9月11日(火曜日)
農村地帯をわがまま移動(1-2)
バローロ村・観光
中編 (バローロ城) |
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小さな村のこと、簡単なマップさえ手に入らなかったので、パーキングから上方に見えた城を目指して歩きます。左は村の入口にあったレストラン。
昨日、訪れたチェルボと違って、現代に生きているといった感のある田舎の村の佇まい。入り組んだ細い坂道をちょっと上ると、ほどなく城の脇に出ます。
平坦な地形の中でほんのちょっと盛り上がった丘。
バローロ城(Castello dei Marchesi Falletti di Barolo)は、そんなカワイイ丘の一番高いところにありました。
この地方には他にもいくつか、こうした小さな城が点在しています。
城内は農民の生活文化博物館になっている
そうです。開館は10:00-12:30,と
15:00-18:30(木曜&1月=休)。
まだ午前の開館時間のはずなんだけど、受付
の女性に「今は見学できない」と言われてしまいました。
でも、ここで行きたかったのは地下にあるバローロの地区エノテカ(Enoteca Regionale del Barolo)。なぜかこちらはラッキーにも火曜定休という事前情報に反して開いていました。
バローロ・ワインが各種揃っているのは当然として、バローロと同じクーネオ県の他地域で造られたものもかなり豊富に置いてあるようです。その品揃えに圧倒され、ドレを買って良いのやらと混乱状態に陥ってしまった(笑)。結局、ここではテイスティングだけすることに・・・。
試飲できるのは4種類で、1杯4,000リラ。複数を飲めるセット料金もあったのですが、係りの女性の「二人で違った種類を1杯ずつ選んで交換すれば?」というアドバイスに従います。4種類の説明を聞き、「典型的なのは重いほうでしょ?」と言って選んだのは
重厚な "Barolo Bussia Vendemmia 1997" と中間の "Paderi Luigi
Einaudi 1997" でした。
売場とは別コーナーにあるテーブル席で、昔の写真や展示されている古いワインを眺めながら飲むことが出来ます。うふふ・・・どちらも美味しい♪ でもワインだけでいただくなら、やっぱり重厚な方が好みかな。
ここで珍しく日本人のご一家にお会いしました。トリノからの日帰りドライブ、ワイン
関係のお仕事なので仕入れがてら観光もされているのだとか。羨ましいなあぁ〜!!!
「単なる観光客です」という私たちにかなり驚いていらしたご様子(^^ゞ。
小さな広場を挟んで城の向かい側は教会です。
まずはランチを済ませ、そのあとで村を散策してみましょう。