小杉放菴研究舎|2021年度の記録

2021(令和3)年4月 ▲

放菴忌について

2021/04/15

 今年の「放菴忌」も残念ながら、昨年と同様、新型コロナウイルス感染症の影響で、会員の皆さんには参加いただけない旨の御案内をいたす次第となりました。

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小杉家の墓所

 明日16日(金曜日)には、美術館の職員と私がお参りしてきますので、御自宅から小杉放菴を偲んでいただけたら幸いです。

 お墓の掃き掃除は、先日12日(月曜日)に行ないました。

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小杉放菴の墓

 コロナ禍は第4波に入ったそうですので、皆さま、くれぐれも御身御自愛ください。

 また、今年の「風の盆」は、現在のところ、開催予定だそうですので、近くなりましたら、確認の上、御案内いたします。

 ただし、バスは大型を使っても25人までしか乗車できませんので、旅行会費は例年より高くなることを御承知ください。

 4月18日(日)は、故・古川克己さんの四十九日忌に当たるので、香を手向け、墓参をしてまいります。

 此方も、八尾町に向かい、偲んでいただければ、ありがたく存じます。

古川氏七七忌

2021/04/30

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古川克己さんを偲んで

 去る4月18日は、「風の盆」の研修でたいへんお世話になった「鏡町おわら保存会」の古川克己さん(越中八尾おわら保存会副会長)が亡くなられて四十九日忌に当たるので、仏前と墓前に香を手向けて来ました。

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古川克己さんの仏前で

 思い返せば1月6日、富山県に大雪との報道があり、大雪見舞いの電話を入れると、か細い声で受け答えされていたので、「どうしたんです!調子悪いんですか?」と聞いたら「末期の胃癌なんですが、コロナ禍で手術が出来ないんで、自宅療養しているんです。」との答え……

 なんと言って励ましたらいいのか考えて居たら、「頑張ります‼」と返って来ました。

 早速、手紙を認めて、病気平癒の御守と御見舞金を送ったところ、「お見舞いありがとうございました(^O^)」と元気な声で電話がありました。

 その後、奥さまから伺ったところによると、この御守と手紙を壁に貼って、見舞いに来た人に自慢されていたそうです。

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古川克己さんを偲んで

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古川克己さんを偲んで

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古川克己さんを偲んで

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古川克己さんを世話人として建立された歌碑

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越中八尾の街並み

 4月18日は台風のような天候だったので、仏前に焼香したあとは、鏡町の大御所さんたちのところに御挨拶しただけで、翌日、奥さまと一緒に墓参いたしました。

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古川克己さんの墓前で

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古川克己さんを偲んで

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越中八尾の街並みを望む

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「おわら名歌碑」(小杉放菴「八尾四季」)

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越中八尾の自然

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越中八尾・聞名寺の境内

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井田川越しに越中八尾の街並みを望む

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「おわら名歌碑」(小杉放菴「八尾四季」)

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「おわら名歌碑」(小杉放菴「八尾四季」)

 古川さんの息子さんや大御所さんたちとの会話では、いまのところ、今年の「風の盆」は開催する予定だが、肝心の練習が全く出来ていないし、「編み笠を被り、マスクして踊りは出来ない」とのことで、「中止せざるを得ないだろう」ともおっしゃっていました。

 よって、以前にもお知らせしましたが、新型コロナウィルス感染症の流行が終息に向かうまでの当分の間、小杉放菴研究舎の活動は「休止」といたしますので、会費は請求いたしません。

 しかし、なにか状況に変化があれば、この「お知らせ」で掲載しますので、ときどきは御覧いただきたく、よろしくお願い申し上げます。

2021(令和3)年7月 ▲

「白岩」種差海岸

2021/07/09

 去る6月14日から16日まで、南三陸町から三陸海岸を縦断し、八戸市にある種差海岸の「白岩」を撮影してきました。

 「白岩」は小杉放菴が『日本の十和田湖 青森の山水』の口絵に、「鵜嶋明神」として描いています。

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「白岩」の遠景

 岩全体がウミウの糞で真っ白くなっていますが、この日に居たのは、ウミネコのようでした。

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「白岩」の近景

 その後、5月に新社殿が竣工したばかりの蕪嶋神社に参拝し、野澤宮司さんと久しく歓談しました。

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蕪嶋神社の新社殿

2021(令和3)年10月 ▲

山神社例祭!

2021/10/09

 昨日は、小杉放菴記念日光美術館へのアプローチに鎮座する「山神社」の例祭でした。

 妙高山麓にある旧・安明荘跡に遺されていた邸内社を、太平洋セメント株式会社から御寄贈いただいて18年になります。

 毎年、御鎮座された10月8日(小杉放菴記念日光美術館の開館記念日でもあります)を例祭日として、神饌を供えてお参りしています。

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山神社にお供え

 この石祠は、小杉放菴と、その次男である二郎さんが鑿を入れた、唯一の彫り物といえるでしょう。

 石祠の手前には、小杉放菴が毎日、妙高山を眺めるために「高石」に上り、そこで座していた「腰かけ石」も据えてあります。

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小杉放菴研究舎

〒321-1412
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主宰  柳原一興

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