人娘の麻貴子さんが、紙漉き・子育て・経営などをこなしながら奮闘されています。

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大瀧神社・岡太神社

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横山大観の筆による社号標

 焼香後、福井市内の福井県立美術館に向かい、〈新収蔵品展 岩野平三郎和紙関係資料 絵絹から画紙へ〉を、学芸員の佐々木美帆さんの御案内で拝見してきました。

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福井県立美術館

 佐々木さんによると、寄贈をいただくために調査に入ったところ、御家族でも把握して いなかった作品が出てきて、総点数がかなりの量になったということでした。

 その後、すぐ近くで先輩が宮司を務める「福井県護国神社」にお参りしましたが、この日は東京への出張で不在でしたので、御子息の禰宜に挨拶して退出しました。

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福井県護国神社

 帰途は、富山市八尾町の古川さんのところに立ち寄り、9月の「越中おわら” 風の盆 “」研修旅行の件で打合せ。

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越中八尾の古川さんと

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普段の越中八尾の諏訪町

 次いで、長野県の飯山市へ向かい、春陽会会員の駒村久彌さんのところへ。

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駒村久彌さんと

 駒村さんは、小杉放菴らの仲間であった画家・岡鹿之助の弟子にあたり、春陽会展(東京・国立新美術館で開催)の出品作品の件で歓談してきました。

小杉放菴の筆による《田舎教師の碑》

2016/06/30

 6月18日に、別件の講演で草加市に行く途中、羽生市の建福寺に立ち寄り、田山花袋の『田舎教師』のモデルになった、小林秀三先生の墓の隣りに建つ、小杉放菴の筆による「田舎教師の碑」を撮影してきました。

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小杉放菴の筆による《田舎教師の碑》

 以前にも撮影しましたが、そのときはフィルム撮影でしたので、今回はデジカメで撮り直しました。

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田舎教師のモデル・小林秀三先生の墓

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「史跡田舎教師の墓」について

2016(平成28)年8月 ▲

第25回研修旅行のお知らせ

2016/08/15

 来たる9月3日、4日に、恒例の「風の盆」研修旅行を実施します。

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越中おわら”風の盆”

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越中おわら”風の盆”

 未だ、バスの座席に余裕がありますので、参加を御希望の方はお早めにお申し込みください。

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越中八尾の街中

2017(平成29)年1月 ▲

ミュージアム 干支コレクション アワード 2017 鶏

2017/01/13

 インターネットミュージアムで開催されている「ミュージアム 干支コレクション アワード 2017 鶏」に、小杉放菴記念日光美術館が所蔵している《母子》がエントリーしています。

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小杉放菴による《母子》

  投票いただけましたら、幸いに存じます。

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2017(平成29)年3月 ▲

放菴忌のお知らせ

2017/03/29

 来たる4月16日(日曜日)は、小杉放菴の祥月命日ですので、小杉放菴研究舎では、霧降の丸美にある小杉放菴の墓地にお参りします。

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小杉放菴の墓

 集合は、小杉放菴記念日光美術館に午前10時です。

 万障お差し繰り合わせの上、御参集願います。

 墓参後、〈開館20周年記念 小杉放菴コレクション名品撰〉を鑑賞し、お馴染みの日光鱒鮨本舗の「松花堂弁当」で昼食にしたいと思います。

 例年どおり、弁当代は1000円ですので、年会費2000円とともに御持参を願います。

ニューデザインのユニフォームの予約を開始しました。

2017/03/30

 このたび、剪画作家の菅谷茂氏から、ユニフォームのニューデザインが届きました。

 鏡町の浴衣「雲」をテーマにしたデザインです。

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ニューデザイン

 申込用紙は決算報告とともにお送りしますが、PDFをプリントしてお送りくだされても結構です。

 価格は2500円(税込)で、申し込みの締め切りは5月31日です。

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小杉放菴研究舎

〒321-1412
日光市東和町2-10
TEL.0288-54-3600
FAX.0288-54-3432
主宰  柳原一興

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